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最終更新日:2026年9月10日
ページID:86536
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司会:
それでは、ただいまより9月1回目の定例会見を始めたいと思います。
市長、よろしくお願いいたします。
久元市長:
よろしくお願いします。
今日、お話を申し上げたい案件は2件です。これは9月補正に、予算に盛り込んだ内容ですが、倒木・巨木化対策関連事業、これを推進していきたいという事項が1つ。もう1つは、困難を抱えるこども・若者に対する交流・相談拠点として、PORTこうべを開設をいたしますので、その内容につきまして御説明を申し上げます。
この倒木対策はこれまでの会見でも御説明をしてきました。全国的に見ても倒木事故が増えております。2024年度では533件、前年より若干減っていますけれども、増加傾向にありまして、他都市では人身事故なども起きている。その原因といたしましては、腐っている、あるいは朽ち果てているということです。これは病害が原因ということもありますけれども、そういうような要因が3割弱を占めている。あとは気象状況の変化、強風などによる倒木というものが目立ってきております。
神戸市でも、まちなか、都心での街路樹の倒木、それから公園の中の木が倒れたといったような事例がありまして、2024年には8件になっているわけです。そこで、神戸市は倒木対策を進めてきました。市内には約10万本の街路樹がありますし、公園も多数に上っておりまして、公園の中には樹木が植えられています。そこで神戸市としては、その幹の空洞化、あるいは内部の腐食、安全上の支障がないか、こういうことを点検して、緊急度に応じた伐採を実施してきました。
まず、この倒木の危険があるかどうかという、この危険性を判定をしなければいけないわけですが、樹木医あるいは造園業者など専門家による目視の試験、点検。幹の揺らぎの確認や打診検査など、こういう点検を行うということと、もう1つはできるだけ新しいテクノロジーを使うということで、ちょっと写真が小さいんですけれども、この3次元点群データ取得車というものを、これも活用しております。
これはどういうものかといいますと、3Dレーザースキャナーと、それから全方位カメラ、センサーカメラ、これを搭載しておりまして、まちなかを走って、いろんなものが映るわけですけれども、そこの中で映った樹木にレーザーを照射して、そしてその形状とか、あるいは幹の傾き具合、こういうものを確認します。もちろんセンサーカメラでそれを撮影して、そしてレーザーでこれを確認するという、そういう車です。これはもちろん樹木だけを対象としたものではなくて、いろんなものの点検に使われるんですけど、それを樹木の点検にも使うということです。
これはある意味でスクリーニングです。膨大な数のこの樹木の中で、実際にこの専門家が点検をするというと、これは相当手間暇がかかりますから、ある程度絞り込んでいく必要がありますので、この3次元点群データ取得車によってある程度のスクリーニングをして、そして専門家の点検につなげるというスクリーニングを行います。ただ、この車は全ての道路で使っているわけではなくて、緊急輸送道路、緊急道路を対象にこれを使うことにしております。
そういう方法で、倒木のリスクが高い樹木ということをあぶり出しまして、1万9,000本の伐採を行ってきました。公園樹木が約9,790本、街路樹は約7,200本、道路のり面の樹木が約2,200本ということで、合計1万9,201本を伐採してきまして、そして残り約まだ半分ぐらい、1万9,000本弱ぐらいの伐採をしなければいけないということになっております。計画的に伐採を進めております。伐採後については、市街地などは新たに苗木を植えると。それから道路の舗装などを行うということを進めてきました。
このように、倒木の危険性が高い樹木の伐採を進めてきたわけですけれども、しかし、直ちに倒木の危険性がなくても、放置をしておけば木がどんどん大きくなって、そして倒木につながるおそれがある。仮にこれが倒れれば、危険が生じるというような、そういう樹木を予防的に伐採するという、つまり巨木化を防いで倒木の予防につなげる、予防的な措置ということに踏み出していきたいということで、今回、公園の中で、既にもう相当大きくなっている木というもの、これを巨木化を防ぎ、最終的には倒れるのを防ぐための予防的な伐採を公園の中で行う。それから、主要道路以外の道路のり面の樹木の伐採を行う。こういう考え方で、予防的な措置、つまり巨木化を防いで倒木防止につなげていくという、そういう観点から、新たなこの倒木・巨木化対策を行うということといたしました。これは今後、本格的に取り組んでいかなければなりませんが、まず優先順位をつけながら伐採をしていくということで、倒木・巨木化対策ということを行うこととしたわけです。
