ホーム > 市政情報 > 市長の部屋へようこそ > 市長会見 > 定例会見2026年10月7日
最終更新日:2026年10月13日
ページID:86832
ここから本文です。
司会:
それでは、ただいまより10月1回目の定例会見を始めたいと思います。
市長、よろしくお願いいたします。
久元市長:
よろしくお願いいたします。
今日、お話を申し上げたい案件は、こども・若者ケアラー支援と神戸駅前広場の状況の2件ですけれども、その前にベルトコンベア跡地の利活用につきまして、少しコメントをさせていただきます。既に報じられているところで、今日も報道されているところですけれども、神戸のベルトコンベア跡地に三井不動産株式会社がデータセンターをつくっていただくということになりました。この地下のベルトコンベアは、かつて神戸市が「山、海へ行く」開発行政を展開した重要な地下インフラ資産です。これは開発が終了いたしまして、長年使われなくなっております。私も、神戸市役所で働き始めまして間もないところにこれを見に行きまして、その規模の大きさ、スケール、それから真夏にも行きましたけれども、大変涼しいということで、これを何とか有効に利活用できないか、庁内でも様々に議論を重ねてきました。
一時期は市内のメーカーが実験施設として使われたこともありまして、また、映画のロケ地としても、これも映画のロケが複数回行われましたけれども、なかなか本格利用には至らなかったわけです。あと、昨年2025年度に都市局がサウンディング調査を行いましたところ、データセンターの活用可能性も含めて、長期利用の可能性があるということが分かりました。そこで、今年度、2026年度に利用条件付の公募を行ったところ、今回報道されているように、三井不動産株式会社を中心とするグループが応札をしていただきました。
データセンターは、このAIの利活用を支えるという意味で、非常に社会的ニーズが高い施設です。同時に、地上に建設される場合には、騒音ですとか景観ですとか、周囲の環境、周辺環境に与える影響に対する懸念の声もあるわけです。そういう中で、この地下奥深くにこのデータセンターが整備されるということは、このデータセンターのような、社会的ニーズの高い施設が周りの環境への影響をほとんど及ぼさないという形で整備されることになる。そして、神戸市としては長年これが使われてこなかった資産の有効活用につながるということで、これは大変ありがたいことだというふうに感じております。今回はまだ使える地下のベルトコンベア跡地の一部ですので、残りの部分につきましても有効活用の取組ということを進めていきたいというふうに考えております。
それでは、最初の神戸市こども・若者ケアラー支援の5年間ということで、現在の状況を少しお話しさせていただきます。全体的に今、全国的にも、特に最近、ヤングケアラーへの支援ということについて改めて関心が集まっております。神戸市は、少し振り返れば、2019年の12月(正しくは10月)に、市内に住む当時20歳代の女性が90歳代のおばあさんの介護負担から殺害に至るという大変痛ましい事件が発生をいたしました。この女性に対しては、翌年の2020年の9月に懲役3年、執行猶予5年の判決が出されたわけです。神戸市は、この問題はやはり神戸市としても真剣に取り組まなければいけないのではないかということで、その2か月後に庁内にプロジェクトチームを立ち上げまして、各方面からの質問、様々な御意見を伺い、そして支援の在り方を検討いたしました。そこで様々に議論をした結果、2021年の6月に神戸市こども・若者ケアラー相談・支援窓口を設置いたしました。
そのときの問題意識としては、このヤングケアラーと言われた人たちは、御自身から声を上げることが大変少ないということです。なかなか声が上げられない。あるいは、自分が置かれている状況について、これは当然のことだというふうに思っておられる方がかなり多いということで、やはりこの方々への支援につなげていくためには、そういう方々が存在するということは、別の観点から、例えば区役所の生活支援の窓口ですとか、あるいは学校の担任の先生ですとか、部活をやっていることは非常に少ないようですけれども、学校の関係者、あるいはアルバイト先の店長とか、そういう人たちが気づいて、関係するところに相談するけれども、しかし、ヤングケアラーという問題意識がないので、なかなかそこから先に行かない。そうすると、やはり神戸市役所の中の複数の関係機関がしっかり連携をして、そういうシグナルを受け止めて支援につなげていくという取組が必要ではないか。そういう問題意識の下に、2021年の6月に神戸市こども・若者ケアラー相談・支援窓口を設置いたしました。ヤングケアラーという言葉を使わなかったのは、このきっかけになった事件、これが20歳代の方であったということです。18歳未満の中学生、高校生だけではなくて、20歳代の方もやはりそういう状況に追い込まれると。そういう方々も対象にしたいということで、こういう名前にしたということです。
