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最終更新日:2026年1月27日
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司会:
それでは、ただいまから1月2回目の市長定例会見を始めさせていただきます。
市長、よろしくお願いいたします。
久元市長:
よろしくお願いいたします。今日、私からお話を申し上げたい案件は1件です。王子公園の再整備の中の王子弓道場の建設に着手をいたしましたので、その施設の内容につきまして御説明を申し上げます。
去年の3月の定例記者会見で、王子公園の整備後のうちのブルーの部分、大部分と言ってもいいかもしれませんが、その整備計画について、事業予定者からの提案内容の概要をお話しいたしました。残っていたのがこの弓道場の部分です。このたび王子公園の再整備に併せて、弓道場のリニューアルに向けて、施工事業者が決定をいたしましたので、その整備概要についてお話を申し上げたいと思います。今の弓道場の西側に新しい弓道場が整備することになります。今の弓道場の跡地は、みんなの広場として整備をされるということになります。
振り返れば、王子公園の再整備の方針を発表いたしましたのが、2021年の1月29日、5年前の定例会見でお話をしたわけですけれども、ちょうど5年、ほぼ5年たったわけですが、この間様々な、非常に多岐にわたる施設整備内容でしたけれども、今回、建物としては、第1号になるわけですけれども、これの整備を発表することができるということを大変喜んでおります。この5年の間に、担当の職員の皆さんがこの整備内容とか企画立案、関係者との調整、また地元への説明など多岐にわたる仕事をこなしていただいてきました。改めて感謝を申し上げたいと思います。
そこで、この弓道場についてですけれども、現在の弓道場は、1955年の9月に整備されました。公式大会が実施できる弓道場として整備をされまして、翌年の1956年の国民大会、国体で使われました。以後、公式大会など幅広く使われてきたわけですけれども、2000年の5月に不審火がありまして消失をいたしました。そして、その翌年に本格再建までの間の仮設の弓道場として、これが現在の弓道場です。仮設の弓道場として現在の弓道場を整備したわけです。
しかし、公式大会の基準を満たしていないということで、公式大会の開催とか昇段審査、こういうものができてこなかったわけです。このたび、王子公園の再整備に合わせて、弓道場も生まれ変わらせたいということで、今回リニューアルを行うということといたしました。リニューアル後のイメージですけれども、こういうイメージで新しい弓道場が整備されることになります。
このパースは南西方向から見たもので、周辺の建物、それからその北側には(神戸)海星(女子)学院があるわけですが、その北側は山になっているわけで、全体の景観にも調和する、六甲山系から南側に向かって緩やかに下りてくるボリュームライン、スカイラインを形成する、そういうイメージで整備をするということといたします。
西側から見た玄関です。この西側から見た玄関ですけれど、これは建物の正面です。弓道場の入り口部分、ゆとりを持たせたこの前庭空間を確保したいというふうに考えております。桜など、元の公園にあった樹木を生かしながら、新しい植栽も配置をいたします。
次のスライドですけれども、これは敷地の南東側から見た鳥瞰図ですけれども、弓道場の東、先ほど申し上げたみんなの広場に向かう散策路を向けまして、この南側の散策路からは、この弓道場での模様、弓道を行っている姿、これを間近に見ることができる。弓道を身近に感じていただくことができるような、そういう施設にいたしまして、競技人口の拡大にもつなげることができればというふうに考えております。
弓道場の中心となる部分が、射場と言われる部分です。この射場ですけれども、天井の高さ、これは4メートル以上を確保いたしまして、的の数は、練習時で現在の6から9、6的から9的に増やすということにいたしました。
これまでは公式大会を開催できる十分な広さがありませんでしたが、新しい弓道場では、射場の幅を18メートル確保いたしました。現在の11.3メートルから18メートルということになります。これで昇段試験の審査会に必要な幅が確保できたということになります。
専門的な内容なので私もよく分かりませんが、弓道では、矢を放つときに弦が弓に当たって発する音、弦音が、これがきれいに響くということが大事だとされているようでして、射手の技術、あるいは心理状態、弓の状態を表す重要な要素になりますので、この弦音がきれいに響くような天井の形状につきまして、音楽ホールの音響設計者から助言をいただいたというふうに承知をしています。
内装は、木材を使います。兵庫県産の木材を使ったぬくもりが感じられる内装といたします。これは控室のイメージですけれども、新しい弓道場の大部分は木造の建築物となっておりまして、柱や梁などの木材、これは兵庫県産材を使用いたします。建物の中での様子が分かるように、開かれた空間にしたいと考えております。
スケジュールですけれども、2月に、施工事業者が決まったということで、今日その整備内容を発表させていただいたわけですが、工事に着手するのは2月、そして来年の2027年の春頃に新しい弓道場がオープンいたします。