1つは、この今申し上げた倒木・巨木化対策です。この巨木化対策というのは、もともと森林再生の内容でもあるわけです。神戸は、長年放置されてきた神戸の森林を再生させようと。再生をさせる大きな方向性は、長年放置をされてきて、木がどんどん大きくなって、暗い森になっている。これを伐採して明るい森にしていこうということですが、同時に伐採をした木材、これを有効に活用する、木材資源として活用する、そういう狙いもあるわけです。
こういう森林の再生というのは、この伐採した樹木を有効に活用する、伐採樹木を循環利用していくということが求められるわけで、そういう視点があるわけですけれども、こういうふうに伐採した樹木を有効活用するためには、切り出したところから、これを搬出をするということが必要になります。搬出をするための作業道、あるいは林道というものが必要になります。そして、搬出をし、伐採をし、搬出をし、輸送をし、そして最終的に利用していただく方に遠く届けると、こういう一連のサイクルが必要になってきますので、こういう森林の再生ということと関連をつけながら、これを実施していくための伐採樹木の循環利用、そして、そのために必要な林道、作業道を造っていく、補修をしていく、こういう項目としての予算も計上をいたします。
山の中の森林がこういう形で明るい森になっていくと、経験的に、生物が、生き物が戻ってくる、在来種の生き物が戻ってくるということが経験として分かっているわけですけれども、そういう生物多様性の維持、回復につなげていく。伐採をした前後でどういうふうに生物の様子が変化していくのかということも調査をしていくと、そういう作業をしていくための環境、必要な資機材も整備をしていくと、こういうような考え方で対策をしていきたいというふうに考えております。
倒木・巨木化対策について、少し付言をさせていただきますと、1つは、倒木リスクが大きくなる場所として、倒木があると、通行している人とか、あるいはいろんな施設、建物に被害が生じるおそれがある場所として大規模公園が挙げられますので、大規模公園の中で遊具がある広場や、あるいは建物の近くなど、多くの人が集まる場所の周辺で既に相当巨木化した木を、倒木を防ぐという意味で、予防保全的に伐採をするというふうにいたします。
もう1つは、街路樹では、緑道あるいは環境緑地帯など木々が集中して生えていると、そういう箇所を中心に、倒木のおそれがある樹木の伐採を進める、ここも神戸市が管理している緑道などで進めます。
もう1つは、道路ののり面の伐採を進めてきましたけれども、これを明石神戸宝塚線沿いの道路のり面の樹木、これを追加的に伐採することといたします。また、神戸市が管理している施設の中にもかなり樹木がありまして、その中にはかなり大木化しているという木もありますから、そういうような場所として、神戸市外国語大学の中の木もこういう形で相当大きく木が茂っております。大学の中の安全を確保するという観点からも、この樹木を追加伐採するということにいたします。
2番目が森林の再生、そして、3番目の生物多様性です。
こういう対策ということは、非常に市域が広くて、この森林も非常に広範囲にわたっている神戸市においては、相当腰を入れて進めなければなりませんが、モデル的に進めることができる場所として、自然共生サイトに認定されている小河、小さい河の小河ですけれども、小河の山林があります。ここには、少し前に里山自然共生センターをつくって、里山における保全回復活動の言わば拠点として整備をしたんですが、この周辺の森林、ここを森林再生のモデルとして、ここでの伐採を行っていく、明るい森にしていく。ここから伐採した木を搬出する、その搬出のための作業道、それから、ここから木を搬出するための道路を、今、管理状態がよくありませんので、道路の補修を行って、円滑に伐採した木材を搬出する、そういう道路の補修を行うことといたします。この排出された木材については、今、森林再生として力を入れている「KOBE WOOD」として流通をしていく、そういう循環につなげていきたいと考えております。
そして、この30by30の自然共生サイトの小河の山林で伐採をした後に、先ほど少し申し上げましたけれども、伐採前後で生態系がどういうふうに変化するのか、そういう生き物の調査を行います。哺乳類、爬虫類、両生類、昆虫、植物などがどう変化するのかという、そういう調査を行っていきます。