そしてもう1つは、相談窓口をつくるとともに、やはり早期発見につなげていくためには、身近にそういうヤングケアラーと呼ばれる人たちがいるということ、その理解を深めていくということが必要ではないかということで、理解の促進の取組を行いました。やはり当事者は様々なこういう精神的なプレッシャーを感じていますから、そういう気分を、そういう気持ちを吐き出すことができるような、交流の場というものをつくれないかということで、「ふぅのひろば」というような場所を開設いたしました。
神戸市こども・若者ケアラー相談・支援窓口は、神戸市総合福祉センターに設置をしておりまして、平日の9時から17時まで相談に乗っております。来所相談、あるいは電話、eメールでの相談に乗っておりまして、職員体制は課長以下5名というところになっております。
その後、2022年からは、これはホームヘルパーを派遣する、こどもケアラー、18歳未満のケアラーがいる家庭に対してホームヘルパーを派遣するということと、それから、配食の支援をする、家族の人数分の冷凍弁当を配達するということで、家事負担を軽減するとともに、こういうケアラー支援を受け入れていただくためのきっかけづくりにするということで、これは直接弁当をお届けするという取組を行っております。
一方、民間企業の中でもこういう取組に理解をしていただくところも出てきておりまして、チャーム・ケア・コーポレーションさんは、こういうケアラーの方も就労が可能な柔軟な働き方が可能な就労訓練支援を行っていただいておりますし、そういう御本人あるいは家族の方が一息つけることができるようなレスパイト支援ということも行っていただいていたり、奨学金を支給すると、これは、奨学金を受けられた方はこの会社に勤めた場合に返済を免除(代理返還)するというものですけれども、こういう取組をしたり、あるいは日本イーライリリーさん、神戸に本社がある外資系企業ですけれども、ケアラーへの理解促進イベントなどを行っていただいております。
さて、2021年6月から5年余りたったわけですけれども、相談が285件、実相談はもっと多いんですけれども、しかし、これは対象外の方もいらっしゃいますので、対象となるような相談285件のうち、大体これは想定どおりかと思いますけれども、圧倒的に関係機関・関係者からの相談が多い。神戸市内、市役所の中の職員も含めて、そういう関係者からの支援が8割弱ということになっていると。「家族」は13%、「本人」は8%ということになっています。ですから、そういう気づいた方がケアラー相談窓口に相談をして支援につなげていくという、そういう経過をたどっているケースが多いということですね。
これまでの状況では、今相談を受けて支援を継続しているものが93件、終結しているもの、これは例えば介護などをしていた当事者が施設に入所してその必要がなくなったとか、あるいは福祉サービス、介護のサービスなどにつなげることができて本格的な支援が開始したということ、あるいはほかの関係機関が見守りを開始することができたというようなもの、これが終結の事案、市外に転出された方もあります。まだ引き続き継続している案件が93件ですね。
これまで支援につながったケースを少し事例として説明をさせていただきますと、左の方は、親御さんの代わりに家事を担っておられる高校生、これはもう支援に非常に親御さんが消極的で、食事などを準備しなければいけなかったということ。これは配食に対する申し出があったということで支援が始まったということで、高校生が食事の準備をしなくてもよいようになったということをきっかけに、ホームヘルパーの派遣も利用することができるようになり、家事負担が軽減することができたというケースです。