その後は立体駐車場、緑の広場、動物園のメインゲート、スタジアムのオープン、そして、関西学院大学の開校というふうに、順次、王子公園の整備は進んでいきます。今回、建物の建築としては、王子公園の整備として第1号になる新しい弓道場の整備計画につきまして、御説明をさせていただきました。
私からは、以上です。
記者:
弓道場のデザインについて、ちょっとお伺いをしたいんですけど、公園全体が結構緑豊かな空間になるというふうにお聞きしているんですけれども、その中で弓道場のデザインとして、どのようなことを王子公園全体の中で意識をされて、デザインされたのかというのをお伺いできたらと思います。
久元市長:
1つの視点は、周辺の景観との調和です。王子公園全体が、背景に六甲山系の山並みを望むことができる大変いいロケーションですけども、この弓道場も周りの景観に調和するような、そういうデザインにしたということが1つ。もう1つは、今御指摘いただきましたように、王子公園には、緑豊かな空間で、十分な植栽をしたいということで、植栽については、今ある樹木を大切にしようということと、それから、どうしても老朽化している、神戸市内でも、前も御説明しましたけれども木が倒れたということがありましたが、伐採、撤去する樹木もあります。非常に樹木の劣化状態が著しい樹木、これは伐採をいたしまして、23本伐採をいたします。このうち桜が2本ということになります。
その一方で、新たに桜を3本、それから、ヒラドツツジ、アジサイなどの中低木を68本、それから、多年草を中心とした下草、これを整備いたしますので、かなり緑豊かな空間になる。樹木と緑が、新しい弓道場を囲うような形でイメージされている。そういうところをデザインとしては重視をいたしました。それから、先ほど申し上げましたように、木をふんだんに使った温もりのある雰囲気を現出させたい、そういう視点から設計をいたしました。
記者:
改めてですけども、新しくできる王子弓道場が市民にとってどのような施設になってほしいであるとか、どのような存在になってほしいであるとか、そういった御見解みたいなものがあればお願いします。
久元市長:
1つは、弓道は日本古来の武道の1つですね。やはりこの武道に親しんでおられる方々、神戸市内では700人ぐらいおられると聞いておりまして、兵庫県内では2,000人ぐらいいらっしゃるんですけども、この700人を神戸市が占めておりますので、こういう皆さんが今までは公式大会とか昇段の試験というのを受けられなかった。今まで以上に充実した環境で弓道に親しんでいただくようにするということ。
それから、中高生も弓道に親しんでおられる方がいらっしゃいまして、公立では神戸市立高専、科学技術高校、東灘高校に弓道部が、私立では須磨学園中高、六甲学院中高、甲南女子中高、神戸常盤女子高に弓道部が、大学も幾つかの大学で弓道部がある。そういうような方々に、今までよりも優れた環境の中で弓道に親しんでいただく。
それから、やはりこれ、日本古来の代表的な武道ですから、より周りからも見ることができるような環境にしますので、弓道に関心を持っていただく、そういう競技人口の拡大にもつなげていくことができるというふうに思っております。
記者:
ちょっと経緯のところで確認をさせていただきたいんですけれども、2000年の5月に不審火により焼失されていて、さっき市長おっしゃっていた700人ぐらい市内で競技人口がいらっしゃって、昇段審査とかもこれまでできなかったということだったと思うんですけれども、この時期の発表に、25年くらいですかね、たっていると思うんですけど、これはやっぱり再整備の中の1つとして位置づけるためにこれぐらいの時間がかかったという、そういう理解でしょうか。
久元市長:
やはり再整備計画の中で、いろんな施設を再配置する、動かしていかなければいけないんですね。そういう動かす中で、全体の再配置計画の中で、弓道場は今の弓道場の場所の西側に移設したわけです。それは当然新しく造ることになりますので、やはり先ほど申し上げましたように、今まで公式大会も昇段試験もできなかった、そういう制約を取り払うという、そういう観点からの整備にしたということです。
記者:
あとすいません、もう1点、競技人口を増やしていきたいというお話があったと思うんですけれども、散策路を造られたりとか、ハード面以外にも何か今回の建物の再整備に合わせて、少し競技人口が増えるような政策というか、そういう案は何か出てきていらっしゃるんでしょうか。
久元市長:
これは、私どもはやはり弓道場を造る、弓道の公式大会、昇段の試験などができる、そういう環境を整備するというのが自治体の役割ですから、弓道人口の拡大自身は、弓道の関係者の努力によってなされる。従来から弓道場の管理は神戸市弓道協会が管理をしておられますが、併せて弓道の普及にも取り組んでおられると思いますから、今回、新しい弓道場ができたというのを契機として、弓道協会など、弓道に携わる方々がより活発に競技人口の拡大のために活動されることを期待したいというふうに思います。
記者:
3つほどお伺いしたいんですけれども、まず木のことなんですけども、23本切るというお話でしたけども、これ、母数ですね。全体としては何本のうちの23本であるかということを1つ教えていただきたいのとですね。
久元市長:
お願いします。
職員:
この弓道場の敷地の中には、現在、41本の高木がございます。それを、整備に伴いまして、建物に抵触するところといったものもありますし、危険な判定を受けている樹木等もございますので、整備後が21本になるということです。高木ですけどもね。
記者:
21本?
