建築紛争を防ぐために

最終更新日:2023年10月1日

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建築紛争の当事者になったら

建物ができるまでの流れや建築主との話し合いの進め方、よくあるQ&Aなどを掲載しています。

建築主の方へお願い

建築紛争を防ぐための注意事項などを掲載しています。

建築主の責務

神戸市では、住環境の保全と育成を図ることを目的として「神戸市民の住環境等をまもりそだてる条例」を定め、神戸市内において建築工事を行おうとする建築主等に対して、基本的責務などを規定しています。

第4条(建築主等の基本的責務)

建築主等は、その事業活動を行うに当たって、地域の特性及び近隣の住環境等に配慮することにより、健全で快適な住環境等を保全し、及び育成するため、自らの責任及び負担において、必要な措置を講ずる責務を有する。

第6条(適切な措置)

建築主等は、建築若しくは建築物の設計又は建築物の工事の施工若しくは監理(以下「建築等」という。)をしようとする場合においては、当該建築物の居住者等が利用する自動車及び自転車その他の二輪車のための駐車施設の需要、近隣の建築物の日照への影響その他当該建築物の用途、規模等が近隣の住環境に及ぼす影響を把握することにより、これらに対して適切な措置を講ずるように努めなければならない。

第7条(工事の着手に当たっての措置)

建築主等は、建築物に関する工事に着手するに当たっては、当該工事によって生ずる騒音、振動等の防止策、当該工事用車両に係る交通安全対策その他の必要な事項を内容とする協定を締結し、又はその他の必要な措置を講ずることにより、当該建築物の近隣の住環境の保全に努めなければならない。

近隣住民への説明

①できるだけ早い時期に

指定建築物制度は、近隣住民の方々が建築計画について全く知らない間に着工されることのないように、事前に建築計画の周知を図り、話し合いのきっかけをつくることを目的としています。
事前の説明は、できるだけ早い時期に行ってください。

②説明を行う範囲

市が定めている「説明範囲」等は、届出を受理するにあたっての必要な最低限の要件です。近隣の住環境への影響がある住民に、広く説明するよう努めてください。(詳しくは、「指定建築物建築届の手引き」を参照)

近年は、条例では説明義務のない小規模な建築計画でも、神戸市に相談が寄せられています。戸建住宅等の小規模な計画であっても、事前の説明を積極的に行ってください。

③丁寧で分かりやすい説明を

建築計画の説明を受けることは、ほとんどの住民にとって初めての経験で、建築に関する専門知識を持つ方は多くありません。
説明を受ける相手の立場に立って、丁寧で分かりやすい説明を心掛けてください。

工事着手前に工事協定の締結を

建築物の施工にあたっても、工事による騒音や振動の防止、工事車両の通行の安全確保等について適切な対策を講じるとともに、近隣の方々と工事協定を締結するよう努めてください。

理解を得るための努力を

建築主として、建築基準法等の法令に適合しているという立場からの話し合いだけでは住民に理解してもらえません。
法令等に基づくルールを遵守していただくのはもちろんですが、円滑に事業を進めるためにも、要望項目については可能な限り検討してください。
対応が難しい場合でもその理由等を丁寧に説明するなど、建築主として理解を得るための努力をするよう心掛けてください。

お問合せ先

建築住宅局建築指導部建築調整課

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