また、病気の親御さんを抱える中学生は、病院の受診に非常に消極的で、この中学生自身も進学に対する不安があったわけですけれども、支援窓口に相談をしていただいて、職員が病院に同行をするということで、親御さんの通院が開始をされ、また、支援が入ることによって、高校進学の際に必要な手続も職員が支援をする、関係者が支援をする、あるいは奨学金を申請するということで、無事に第1志望の高校に入学することができたというケースです。
3番目は、認知症の親御さんのケアをしている若者ですね。20代かと思いますけれども、この方は、介護サービスを受けているけれども、デイサービスを非常に抵抗されているということで、そのためになかなか外出ができなかった。ですから、就労する経験がなかったということですけれども、ケアマネジャーと連携をして、デイサービスについても丁寧に説明をして、利用することができた。そうすると、本人、ケアをしている若者も外出することができるようになって、民間企業と連携をした就労訓練も受けられるようになっているというのが現在の状況です。
それから、要介護状態のおじいさんのケアをされていた方については、これは相談をしていただくことによりまして、福祉事務所に来ていただいて、これは職員が同行して、福祉事務所でいろいろと相談に乗り、ふぅのひろばにも参加をするようになって、孤独感を少しずつ今解消していっている、こういうようなケースを少し紹介させていただきました。
今後の取組としましては、これもともと5年前に開設したときには、当事者がなかなか声を上げられないということ、これはもう十分認識をしていたわけですけれども、そうは言いましても、やはりそういう声が上がってくるということは可能性としてないわけではありませんので、改めて神戸市として、小学生、中学生に対してアンケートを行いたいと考えています。市内に通学する小学校5年生から中学3年生まで、御覧いただいている期間、10月、11月について、学校を通じた調査をしたいというふうに考えておりまして、そのアンケートの結果を見まして、ケアラーへの支援の在り方ということ、より充実させる必要があるかどうかということも含めて検討したいというふうに考えております。
1点目は以上のようなことですけれども、神戸駅前広場、神戸駅前のリニューアルを進めておりますので、少し時間がたちましたので、現況を御説明申し上げたいと思います。
今、神戸の都心は大きく変わりつつあります。三宮の駅前はおかげさまで計画どおり、順調に工事が進んでおりまして、今、ちょうど工事が最盛期を迎えているという状況です。バスターミナルが入る雲井通5丁目については、何回か御説明しておりますように、2027年、来年の12月に完成をするという見込みは変わっておりません。JR西日本さんの駅前のビルの工事がこれからいよいよ、この建築工事にも入っていくというような段階で、市役所の2号館につきましても、ほぼ予定どおり進められるのではないかと思います。
ウォーターフロントにつきましても、非常に大きく変わってきております。元町の周辺エリアについても、今、JR西日本さんと一緒に検討ワークショップなどを行って、これから構想をつくろうという段階です。
神戸駅周辺エリアは、これは2021年に基本計画をつくりました。その後の状況につきまして、説明を申し上げる機会がなかったので、改めて今日、御説明をしたいと思いますけれども、2021年に策定をいたしました神戸駅前広場再整備基本計画は、これは4つのコンセプトでできています。これは、1つは高質で風格のある景観の整備ということですね。神戸駅が開業したのは1874年、神戸港が開港した6年後です。西日本で初めて神戸と大阪との間で鉄道が走りました。現在の神戸駅舎は3代目で、1930年にオープンをいたしました。もう間もなく100年になるという、非常に歴史的な建造物です。もちろん今も有効に機能しているわけですけれども、非常にクラシックな雰囲気の駅舎で、それと調和した形での、高質で風格のある景観整備をしたいということが1つ。
それから、安全・安心な交通機能の整備ですよね。駅前ですけれども、同時にたくさんの方々が利用されるということで、特に自転車が放置されている、非常に乱雑な状況があるということが問題になっておりますので、そういうような結節点としての交通機能をしっかりと確保していくということです。