こういうように、この一連の樹木に対する対応を行っていくのが今回の対策の考え方です。つまり、危険予防するための倒木対策というのは非常に重要ですが、倒木対策というのは、取りも直さず、木の大木化・巨木化を防ぐということであります。この巨木化を防ぐということは、暗い森を明るい森にしていくという取組であり、そしてこれを、樹木を伐採して、明るい森にする、そこから搬出された木材を有効に活用するという木材循環であり、結果として生物の多様性につなげる、こういう複合的な目的を持った施策を、これをつなぎ合わせて、体系的な森林再生を行い、結果的に、生物の多様性の回復につなげて、そして何よりも人命の安全、安心につなげていく、そういう対応をしていこうということです。これが1番目ですね。
神戸市には13か所の児童養護施設があります。毎年約40名が自立に向けて退所をいたします。これは全国的な課題ですけれども、児童養護施設を退所された方は、自分の力で生きていかないといけないわけですけれども、やはり課題があると。頼れる大人が少ない、もともと家庭環境に恵まれない皆さんですから居場所も限られる、生活基盤が不安定なケースもかなりあります。
実際、私どもは、退所された方からいろんな話を聞いてきました。そういう声、我々が聞いている声としては、生活に必要な制度とかあるいは手続、自分でいろんな手続をしなければいけないわけでありますが、誰に聞いたらいいかよく分からないという声、あるいは生活費や学費の負担が非常に多くて経済的に苦しい、あるいは身近に親族などのつながりも少なくて孤独を感じると、こういうような声を聞いております。
実際に、そういうような状況の中で、自立安定していない退所者の中には、時々報道されますように、繁華街に集まって、犯罪とか、あるいはトラブルに巻き込まれるという例もあります。そういうリスクを抱えているわけですね。
同時に、退所者だけではなくて、実際にそういうようなリスクのある若者が一定数存在をしておりまして、公的支援につながっていない若者もいるという状況が分かっています。
そういうような状況の中で、つまり、なかなか安定して暮らせる場所が見つからない、あるいは行き場がない子供、そういう若者世代に対して、新たなつながりを構築するということができないだろうか。
これはいろんなアプローチがあると思いますけれども、やはり同じ境遇の仲間と出会って情報交換をする。そして、相談ができるきっかけをつくっていく。そして、必要な支援につなげていく。そういうような拠点、交流拠点、相談・交流の拠点ということがやはり求められているのではないかと考えまして、あさって、PORTこうべという新たな施設を開設いたします。
場所は、配付している資料に書いているかと思いますが、二宮町ですね。JR三ノ宮駅から北側に約10分ぐらいの、比較的便利な場所に開設いたします。開所時間は、火曜と土曜が15時から20時30分、木曜日には15時から18時というふうにいたします。ここを利用するためには、当日までに専用のLINEで申込みを行って、来所をしていただくということといたします。
ここのPORTこうべでどんな事業を展開するのかというと、やはり先ほども申し上げましたけれども、職員の皆さんと気軽に話をしていただき、同じ境遇にある仲間の皆さんと話をしたりして交流するという、交流の拠点ということですね。もう1つは、先ほど申し上げたようないろんな課題を抱えている皆さんですから、気軽に相談をしていただく。いろんな制度、あるいは手続というものが、自立をして生きていくためには必要になってくるわけですが、そういう手続の支援も行う。気軽に立ち寄れる居場所としてつくるわけですけれども、先ほど申し上げた火曜日と土曜日は午後8時半まで開所しておりますので、希望される方には食事を提供、300円で提供できるようにいたします。同時に、食事を希望しない方もいらっしゃると思うので、木曜日は6時までというふうにしているわけです。
こういう形で、手探りのスタートということになるかと思いますけれども、この施設は神戸が決して初めてというわけではありませんで、既に幾つかの都市などでも展開をされています。そういう先行事例も参考にしながら、神戸でこういう交流・相談拠点を開設するということといたしました。
私からの説明は以上です。
記者:
倒木対策についてお伺いしたいんですけど、市長冒頭、2024年の倒木の案件が8件あったというふうにお伺いしました。これは特にけが人とかが出ているような案件はないということでいいのでしょうか。
久元市長:
けが人は特に出ていないですね。
記者:
8件の内訳ですけど、例えば公園が何件とか、街路樹が何件とか、例えば朽ち果てたせいだとか、強風のせいだとか、何か全国のグラフがあったんですけど、それに倣った形で8件の内訳は分かりますか。
