閉じる

自動翻訳(Machine-translated)

Language

閉じる

ホーム > 市政情報 > 市長の部屋へようこそ > 市長会見 > 臨時会見 2026年2月10日

臨時会見 2026年2月10日

最終更新日:2026年2月16日

ページID:83621

ここから本文です。


会見資料(コベカツ)はこちら(PDF:3,676KB)
会見資料(物価高対策)はこちら(PDF:2,157KB)

部活動の地域展開に伴う条例及び基金の設置

司会:

 それでは、ただいまから市長臨時会見を始めます。

 まず初めに、福本教育長と部活動の地域展開コベカツの取組について説明いたします。

 市長、よろしくお願いいたします。

久元市長:

 よろしくお願いいたします。それでは、私のほうから、まずコベカツについての条例の制定、基金の設置につきまして御説明を申し上げます。

 中学校の部活動というのは、中学生に成長の非常にすばらしい機会を提供しています。大人になりましても、中学時代を思い出すとき、私もそうですけれども、部活動が非常にいろいろな意味でいい思い出となってよみがえります。部活動の役割は非常に重要です。

 しかし、時代環境は大きく変わりまして、特に子供の数がかつてと比べれば大きく減っているという中で、部活動を今のままで続けるということは、これは困難になってきている、そういう問題意識を教育委員会との間で共有をしていました。今、文部科学省の方針で、全国で、全ての自治体で、部活動の地域移行、最近は地域展開というふうに呼ぶようですけれども、地域展開が進められている。それをやらなければいけないのであれば、神戸としては、もう徹底的に関係者が知恵を絞って、未来に向けて、中学生の皆さんが将来にわたって自らの成長する機会をつくっていく、そのためのコベカツへの移行ということの準備を進めています。つまりピンチをチャンスに変えるということです。

 どういうチャンスかというと、1つは、子供たちの選択の幅を拡大させるということです。部活動は、自校の活動に限られていたわけですけれども、校区に関係なく、多様な活動の中から、子供たちが主体的に自分に合った活動の種類を選択できるようにする、そういう環境をつくることができるチャンスにすることですね。

 そして、教職員、学校の中学校の先生方には、これまで部活動に費やされていた時間を使って、個々の生徒の支援、指導、授業の改善に取り組められるようにするということ、つまりこのことによって学校教育活動を充実させていくということです。

 3番目には、市民参加・多世代交流です。神戸市内には、様々なスキルを持った市民の皆さんがたくさんいらっしゃいます。そのスキルを生かしていただいて生徒を指導していただく、生徒と一緒に活動を楽しむことで、市民参加あるいは多世代の交流を進め、地域の活性化にもつなげていきたい、そういうチャンスにしていきたいということです。

 コベカツへのアプローチといたしまして、神戸は海があり山があり自然環境に恵まれています。そして、先ほども申し上げましたように、地域には様々な多様なプレーヤーが活躍をしておられます。こういうプレーヤーにどんどんコベカツに参画をしていただきたいというふうに考えています。

 コベカツというのは何なのかということですけれども、いろいろ議論いたしまして、こういうことではないかというふうに結論づけました。それは、健やかな成長に大きな役割を果たしてきた中学校の部活動の教育的意義を継承し発展をさせる、発展をさせた地域における生徒のスポーツ・文化芸術活動その他の体験活動であって、次代を担う生徒の豊かな人間性の涵養や活力ある地域社会の形成に寄与する、そういう活動をコベカツというふうに呼ぶことといたしました。そして、コベカツを支援していくための条例を2月議会に提出いたします。

 資料をお配りしておりますが、正式の名称は、神戸市立中学校に係る地域クラブ活動の推進に関する条例です。条例を提出することとした直接的な理由は、これは、コベカツを進めていくために、安定的な財源を確保するために、基金をつくることをお約束してきましたけれども、この基金を設置するには、地方自治法に基づく条例を制定することが必要です。そして、条例を制定するのであれば、単にこの基金の設置を根拠づける条例としてだけではなくて、このコベカツというものはどういうものなのかということの定義、これを条例で明確化、コベカツとは何なのかということを明確にするということ、そして、コベカツを実施するに当たっての関係する主体の役割、神戸市の役割、それから教育委員会の役割、それから中学校の役割、これらの役割を明確にするということ、そういう目的でこの条例を制定することといたしました。