それから、この神戸市の都心全体の活性化の大きなキーワードは回遊性です。神戸駅についても、周辺地域への回遊性を確保する、そういう回遊拠点としての役割を持たせたいということと、あとはやっぱりヒューマンが、人間中心の広場の管理運営をしていきたいということです。
もう2021年の計画をつくったわけですけれども、これを平面図で御覧をいただきますと、神戸駅の、これ上が神戸駅の北側ですね。神戸駅の北側に高質な広場を整備するということと、それから今の屋根が、これが築、もう半世紀近くもたって、相当老朽化しているということと、それからやはり、駅前のバスのロータリーの規模が、発着しているバスのダイヤから考えたときにはちょっと規模が過大だということで、これを縮小して屋根を西側のほうに寄せる、(現在の屋根の位置に)新たな大屋根を造るということ、これが重要なコンセプトです。そして、放置されていた、乱雑に置かれていた自転車をすっきりと格納する地下タワー駐輪場を造るということ。そして、先ほど申し上げたような大屋根の整備などによって、湊川神社との間の見通しをよくするというようなことで、北側については整備をすると。南側については、これも回遊性ということ、利便性を高めるということで、ポートループが今、三宮からこのウォーターフロントを運行しておりますけれども、これを神戸駅に乗り入れることといたしまして、南側のロータリーは既に整備をして、ポートループは神戸駅に乗り入れております。あわせて、南側のD51があるわけですけれども、この前のところを広場化するという、そういう計画が、これらが再整備の全体像ですね。
そこで、この駐輪場につきましては、この6月に地下タワー式の駐輪場ですね。これが兵庫駅側にオープンをいたしました。これは収容数が、収容台数684台で、順次定期券を契約されている方を優先的にここに入っていただいて、利用していただいて、今大体550台が利用していただいております。年内に満車になるという予定です。そしてさらにもう1か所、元町駅側のほうに2基の地下タワー駐輪場を整備いたしまして、この地下の平面式の駐輪場と合わせて、整備前は約1,000台の駐輪場の台数を、整備完了後は1,700台に大幅に拡大をするということで、この駅前の駐輪場をすっきりとした形にいたします。
先ほど申し上げました大屋根のデザインですけれども、これが、これも基本設計の段階でしたっけ、基本設計の設計段階ですけれども、基本設計でこういうイメージの大屋根にするというようなイメージのものが出来上がりました。湊川神社、そして神戸駅の駅舎と調和の取れたデザインにいたします。湊川神社との間で、見通しが非常に、今は大きな屋根に遮られて見えないわけですけれども、これによって見通しがよくなるということになります。一種の、湊川神社への参道そのものではないわけですけれども、参道をイメージしたようなしつらえにしたいと考えております。
先ほど御覧いただきました神戸駅の南側にはこのD51がありまして、これは数年前に神戸市がライトアップをいたしました。これは、夜に行きましたら、非常に暗く、沈んでいるイメージだったので、ライトアップしたほうがいいのではないかというふうに提案をいたしましてライトアップをしたわけですけれども、駅前、この北側の道路、これは道路なんですけれども、ほとんど車の通行はありませんと言ったら言い過ぎかもしれませんが、非常にあまり利用されていない車道なんですね。これを歩行者専用化といたしまして、このD51と一体となった広場空間にしていきたいというふうに考えております。内容はこれから行いますけれども、社会実験を2年前にやりましたけど、人工芝を敷いて、いろんな方に来ていただいたイベントをしましたし、それから、今年は11日に「D51 芝生 de ピクニック」というようなイベントをして、それから、10月31日には「ハロウィン祭」もしたいと考えておりまして、このようなイベントを行いながら、このD51前の広場の再整備のイメージ、これを固めていきたいと考えております。
こういう形で、神戸駅の駅前広場、少しまだ完全に完成するまでには時間がかかりますけれども、完成するまで一切供用しないということではなく、できたものから順次供用をしていって、神戸駅前についてもよりよい形で、市民、そして来街者の方に親しんでいただけるような公共空間として形成をしていきたいと考えております。