職員:
21本です。高木については21本になるということです。
記者:
じゃ、併せてお伺いしたいんですけども、今まだ、あのパースの右側がテニスコートですよね、に当たるんじゃないかと思うんですけど、桜並木がずっとあったところですよね。その桜を移動されたりするということなんですか。
記者:
今回整備します弓道場の場所には、テニスコートは抵触していませんでして、もう少しテニスコートは東のほうになるんですが、そちらへの桜並木といいますか、通れる道というのは新たに造っていく予定にしてございます。それはもうきちんと。ただ、再整備後は、そのテニスコートの部分には新しい新スタジアムが来ますので、そのような計画になっておるところでございます。
記者:
あともう1点なんですけれども、建物で県産の木材ということですけども、木の種類がもし分かっていたら、代表的なものを1つか2つ教えてください。
職員:
材木はヒノキと杉を使っております。
記者:
先日、関西3空港懇談会があったと思うんですが、関西エアポートの山谷社長が2030年の4月に国際定期便の就航を目指すということを初めて時期を明示されておっしゃったと思うんですけれども、改めまして、市長も出席されていたかと思うんですが、3空港懇談会、今回の開催を受けてどのようなことを感じられたかお伺いできたらと思います。
久元市長:
神戸空港の利活用は、3空港懇談会で議論が重ねられて広がっていったということですので、3空港懇談会の議論というのは非常に大事な機会というふうに考えております。今回、山谷社長から、今までの懇談会での整備では2030年前後というふうに言っていた国際定期便の就航を2030年4月というかなり明確な時期を目標として示していただいたということは、大変これはありがたいことだというふうに思っています。
時期が明示されましたので、私どもとしては、この国際定期便の就航、それから国際ターミナルビルのコンセッションに向けて、設置管理自治体としての神戸市として、これをスピード感を持って準備を進めていかなければなりません。今のターミナルを拡張するという、拡張というのか新設という表現がいいのかというのは、これからのターミナルの整備内容の変更の中で決まっていくというふうに思いますけれども、いずれにいたしましても、その拡張部分を、取りあえず今は拡張と呼んでおきますが、拡張部分の内容を関西エアポートさんと協議をして固めていく。そして、スピード感を持って整備を進め、2030年の4月の国際定期便の就航に間に合わせる作業を我々としては進めていくということが私どものミッションというふうに思っています。
記者:
30年4月、まだ決まったわけではないですけど、具体的な時期が示されたということで、今もターミナル整備ということをおっしゃいましたけれども、改めて神戸市として、そこでスムーズに移行を進めるというか、定期便の就航につなげていくためには、どんなことが必要というふうに感じられているかというのを。
久元市長:
やはり何といいましても、先ほど申し上げましたターミナルの整備ですね。ターミナルの整備だけではなくて、ボーディングブリッジ、それからターミナルに店舗とかラウンジなども充実をさせる、利便性の向上に、いろいろなところをさらに動かすというようなこと、これも検討をするということになりますし、チェックインカウンターとか、搭乗待合室、入国審査場の拡張ということが、その中の施設整備内容として必要不可欠になってきますので、そういう検討を急ピッチで進めていくということが大事だと思っております。
記者:
衆院選についてですけれども、まず今回、当初予算の編成時期ということで、国の予算の成立が遅れるということで、神戸市の予算にも影響はないとは言い切れないと思うんですけども、改めまして今回の、高市首相の衆議院解散についてどのようにお受け止めになられたかというのをお願いしてもいいですか。
久元市長:
これをそのまま受け止めるということに尽きると思います。衆議院の解散は内閣の助言と承認により、国民のために行う天皇の国事行為ですから、その国事行為を前提として私どもは仕事をするということに尽きると思います。解散の理由について、自治体の立場から申し上げることはありません。全てはそれを前提として、私どもの予算編成などの仕事をしていくということになります。
記者:
消費税についてちょっとお伺いしたいんですけど、自民党が2年間の、食料品についての消費税率ゼロ、維新も同じことを言ってて、自民党は初めて公約に盛り込んでですね、中道改革連合も消費減税について盛り込んだりとかですね、共産党も盛り込んだりとか、消費税を下げること、もしくはゼロにすることというのを掲げている政党が今回かなり多くなっているわけですけれども、先日、兵庫県が試算を発表されたところによると、兵庫県と県内市町で年450億円の減収になるということも明かされましたけれども、こういった消費税の減税についてどういうふうにお受け止めになられているかというのを。地方財政にも影響が少なからずあることではあると思いますので、お願いできたらと思うんですが。