 コベカツとは、条例のところにもありますように、中学校部活動の教育的意義を継承・発展させる、そして、生徒の豊かな人間性の涵養及び活力ある地域社会の形成に寄与する活動というふうに定義をいたしました。

 そして、コベカツに関する市の役割といたしましては、それからコベカツクラブの役割も定義をしております。個々の生徒に応じた適切な指導、教育委員会及び中学校との適切な連携、コベカツ実施に当たっての必要な措置、これがコベカツクラブの役割で、市の役割は、市民の積極的な参画を図るための措置と環境整備、教育委員会の役割は、コベカツクラブの活動状況の確認、必要に応じた指導、助言、施設利用に関する配慮など、中学校の役割は、生徒のコベカツへの参加状況の把握、生徒への情報提供、必要に応じたコベカツクラブへの指導または助言などとしています。

 そして、この条例の中で、基金の設置を根拠づけているわけですが、コベカツ支援基金と名づけまして、コベカツクラブの安定的な実施のために、中学校におけるセキュリティーの確保や、コベカツクラブの活動に不可欠な運動器具、照明器具や吹奏楽の楽器の更新など、活動環境の整備、維持を必要に応じて柔軟に対応していく必要があることから、複数年にわたり環境の整備に必要な財源を安定的に確保する、こういうような目的でコベカツ支援基金を設置するということとします。

 これまでの中学校の部活動の位置づけ、部活動というのは一体何なのかということは、必ずしも明確ではありませんでした。文部科学省の説明では、中学校の部活動というのは、教育課程ではないけれども、学校の中で行われる教育活動だというふうに説明をされてきたわけですけれども、それは、そういうものはなくなるわけですね。そうすると、部活動はなくなるわけですけれども、それに代わる地域展開は何なのかというと、文部科学省によれば、これは社会教育に当たるというふうに説明をされてきたわけですが、果たして社会教育ですよということだけで公費を集中するほど根拠づけになるのだろうかということは、必ずしも明確ではないのでは、むしろ明確にする必要があるのではないかというふうに考えてきました。特に、神戸市として公費を使って支援をするコベカツということと、それに類似した、例えば習い事とか中学生が自主的に選択する活動との間の線引きということをやっぱり行って、法的に支援をする活動の対象というのをコベカツとして明確に定義し、そして具体的に支援の対象とする活動の手続、実際に支援をする手続も明確にする必要があるのではないということで、この条例を制定するということにしたわけです。

 これによりまして、神戸市はこの条例が議決をされればコベカツの活動に対する法的支出の根拠が明確になり、中学校の部活動を円滑にコベカツに移行する、そういう取組を教育委員会において全力で行っていただくことができるようになるというふうに考えております。

 私からは以上です。

司会:

 続きまして、教育長、具体の展開をお願いいたします。

福本教育長:

 私のほうからは、具体的な内容について説明をさせていただきます。

 まず、改めてになるんですが、1年半ほど前にこの構想を発表させていただいて、やっぱりその間、非常に多くの御意見をいただき、何かやっぱり唐突感があったのではないかとか、いろんなことがありました。これは個人的な感想なんですが、今いろんなことを進めてきて、現状に今立っている中で、やはりそう思うのは、ここに書いてある部活動の今をより多くの市民の方に知っていただいた、ある意味、御意見、いっぱいいただいたんですけど、本当に今の部活動ってどんな状態か分かりますでしょうかという問いかけを逆に、失礼ながらさせてもらって、本当に見ていただきました。そしたら、それまで本当に部活動、なくなって大丈夫かと言っていたような方々も、今はこの現状なのか、知らなかったと、子供たちはこういう状況で今部活に取り組んでいるんだな、そういうふうな声をたくさんいただきました。

 まだまだいろいろ不備なところがあったりとか、これからいろんなことが起こっていくんですが、やはりこの1年半の間に現状を知っていただいた。前に書いていますけども、これによって、やっぱり子供たちの貴重な放課後の時間、休日、これらについてやっぱり考え直さなければいけないよねというような雰囲気が出てきたことが、今、我々にとってもやはりこのコベカツを進める上で一番大切なことかなというふうに考えております。書いていますように、子供たちの多様な選択をしてもらう、そして子供たちが今後、いわゆる激動の時代に生きていく中で、このコベカツを通して、やはりそういう必要な資質を身につけてもらう、こういうことを我々教育委員会としても頑張っていきたいと思っております。