私からは以上です。
記者:
こども・若者ケアラー支援についてお伺いいたします。
神戸市としては、全国的に先進的な取組だと思われますけども、先駆けて取り組んできたからこそ見えている課題であるとか、例えば相談件数がなかなか伸びないであるとか、ほかにも支援の連携の在り方であるとか、何か見えてきたものというのをもう少し教えていただいてよろしいでしょうか。
久元市長:
相談件数が伸びていないとまでは考えてはおりません。もともとこれは、本当にこれを開設しても相談が果たして寄せられるのかどうかというような一種の試行錯誤として始めたわけです。ただ、想定していたとおりの事象が起きているなというふうに思っております。先ほど申し上げましたように、相談件数の「本人」は8%しかないんですよね。ですから、気づいた方が神戸市の相談窓口に相談していただけるという、これは想定どおりになったというふうに思います。新たに見えてきた課題というのは、やはりこれは一つ一つの事例を積み重ねてきましたので、そういう課長以下の職員が一つ一つの事例を積み重ねて、そして支援につなげていくという、そういう試行錯誤をやってきたということだというふうに思っております。
ただ、こういうふうに行ってきましたけれども、やはり埋もれているケースということですね。支援につながってこないケース、なかなか声が上げられにくい状況というのはそんなに変わっていないというふうに思います。いかにこの相談窓口につなげていっていただくか。そして、先ほど2番目にも申し上げましたけれども、いろんなところに、この先ほどの2番目の関係者の理解ですね。学校あるいは福祉関係の方々、介護に携わっておられる方々に、こういう相談窓口に、何か気がついたことがあったら、もしそれはそうでないかもしれないけれども、ぜひ相談してほしいという、そういう、この相談窓口の存在と、神戸市がこういう支援をしている、配食やホームヘルパーの派遣、そういうことをぜひ知っていただく努力ということをしていかなければいけないということがこの5年間やってきた1つの収穫であったのかなというふうに感じております。
記者:
分かりました。それに関して、今まだまだ埋もれているケースがあるということでしたけれども、これは、例えば神戸市だけではなくて、全国的に広げていくためにも、例えば国であったりとか県であったりとか、要望したいことであるとか、何か連携もしくは社会に何か呼びかけたいことというのがありましたら伺ってよろしいでしょうか。
久元市長:
国のほうは、これは法律もできまして、国としての施策展開をしていただいています。そして、神戸市は結構早い取組ではあったわけですけれども、全国の自治体でもこういう取組が広がってきているというふうに思いますので、今の段階で神戸市として国に対して何か要望をするということはありません。これはやっぱり市民に身近な基礎自治体が中心になってやっていくということが大事ではないかというふうに思いますので、私どもは積み重ねてきた知見あるいは経験というものを生かして、これを着実に積み重ねていきたいというふうに考えています。
記者:
分かりました。あと、最後に1点、確認、これは確認だけですけど、実態調査をされるということでしたけども、これは今年初めてされるんでしょうか。
職員:
昨年度は、広聴のこども意見募集というので、無記名で小学校4年生から6年生を、簡単なアンケートはしたんですけども、本格的に実態調査を行うというのは今年度が初めてという予定でございます。
記者:
同じくヤングケアラーについて伺いたいんですけれども、今回のアンケートを実施するきっかけのようなものはありますでしょうか。
職員:
昨年度、簡単な無記名の調査をしたんですけれども、やはりまだまだ、ヤングケアラーのことを子供たちが知っていないということ、それと、実際に埋もれている子供たちをいかに我々が気づいていくのかということで、今回は、任意なんですが記名式という形で実施をすると。これは、国のほうもそういう形でアンケート調査、実態調査をするようにということがございますので、今年度は兵庫県が高校生を、県下全域でやっているということに歩調を合わせて、神戸市は小学生と中学生を行うというような形で調査をさせていただきます。これからです。
記者:
もう1点が、今回のアンケート調査で、一部重複しますけれども、期待する効果について教えてください。