久元市長:
これは国民負担、今、物価が上昇している中で、国民の負担をどういうふうにして軽減していくのかという観点から、各政党が消費税の減税を主張され、そのことも争点として、今回の衆議院解散総選挙で争われるということですから、私どもももちろん、これは注意深く見守っていきたいと思います。
その上で、消費税は社会保障の財源になる。これは自治体だけではなくて、非常に幅広い社会保障の財源になっていますから、社会保障の財源をどう確保、減税に伴ってどのように確保するのかということ、これがやはり一番大事なことだと思います。もう1つは当然ながら、私ども地方自治体の立場からすれば、この消費税減税は、地方交付税の原資となり、また、地方消費税交付金の交付も受けておりますから、これが、穴が空くということになります。これをしっかり補填してもらうということ、これは不可欠です。
今回、与党のほうは消費税減税をストレートに掲げているというよりは、選挙後、これを検討していくということですから、選挙後の検討状況を見守り、また見守るだけではなくて、地方財政、特に指定都市の財政への影響については、指定都市市長会として行動をしていくということになると思います。これは選挙後の話になろうかと思います。
記者:
今の質問の関連になるんですけども、解散総選挙については、それを前提としてとおっしゃいましたけど、予算編成の現場で実際問題の影響というか、あれば教えていただけますか。
久元市長:
よく分からないですね、国の予算がどうなっていくのかということを見ながら、それに機敏に対応していくということに尽きると思います。
記者:
急なことですので、市選管の選挙準備への影響というのがあれば教えていただけますか。
久元市長:
影響というよりも解散詔書が発せられれば、これは何が何でもやり抜かなければいけないというのが自治体の使命ですから、とにかくやり抜くということだと思います。これは選挙で選ばれた市長とは独立した選挙管理委員会が管理執行することになると。選挙全体は兵庫県の選挙管理委員会が管理執行することになるということですから、私どもとしては、神戸市の選挙管理委員会が万全の体制で選挙の管理執行ができるような全庁的な体制をしっかりつくっていくと、これが市長の責任だと考えています。
記者:
すいません、あと最後にもう1点、神戸ルミナリエの期間と重なってくるので会場周辺での選挙活動、特に夜間などで要望とか何か考えていらっしゃること、懸念されていることがあれば教えてください。
久元市長:
とにかくルミナリエは神戸を代表する鎮魂の行事ですから、これが安全に、そして多くの方々にルミナリエを楽しんでいただくように実施するということに実行委員会として全力を傾けていきたいと思います。
各候補者についてはもちろんルミナリエを含めて、様々な市民の活動に配慮した選挙活動が行われると期待をしたいと思っておりまして、今すぐにルミナリエと関連して各候補者に対して何か申入れを行うということは考えてございません。
記者:
先日、大阪の府知事と市長がダブル選ということで表明されて、実際に今その動きが進んでいます。いわゆる大都市問題、大阪都構想の真を問うというような形になっています。若干、大都市制度の問題が政局と絡められているというところもあると思うんですけれども、市長はこのダブル選に関してどのような印象をお持ちでしょうか。
久元市長:
これは大阪府知事、大阪市長の判断ということですから、ほかの自治体としてそれについて何か申し上げるということは特段ありません。ただ当然のことながら大阪は、隣ではありませんけども隣のような大都市で、その自治のありようということは関心を持って見守っていきたいと思います。
同時に指定都市市長会としてはこれからの大都市制度の在り方として、今の指定都市のままでいくのか、それから大阪都構想のように指定都市を廃止して二重行政を解消するという選択肢とするのか、あるいは今は制度としてはないわけですが、指定都市が道府県から独立をする特別市の制度を創設するのかというものを実現して、いずれかを選ぶことができるようにすべきだという主張を行ってきたので、去年は明確にそういう方向性についての報告も出されました。その選択肢の1つですから、この帰趨がどうなるかということは、繰り返しになりますが注意深く見守っていきたいと思います。
―― 了 ――
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