 では、今のコベカツクラブの募集の現状について御説明させていただきます。御承知のように、1次、2次募集で約1,000クラブ登録していただきました。もうこれにつきましては、前回も言いましたように、本当に市民の方々の御理解を得られたなと思っております。その1,000クラブを登録させていただいて、ホームページに分かりやすく地図もつけて、見ていただいて、そして今の中学1年生の方々にアンケートをして、一定自分のところから見える1,000のクラブの現状を見ていただいた上でアンケートを回収し、3次募集を実施しました。当然、そこには、3次募集は足りないところとか、やはり現状、それなりに子供たちが活動しているところについて何とかできないかなというようなことで、ピンポイントでやっていくという、そういう形で3次募集をさせていただき、3次募集で108クラブを登録することができました。

 現状では結局1,100のクラブが登録、今しております。これが一覧になります。左側が大体今現在ある主な部活動の種目で、これだけ集まりました。1次、2次の募集も皆さん見ていただいていましたので、少し少なかったなと思うところも相当充足されております。これによって、左側の形だけによって、ほぼ1校から3校、つまり近隣の学校で、ほぼほぼ今行われている部活動が充足できる形、ちょっとバスケットとかサッカーは多いんですけど、逆に。神戸市全部で約80、学校がありますので、そういう形でできるようになりました。プラスして右側、現在部部活動にない種目がこのような形であります。このうち、以前、小学生にアンケートを取って、何がしたいかといったときに、一番多かったのがダンスなんです。ダンスなんかも44。それから実は、これも意外かもしれないですけど、料理というのが非常に多かったんです、料理も19ということで、このあたり、本当に市民の皆さんの御協力というか、御理解によってこれだけの数が集まり、一定地域的な偏りを解消することが今できつつあるところでございます。

 次ですが、コベカツクラブの活動を今ホームページで順次掲載しております。ちょっと見ていただきます。こちら側をどうぞ。これはホームページでございます。検索画面があって、もう中学校からも選べますし、種目からも選べますし、いろんなところから選べるようになっていまして、今、これ、出ているのはバスケットです。こういう自分のところのチームとして写真が撮れるやつはもう載っけていただいておるんですけど、まだのところは今から載っけていただいて、クリックすると活動内容とかそういうふうなことを分かってもらえるような形で、このホームページをさらに充実させて、子供たちに選んでもらおうかなと考えております。

 次に、これが新しい考え方なんですが、今後クラブを運営するに当たって、お金のやり取りというか、会費のやり取りが発生します。そういうときに、運営クラブのほうも、そして保護者のほうの利便性も高めるために、スマホを使って、アプリなんかを入れて、こういうポイントで決済する、そういうふうなことを今構築しようとしております。運営のほうにしましても、毎月毎月とか、何か月に一度現金を集めるというのは非常に煩雑なことになりますし、保護者のほうも、今の時代ですから、小さなお金を用意してとか、まとまったとしても子供に持たせてというのが非常に不便なというか、今の状況ですので、それをスマホでやると、ポイントによって決済をしていくということ。それと、下にもちょっと書いていますが、クラブと保護者の連絡網、そういう機能もつけていきたいなというふうに考えております。これはアプリを入れていただいてやるという、そういう考え方でございます。

 次が保護者への経済的負担の軽減ということで、先ほどポイントで決済していくと言いましたが、そのポイントで付与しようということです。会費の負担軽減に向けて、1人月1,500円、就学援助家庭は月3,000円のポイントを付与して、保護者の負担軽減を図ろうと考えております。プラスして、全ての保険料、年間800円するんですけども、これも神戸市のほうで負担をすると、こういう形で一旦保護者への経済的負担軽減というのを考えております。

 次ですが、コベカツの活動環境の整備。先ほど、基金の話がありました。これまでは学校が、学校の備品とか学校の運営費なんかで維持していたものを、コベカツではほとんど使っていくわけですが、それについては、積極的にもう整備をしていくと。そういうことで、例えば簡易照明であったり、AEDの設置であったり、それから、多くの人間が、これまた教員以外の人間が学校に入りますので、防犯カメラとかキーボックスの設置、一番大きいかもしれないんですけど、吹奏楽の楽器の継続的なメンテナンス、こういうふうなことでありますが、最後、ここに書いてありますが公共施設の優先利用、こういうふうなことも含めてコベカツの活動環境を整備していくと、そういうふうなことを考えております。