職員:
やはり子供たちに、自分がしていることが、しんどい気持ちを相談してもいいんだよと。我慢することなく、外に、誰か信頼できる大人とか、周りに話をしてもいいんだよということに気づいてほしいという、そういうことを、多分、少しでもそういう効果が出るのではないかなというふうに期待をしております。
記者:
分かりました。最後に1点、このアンケートのグラフの「関係機関・関係者」79%のところなんですけども、言える範囲で、どんな方からの相談だったかというのは、教えていただけますでしょうか。
職員:
関係機関でしたら区役所の方で、生活保護のケースワーカーであったり、高齢部分であればケアマネジャー、また、障害の計画相談というふうに、家庭訪問がされている福祉関係者という方が多い。学校からも、スクールソーシャルワーカーというふうに相談をいただいていますので、この方々が多いという形でございます。
記者:
データセンターについてお聞きします。
先ほどお話にもありましたけど、長年使われてこなかった遊休資産が、時代が変わってニーズが生まれて、大変ありがたいというお話しありましたけれども、神戸市にとっては、税収とかにつながろうかなという気はするんですが、地域に何かもたらす効果とか、そういったものは何か考えられるんでしょうか。
久元市長:
これは閉鎖区間ですから、その周辺地域に何か効果があるというわけではありません。神戸市の効果としては、長年使われていなかった巨大な遊休空間が有効利用されるということで、それから一定の賃料も入ってくるということが大きいですね。それから何よりも、このデータセンターというのはさっきも申し上げましたけど社会的ニーズが高いので、これが、周りへの影響がほとんどない環境で整備されるということ、これは神戸市にとってというよりも、こういう取組ができるということが各方面に認識をされると、なかなか、全国にどれぐらいのものがあるかは分かりませんが、そういう地下空間の利用にもつながっていくと。これは海外でも、データセンターの立地に対する、アメリカなんかでも相当強い反対運動が起きていますから、できるだけそういう摩擦を少なくする形で、データセンターの整備が全国的にも進む。神戸市が1つのそういう契機を提供することができたということは社会的意義を持つというふうに思います。
記者:
あと、地上なら騒音とか景観とか、懸念があるというお話で、今回、お話を聞く限り、あまり懸念が見られないような感じもしますが、何か懸念とかはあったりはするんでしょうか。
久元市長:
私自身は持っておりませんが、何か? ないでしょ。
職員:
はい。基本的に、今のところはございません。
久元市長:
ないと思います。
記者:
分かりました。では最後なんですけれど、また、残りの部分が、トンネル内、あったりだとか、今後も、これが例えば成功して、このデータセンターを増やすとか、何かそういったお考えとかはあるんでしょうか。
久元市長:
これは、残りの部分については、これは今まで、さっき申し上げましたように、極めて短期間のスポット的な利用だったのが、今回は長期間ですね。期間はまだ確定しておりませんが、大体10年から20年ぐらいを想定しているんですけど、長期間の運用ということに。これが、そういう長期間の貸付け、利用ということが可能になるということが分かりましたから、これは相当可能性があるということを前提に、残りの利用の検討ということを進めて、できるだけ早く公募手続に入っていきたいと思います。そのときには、データセンターということも候補かもしれませんし、それ以外のものもあるかもしれません。
記者:
データセンターに関連して、私からも質問したいと思います。
一般に、地下のトンネルというのは温度が安定している反面、水がしみ出してきたりとか、いざというときに浸水したりするリスクというのが考えられると思うんですが、こちらのトンネルの場合、その辺の対策というのはどうなるのでしょうか。
久元市長:
私も何回か入りまして、確かに水があるということは事実ですけど、極めて何か温度も安定していますけれども、中の水流も含めて数十年間安定した状況にありますので、特段の懸念というのはないのではないかと思います。外が大雨であっても台風であっても、中の影響というのは多分ほとんどなかったと思います。もし何か補足することがあれば、なければいいです。懸念はそういう面ではないのではないかと思います。