久元市長:
2024年の8件と、2025年はなかった、倒木は。
職員:
ありました。
久元市長:
ありましたか。それもちょっと含めて教えてください。
職員:
まず、2024年度は8件、神戸市のほうで倒木事故がありまして、内訳で言いますと公園が3件、街路樹が2件、道路のり面が3件となっています。原因としましては、半分が腐朽や腐食によるもので、その他は強風であったりとか台風が原因となっております。2025年度は3件となっております。
記者:
今回は予防的伐採ですか、ということで、約2億3,000万円の補正を立てているんですけども、これで対象になる樹木って、何か本数は想定されているんでしょうか。
久元市長:
いや、数として把握をするということはできないだろうというふうに思います。これは、まず補正予算でこれをスタートさせて、実際に、既に倒木の危険がある樹木というのは、これは完全に一本一本把握をしていて、半分程度予定していたものは伐採できて、残りは伐採するわけですけれども、それ以外に予防的に伐採するというものが、どういうものがあるのかということは、一部ではありますけれども、先ほどの車によってスクリーニングをしながら、そして、対象を絞り込んでいくということになりますから、最初からこの対象となる木がどれぐらいあるのかということは、正直、分かりません。現時点では分かりません。
記者:
2億3,000万というのは、これは調査を含めて、調査費も含めてということですか。
久元市長:
この2億3,000万というのは、これは実際に調査と点検と、それから、実際にこの伐採をする、全てを合わせた費用です。
記者:
1つすみません。今回伐採した樹木の循環利用ということで、必要な林道補修とあるんですけど、これは初めての取組ですか、林道補修というのは。
久元市長:
こういう目的で林道を改修するのは初めてですけれども、ちょっと今日は地図を載せてないんですけれども、先ほど申し上げた小河の神戸の市有林ですよね。ここは自然共生サイトに登録をされていて、里山自然共生センターをつくって、森林再生の作業が既に、NPOやいろんな団体が入って、実際にもう作業が行われております。ここを1つのモデルとして、そこから搬出する作業道を造って、そこから神戸市が管理している道路にて搬出をするということですが、この道路は、北区の神戸電鉄の藍那駅の近くに神戸市立藍那小学校という小学校がありまして、この小学校からずっと下に伸びる道路です。これが災害などもありまして、路肩が崩れていたり、車は何とか通れる、私も何回か通りましたけど、車は何とか通れますけれども、決して安全とは言えないので、ここを補修する。補修をして、先ほど申し上げた森林から伐採した作業道から、この道路で搬出をする。そういう考え方です。
記者:
倒木・巨木化対策ですけれども、予防的ということで、直ちに倒木の危険性はないものを予防的にというお話だと思うんですけれども、一方で、公園なんかでは特に緑陰をつくったり、木陰をつくったりという効果もあると思うんですけれども、そのあたりの区別というのは、どのように伐採するのを選んでいくというふうになりますでしょうか。
久元市長:
そこの兼ね合いを考えながら、まさにそこが非常に大きなポイントで、そこの兼ね合いを考えながら進めていかなければなりません。実際に、木陰というのは非常に求められていますけれども、同時に、あまり大きくなり過ぎた木というのは、これは、すぐに倒木の危険がなくても、もしも、特にあずまやとかたなとかありますけれども、そういうところに大きな木が相当大きくなっていて、これが倒れれば、そこで憩っている方に被害、危険が及ぶおそれがあります。だから、そこで木が茂っていたとしても、そこは安全をやっぱり重視するのか、そこは現場での判断ということになりますが、やっぱりその両方を考えながら伐採をしていくということになります。
特にこの市役所の近辺もそうですけれども、一方で、暑さ対策ですよね。高温常態化対策としては、これは樹木を増やしていくということが求められていますが、そういう樹木を植えて、これを土壌改良なども行いながら木を成長させていくということと、その一方で、危ない木は伐採をするということ。この都心においては、今回は、先ほど申し上げたような場所ですから、都心で木陰を新たにつくっていくというところで、予防的伐採ということは基本的には考えてはおりません。
記者:
ということは、場合によっては、特に公園ですけど、伐採した後にまた新たな苗木を植えるとか、そういったケースも考えられるんでしょうか。
久元市長:
あります。新たな苗木を植えてというケースもあるし、場合によっては、木を植えずに道路を舗装するほうがいいかもしれないという場所もあります。いずれにしても、これは非常に難しい判断で、特に街路樹、公園なんかもそうですけれども、やはり付近の住民の方からも、茂り過ぎているので切ってほしいという要望と、それから、強剪定、短く刈り過ぎると、これはせっかくの木陰が、緑が失われてしまったと怒られるケース、両方、何をやっても怒られるというケースがあるわけですけれども、そこの兼ね合いをしっかり考えながら、木陰を増やすとともに、危険性のある樹木を、これを減らしていく。そういう、これは現場の皆さんは大変苦労が多いと思いますけれども、そこの兼ね合いを考えながら進めていきたいと思いますし、これ、もう少ししたら、神戸市全体の新たに植える、植樹をする、植樹の在り方ということについても今庁内で検討中ですので、できれば年内ぐらいにそういう考え方を出して、危ない木は、これは除去すると。そして、しっかりとした緑の空間、木陰というものもつくっていくと。これは息の長い作業になると思いますけれども、そこはあらゆる知恵を結集して、専門家の知恵もいただきながら進めていきたいと考えております。
記者:
あと、児童養護施設退所者の交流・相談拠点ですけれども、一応、念のためなんですけど、利用はこれは無料でよろしいんでしょうか。
久元市長:
無料です。食事の300円以外は無料です。
記者:
食事は300円。
久元市長:
はい、そうです。
記者:
あと、相談できる対象は市内在住ということにも限らないんでしょうか。
久元市長:
市内在住には限らないですよね。
職員:
そうです。市内在住・在勤の希望の方になります。
久元市長:
別に住んでおられなくても、在勤されている方も対象に、市内の在住・在勤者ということも対象になると思いますけれども。
職員:
市内の児童養護施設を退所して外に住んでいるとか、そういう方も利用可能。
久元市長:
別に排除しないでしょう。
記者:
分かりました。あと、対象者への伝え方というのは、これから退所される方は、退所されるときに伝えるとは思うんですが、既に退所している方とかにはどういうふうに連絡、伝えていくかというのはどうされますか。
職員:
先ほどの御質問なんですが、実は今年度、施設を退所した方、おおむね10年ぐらいの方を対象に、生活支援ということで食品をお送りしました。そのときにこちらの案内もお送りしまして、御案内、周知に努めているところでございます。
記者:
相談拠点のPORTこうべについて伺います。ほかの自治体とかの施設を見ていると、同じNPOがやっているかは分からないんですけど、ボードゲームとか漫画とか、そこでプレイルームみたいなところを設けているところも多いんですけど、どちらかというと、神戸市の考え方は、ただそこで時間を過ごせる居場所づくりというよりは、その先につながる、相談とかをしっかりできる体制を整えて、孤立とかを防いでという、その先につながる支援につなげたいという考え方のほうが強いのかを教えてください。
久元市長:
気軽に来てもらって交流してもらう。それから、相談に応えられるようにするということですね。もし必要があれば、相談を受けた方に対して、自立に向けた具体的な支援計画ということもつくるということを考えていきたいと思いますから、どちらかというと、プレイルームとかということではなくて、次の自立に向けた支援につなげるということです。
それから、体制としては、支援コーディネーターを配置いたしまして、これは社会福祉士の方ですね、この方が言わばリーダー役になって、生活相談支援員、これは生活相談全体の対応をすると。それから就労で悩んでおられる方もいらっしゃいますから、就労相談支援員、ですから3人体制、基本的には3人体制で相談に乗っていくということになります。
記者:
伐採のところなんですけれども、木の種類ですね、対象となる木の種類で多く想定されているものはあるのか。例えば桜とか、そういう有名な場所の伐採も現段階で検討に入っているのか、ちょっと教えてください。
久元市長:
桜については、これも相当理解をいただきながら、市内で相当古くなった桜はかなり伐採をいたしました。有名なところでは王子公園の中と、それから摩耶ケーブルの前の、これはきれいな桜、満開になるときれいな風景になるんですけども、相当老朽化してきたので、これは伐採をもう既に、伐採しましたね。
職員:
しました。
久元市長:
いたしました。これは丁寧に理解を求めながら進める必要があるわけです。今回の場合には先ほど申し上げたように、公園の中とか、それから緑道の周囲とか、それから道路ののり面ですから、桜の木が1本もないということは言えないと思いますけれども、どちらかというと常緑広葉樹とかを中心に。落葉広葉樹、常緑広葉樹が中心になってくると思います。
記者:
分かりました。もう1つ、PORTこうべのところなんですけれども、対象というのは大体どれぐらいの人がいるという想定なんでしょうか。
久元市長:
分かりますか。
職員:
開所当初とかは利用人数を見込むのがすごく難しいところではあるんですけれども、他都市の例で言いましたら、去年の実績で横浜市が1年間で150名、世田谷区で130名、年間通じましたら延べ1,100人程度の方がお越しになられていまして、1日平均、大体6人から7名程度がお越しになられているというような実績がございます。
記者:
分かりました。あと最後、LINEというのはこれ、何のLINEなんでしょう。LINEの申込みなんですが。
職員:
これはブリッジフォースマイルという事業者に委託するんですけれども、ここが専用のLINEを設けていますので、ここにつながっていただくことで、事前の来所の登録も、予約もできますし、あるいは相談を御希望の方は相談につながっていただくことができます。
記者:
PORTこうべについて何点かお伺いいたします。まず、運営者のブリッジフォースマイルさんですけれども、神戸に拠点のない東京の団体のようなんですが、この団体を選ばれたのはどういったところの観点で選ばれたんでしょうか。
久元市長:
これ、主として児童養護施設を退所された方に対するサポートというのは、やはりそれなりのノウハウ、あるいは経験、それから退所された方の気持ちをよく理解をして対応する必要があって、そういう意味からいうと、対象はそんなに多くはありません。ここのNPO法人は、横浜を皮切りに幾つかの団体の経験があって、適切な対応をしていただけるのではないかと。神戸市が委託をする対象として適切ではないかという部分ですね。それから、積み重ねられたノウハウをもとに、神戸市で、先ほど申し上げたような相談員を任用いたしまして、十分な研修を行った後、相談支援業に携わっていただくということになろうかと思います。
記者:
利用者についてなんですが、おおむね20代までの退所者を中心にということなんですが、施設を退所したかどうかというのは、基本的には自己申告になるんでしょうか。
職員:
施設の退所者も対象なんですが、それに限らず、これまで施設には入ってないんですけれども、虐待を受けたりして行政の支援を受けていた方ですとか、あと、それすらなかなか通告されずに、潜在的に困り事を抱えている若者、全て、広く拾っていきたいと考えております。
記者:
では、困難があって申し込んだ子供たち、20代の若者は基本的には誰でも利用ができるように。
職員:
お困りの方については幅広く、特にこれまでの経歴とか、そういうことを事細かに申告していただくとか、そういうことは想定しておりません。
記者:
重ねての質問なんですけれども、主に6、7人ぐらいの1日の利用を想定されているということですけれども、大規模な東京などの事例では、こういう居場所支援の場所で、子供たちが集まって、そこで一種の非行の場になってしまっているという例が、例えば東京都がやられていらっしゃる「きみまも」ではあったというふうに承知しておりまして、そういった、例えばオーバードーズだとかというのが話題になっているところだとは思うんですけれども、そういう、適切な相談の場としての、PORTこうべが維持されていくために何か意識されていることはございますでしょうか。
久元市長:
それは歌舞伎町の話ですよね。よく話題になりまして、私もそれなりに報道で状況は知っている。極めて、あれは特殊な事例、一種の、そういう人たちが集まる、あるいはそういうような若者を目当てに大人も集まるという、一種の、非常に特殊な環境が形成されているというふうに受け止めておりまして、ここは全体で60平米弱ぐらいのスペースですから、そんな、多数の若者がたむろして、犯罪の巣窟になるとかということは考えにくいし、ちゃんとした専門的な人材、ここに3人いますから、そうならないように対応していただけると思います。私どもの委託事業ですから、神戸市として責任を持って、適切な運営ができるように対応していきます。
記者:
倒木対策についてお伺いしたいんですけど、5枚目のスライドの公園約1,700か所にアプローチというのはどういう意味になるんですか。
久元市長:
1,700か所の公園の中に生えている樹木、公園の中にはたくさんの樹木が生えていますが、その樹木の中で倒木の危険があるものを調べて伐採をした。あるいはこれから伐採をして、既に伐採を決めた樹木についてはできるだけ早く伐採をするという意味です。
記者:
そうすると公園内等における巨木化した樹木などについての伐採が未実施だったんだけれども、アプローチを始めたというそういう認識でよろしいでしょうか。
久元市長:
危険な樹木については伐採をします。伐採するという計画を立てて、約半分の樹木を伐採しました。まだ残っているものについては、できるだけ早く伐採をいたします。
今回はすぐに伐採をする、倒木の危険はないけれども、予防的に伐採をするということです。倒木を防ぐために予防的に伐採をするということで、今回、伐採を予定しているのは大規模公園を想定しておりまして、離宮公園と神戸総合運動公園、森林植物園、布引ハーブ園、北神戸田園スポーツ公園としあわせの村、この6か所で、私も幾つかはよく行きますけれども、相当木が大きくなっておりまして、ここはすぐ近くには道路があったり建物があるところもありますから、そういうところを予防的に伐採していくということです。
記者:
1万9,000弱について計画的に伐採を進めるというのは、何かめどというか、期間はあるんでしょうか。
職員:
点検に基づく伐採につきましては、来年の3月までに伐採予定で考えております。
記者:
三次元点群データ取得車なんですけど、一般的に調べたらMMSという名称でいいんですか、そういうシステムの名前があると。
職員:
おっしゃるとおりで、モービルマッピングシステムというMMSというシステムということになってございます。
記者:
倒木対策について何点か確認できればと思います。ちょっと重複して、聞き落としていたら申し訳ないんですけれども、これまで樹木の伐採というのは神戸電鉄の沿線のようなところ、線路脇とかそういうところの伐採を行ってきた実績というのはありますでしょうか。
久元市長:
繰り返しになりますが、街路樹ですね、町中の街路樹もありますし、郊外の街路樹もありますが、そこの中で倒木の危険があるものを伐採してきたということと、あと公園の中の樹木、それから道路法面の樹木、これらを伐採してきました。それをさらに広げようということです。
記者:
割と線路脇の樹木が倒れて、鉄道が止まってしまうという事例というのは今年も三木市のほうであったようですけれども、例えばそういう鉄道の沿線についての樹木の伐採を検討していくというようなお考えはありますでしょうか。
久元市長:
そこは鉄道事業者、特に神戸電鉄は山の中を走っていますから、そこは神戸電鉄さんと神戸市との間での責任の分担をどうするのかということですよね。神戸電鉄さんの敷地の中についてはやっぱり神戸電鉄さんと相談をして、神戸電鉄さんでやっていただくということだと思いますし、神戸電鉄の線路の近くにも神戸市が管理している法面というのもありますから、そこは神戸市がやっていくということで、やっぱり責任を分担しながらやっていくということになろうかと思います。
記者:
各地で豪雨被害が非常に頻発をしていまして、特に目立つのがアンダーパスの冠水による被害というのが最近特に目立っているんですけれども、神戸市内でのアンダーパスの危険性についての御認識と、現状の対策、今後の対策などを教えていただけたらと思います。
久元市長:
千葉市をはじめ千葉県内、それから直近では名古屋市内、繁華街、中心部でもかなり浸水被害が発生したし、アンダーパスでも福島県のいわき市で亡くなられた方がいらっしゃいますから、ここはやはり相当緊張感を持って浸水対策を行っていかなければいけないと思っています。線状降水帯はどこで発生するか分からないわけですから、神戸市の近辺でも発生するということは十分あり得るということで、いろんな対応をしていかなければいけないというふうに思っています。
そういう中でのアンダーパスですが、アンダーパスについては現在、神戸市内で(市が管理しているものが)31か所あります。この31か所の中でアンダーパスから水が自然に外に流れ出ていくと、自然流下する、つまりアンダーパスよりも低いところに河川などがあるという場合には、これは自然に排水されるわけですけれども、そういう自然排水が難しいところには排水ポンプを設置しておりまして、これが12か所です。12か所で排水ポンプを設置しております。排水ポンプは1か所当たり2基あるいは3基を設置しておりまして、雨が降るとアンダーパスの中にある排水槽に水が入って、所定の水位まで水がたまると排水ポンプが自動的に作動するということになります。それで道路の冠水を防ぐということですね。アンダーパスよりも低い位置に河川、雨水幹線の場合もありますけど、そういうところに流れていくということですね。
排水ポンプについては、点検をきちんと行わなければいけません。排水ポンプは毎月点検を行っておりまして、それ以外の、排水ポンプ以外にも、冠水センサーや回転灯などがありますが、こういうものも設置をして、1年に数回(正しくは1回)、点検をしている。全体的に言うと、そういう対応を行っています。
記者:
排水ポンプが作動しなかったというケースもあったようですけれども、今回こういう大きな被害が各地であったことを受けて、何か、改めて点検を強化するだとか、何らかそういう新たな対応というのは今のところはないですか。
久元市長:
毎月点検をしておりますから、これでポンプが作動するかどうかというのは把握できているというふうに考えています。ただ、これだけ被害が相次いでいますから、これで十分かどうかというような、別の意味での点検ですね、別の意味での点検というのはやっていかなければいけないと思いますが、神戸市としては、考えられる対応というのは取れているのではないかというふうに思います。あとはどれだけ緊張感を持って対応するかということだと思いますし、関係する職員の皆さんは、そこは緊張感を持って日々対応していただいているというふうに思っています。
記者:
9月から始まった「KOBE◆KATSU」の関連で伺います。実証事業の相乗りのタクシーなんですけども、これはあくまでも実証事業だという位置づけだと思うんですけども、もうこの9月から早速需要があるというか、利用されているところがあると思うんですけど、これは今年度中にその需要があって、うまく回っているということだったら来年度以降も予算化する方針なのか、そこの現在の方針についてお聞きできますか。
久元市長:
これは実証事業ですから、どれぐらいニーズがあるのか、それから、うまく配車ができて子供たちを送り迎えできるのかという、まさに実証事業ですから、その状況を教育委員会からお話を聞いて、その上で来年度どうするのかということを考えたいと思います。いずれにしても、来年度予算の中では、「KOBE◆KATSU」に関する内容は、送迎も含めてしっかり議論して、必要な予算は講じていこうと思います。
記者:
まだ始まったばかりなので、届いてないかもしれないんですけど、今のところは、そういう、当初はやっぱり違うエリアに移動するというところで課題が出てくるんじゃないかというところが見られていましたけど、現時点では、何か、生徒さんの移動のところでトラブルが起きているという話とかは特に聞こえてはきていないですか。
久元市長:
昨日、総合教育会議が開かれまして、「KOBE◆KATSU」の概括的な報告がありました。私はそれ以上の報告は受けておりませんが、トラブルがあったというところまで、トラブルというところは聞いてはおりません。
いずれにしても、今、基本的には同じ学校の中で部活動が行われている、場合によっては隣の学校に行かなければいけないということが起きてきていますから、もちろん保護者や生徒の皆さんからはいろんな意見がこれから寄せられると思いますから、そういうことを踏まえて、それを踏まえて必要な対応を考えていくということだろうというふうに思います。
記者:
あしたから9月議会が始まると思うんですけれども、ざっくりとした質問で申し訳ないんですが、市長の思う今回の9月議会の大事なテーマだったり、意気込みみたいなところを教えてください。
久元市長:
初めてですね。議会は何回も経験しておりますけど、議会に対する意気込みというのを聞かれたのは初めてですが。
まず、提案をさせていただくのは、大きな議案は9月補正ですから、9月補正は、先日、財政当局から説明させていただきました。これをしっかり誠実に説明をして、議決をいただき、速やかに、補正予算ですから、緊急性が高いものとして編成しましたから、これを執行できるようにしていくということだと思います。そのほかの事柄につきましては、これは、いつもそうですけれども、市民の代表である議会の議員の各位からの御質問、御提案に対して誠実にきちっと答えていく、これは変わりなく行っていきたいと思っています。
記者:
先日の神戸商工会議所の会頭記者会見で、来年、まだ時期は未定ですけれども、地方空港サミットを神戸で開催するということを会頭はおっしゃいました。これは商議所が主体となって行うイベントなので行政が絡むというものでは特にないかもしれないんですが、この会議で恐らく路線の連携などが話し合われると思います。市長は、このサミットについて何かこういう議論を期待したいといったような思いはありますでしょうか。
久元市長:
報道で知りましたので、特段、商工会議所の地方空港サミットについて何か事前にお話を聞いたというわけではありませんが、やはり、今、国際チャーター便に関心が集まっていますけれども、国内空港の連携というのは非常に、就航都市との連携というのは非常に大事ですし、神戸市もそういうことを大切にしてきましたから、経済界においてそういうサミットを開催していただき、就航都市同士の、経済界同士の連携、あるいは地域間の連携が議論されるということ、大変これは歓迎すべきことだというふうに感じております。
―― 了 ――