記者:
データセンターについて私からも念のために御確認という感じではあるんですが、民間に使ってもらう、今回は三井不動産などであるわけですが、それに当たって、神戸市からの追加的な投資というのはなしということでよろしいんでしょうか。
久元市長:
基本的には、三井不動産をはじめとする参入企業が必要な整備をしていただくということです。
あと、追加して言うと、これは償却資産であって固定資産税は入ってきます。
記者:
神戸市の室内管弦楽団のことについて1点ちょっとお伺いいたします。
先日、文化振興財団さんのほうから、存続を目指した提案書というものが提出されております。市長のほうも御覧になられたのかもしれませんが、御覧になられて現在の受け止めというか、お伺いしてよろしいでしょうか。
久元市長:
文化スポーツ局から提案の内容、提案書そのものも含めて報告を受けております。受け止めとしましては、随分、多岐にわたる議論があったと思うんですけれども、そういう論点がある中で複数回、財団としての理事会を開いていただいたり、また有識者の意見を聴取していただいて、精力的な検討を行っていただいたものだと思っております。
同時に神戸市もこの問題については、主体的に検討するということで市民フォーラムも2回開催をいたしまして、いろんな意見をいただきました。そういうような意見も踏まえていただいて、入場料収入を増額させる、あるいは民間からの寄附も募る、そして補助金の割合を減らすということなど、財団として改革をするという姿勢が強く打ち出された内容だというふうに受け止めています。
記者:
まだ市としては結論というのは出ていない段階かと思いますけど、一定評価できるという受け止めということなんでしょうか。
久元市長:
相当議論をして、とにかく改革をすると、理事長はたしか出直し的改革という表現を使われたかもしれませんが、思い切った改革をするという内容になっていると考えております。
神戸市としてはこれを受け取りまして、文化スポーツ局の考え方を示すことにしておりまして、文化スポーツ局の示す内容は、これを受けて補助金をどうするのかというところを含めた考え方を10月中旬には、10月中旬ですからもうそんなに日はないわけですけれども、これはできるだけ早くお示しをしたいと考えています。
記者:
私からも室内管弦楽団についてお尋ねしたいと思います。
こちらの提案については、大分これまでの市民フォーラムなどを含めた議論の経過というものが踏まえられているという評価の反面で、例えば、音楽監督を今の鈴木さんが任期を終えられた後は空席にするとか、あるいは団員の方の給料を歩合制にするとか、楽団の音楽的なクオリティーに関わってくる、場合によっては負の影響があり得る内容も含まれているという点に関する指摘等があるようです。市長はこの辺についてどう受け止められていますでしょうか。
久元市長:
これは楽団のクオリティーを高めるということについて、1番問題意識を持っておられるのは財団の理事長をはじめ、財団のマネジメントに当たっておられる方だと思いますから、その努力ということがこれから問われていくということになると思います。
音楽監督の件につきましては、これは何か神戸市としてどう考えるかということはありません。これは楽団が所属する財団において判断されることだと思います。
記者:
すいません、もう1点、これは全く関係ないことで、お答えいただけるかどうかちょっと難しいところかなと思っていますが、兵庫県知事会見が今ちょうど同じ時刻に開かれています。一度記者クラブが当面の出入りを禁じたフリーの記者の方の参加を認めたわけですけれども、それに対して知事がそれを認めない、その参加を認めないという判断を下されて、そのフリーの方にも伝えられたそうです。一度記者クラブの判断で参加を認めた人を、知事、県側の判断で認めないというのはかなり異例のことだというふうに思うんですが、市長はこの件についてどのように受け止められていますでしょうか。
久元市長:
これは多分答えはないだろうというふうに最初から思われて質問されているだろうというふうに思いますから、想定どおりの答えをさせていただきます。
ただ、その上で申し上げれば、やはり記者会見(の参加者選定)は記者クラブの皆さんによって運営されていて、それに私ども広報戦略部が窓口になっていろいろと相談に乗って、できるだけ記者会見を円滑に運営されるということが一般論としては望ましいというふうに思います。
記者:
前回の会見の際に、精神保健福祉分科会の議事録、あえてきつい表現をさせていただくと削除の問題があったと思うんですけども、その際は、市長、いわゆる変更部分を見ておられないので内容としては判断できないというお話だったんですが、その後、内容を多分恐らく確認されていると思うんですけども、確認された上で、あれがどういった、適切・不適切か分からないですけども、どういった評価をされているのか伺ってよろしいでしょうか。
久元市長:
結論から言うと不適切だったと思います。すぐに健康局から報告を受けました。既にこれは情報提供されているかもしれませんけれども、改めて健康局から受けた報告を紹介いたしますと、2020年に神出病院の入院患者虐待事件があって、再発防止策を、これを審議しないといけないということで、市の附属機関である精神保健福祉専門分科会が開催をされ、2020年9月以降、これまで9回開催をされました。
2024年10月24日の8回目の分科会終了後、傍聴者などから委員の発言を問題視する声もあったということから、事務局の中で、事務局である健康局の中で検討し、過去の不適切と考えられる発言などについて議事録の修正作業を実施したところです。それで、2025年5月に、去年の5月に、修正した議事録を委員に説明をしたり、あるいは確認をしないままにホームページに公開をしたというふうに承知をしておりまして、これは極めて不適切であったというふうに思います。
発言をした各委員の了承を得ないで、勝手に修正をして公開したという取扱い、これは非常に不適切でありまして、今後、8月26日の9回目の分科会でも議論があったようですから、9月8日に各委員に、10月30日までに修正を行った過去の議事録を確認していただいて、それに対して意見を出してほしいというお願いをしておりまして、その意見を反映して、分科会に諮った上で、議事録を改めて、つまり、また修正するわけですけれども、修正をしたものを公開したいという方針でございます。これは健康局の方針ですけれども、この方針でいいと思いますが、いずれにしても、行われたことは極めて不適切です。
同時に、このように事務局が勝手に議事録を修正するということは行われないように、附属機関等の運営、基本的な運営事項を定めている附属機関及び有識者会議に関する指針を改定するように、そういうことが行われないような改定をするように行財政局に見直しをお願いしているところです。これはできるだけ速やかに見直しをしたいというふうに考えております。
記者:
すみません、今伺っていると、基本的には発言内容を勝手に修正した、そして公開したということが不適切であったという話だと思うんですけども、恐らくこちら、当時の記者会見でも複数の記者が話していましたけども、いわゆる健康局の説明では、発言内容を、発言の趣旨が変わらない形で修正したという話をしているんですが、こちらからしたら、かなり、内容的にも修正の必要がない部分も含めて修正しているのではないかという話を、多分当時も会見でもあったと思うんですけども、市長、そのあたりは、内容を読まれて、つまり、ここは修正の必要はないのに修正したんじゃないのかということなのか、それとも、先ほどから、従来おっしゃっているように、勝手に変えたことが悪かった、勝手に変えて公表したから悪かったというスタンスなのか、どちらか伺ってもいいでしょうか。
久元市長:
発言者に無断で修正したということが一番大きいと思います。その上で、私も個別の箇所を見ましたけれども、これは私の印象ですけれども、どうしてここまで直さないといけなかったのかという印象は持ちます。ただ、これは事務局が判断することではなくて、そのことも含めて発言者に判断をしていただいて、元に戻すべきところは元に戻すべきだという意見が出れば、そのとおりに修正をすることになるだろうというふうに思います。
ただ、その場合に、やはり、内容によりましては、第三者の思いだとか、あるいは人権を傷つけるような内容にわたるような場合には、そこは事務局としての判断はする余地はあると思うんですが、そこはやっぱり発言者との間でしっかりとコミュケーションを取って、納得をしていただいた形で、再度議事録の修正が行われるということになろうかと思います。
―― 了 ――