 最後にというか、これがもう1つ、ちょっと特異な例になるかもしれませんが、今、地域をすごく細かく、先ほど募集をかけてまいりました。ほぼほぼ隣接校、自転車で行くと10分程度で行けるような学校に主なものが配置できたんですが、本当に一部なんですが、一部の学校で、それが難しいところがあります。それがこの3校です。この3校においては、やはり隣接が遠いということと、もともと小さい学校なんですが、なかなか難しいということで、この3校については、タクシーの相乗りのマッチングサービスというのを一度やってみて、子供たちがオンデマンドのタクシーを利用して活動場所へ行くというような実証事業を一度やろうということを考えております。当然、利用者負担はありません。これについても実証事業として取り組んでいこうというふうに考えております。限定はこの3校になります。

 続いて、コベカツのサポート体制ですが、これはもうよく言われております安全・安心でありますとか、それからクラブの信頼性というか、クラブの継続性でありますとか、そういうことであったり、あと継続性ですよね。今、スタートのときは、さあやろうぞということで集まっているんですけども、それがやはり運営側も、年々たてば、やっぱり代わり、交代とかという形が必要になってくるかもしれませんので、こういう人材バンクなども恒久的につくっていかなければなりませんし、そしてやはりよく言われている大会運営ですね。こういう代替の大会をどうしていくかということ、こういうふうなことをきちんとサポートしていこうというふうに今考えております。研修体制でありますとか、それからそういう、ある意味での事務局、サポート体制とか、こういうふうなものについても一旦、今までも御説明させていただいているような形ではありますが、それらをきちんと体制を整えていくということになります。

 次が大会です。大会については、今、中体連主催でやっている大会については、ほぼ同じ形で維持していこうと。原則としては、兵庫県、近畿、全国という大会があるんですけども、そういうふうなものが実施される場合、神戸市の代表としてそこへ出ていくと。こういう形のものについては、コベカツに変わっても同じようにやっていくと。ただ、種目によっていろいろな条件が変わりますので、その辺の微調整をやっていきますが、基本的に大会についてはこれまでどおり維持していくと。それに加えて、やはり大会の運営についても、今までは教員だけがやっていましたが、そこについてはクラブ運営者が参加するとか、また、これまでの競技のノウハウがありますので、スタート時点では、コベカツクラブの運営はしていないけれども、大会の運営に秀でた教員については、きちんと兼職兼業で(職務として)参加してもらうというようなことを考えております。いずれにしましても、子供たちのそういう目的意識を失わないための大会運営というのを確実にしていきたいと、そのように考えております。

 スケジュールに行きます。一応この9月が実施になるんですが、4月頃から参加者の募集という形を進めていきまして、7月には、できるところからなんですが、体験入会の開始と、先ほど言いました、いわゆるコベカツサポートですね。ポイントを付与するサポートの体制をつくっていこうかなと思っています。本格実施は9月からなんですけども、7月頃からできるところで、体験会等ができるのであれば考えていきたいかなというふうに考えております。

 私のほうからは以上です。ありがとうございました。

質疑応答(発表項目)

記者:

 教育長にお伺いします。まず、ちょっと確認作業みたいなところで恐縮なんですけれども、今出していただいたスライド、最後のスライドで、スケジュールについて、コベカツサポートの登録開始が今年の7月ということなんですけども、実際の運用というのは何月からになるのか。

福本教育長:

 運用は9月になります。

記者:

 登録だけは7月にできて、運用は9月から。9月から決済ができるようになるという。

福本教育長:

 決済は9月からになりますが、登録の開始というのは、コベカツに全員の生徒が参加するわけではありませんし、一度やっぱり子供たちに、何と言うんですかね、選ぶ時間も必要になってきますので、初めての体制でもありますので、サポートの登録を、ちょっと時間をいただいて、実際の運用は9月からということを考えています。

記者:

 分かりました。じゃあ、コベカツが実際始まる同時期に、実際に運用がされるという理解でいいですか。

福本教育長:

 そういうことです。

記者:

 分かりました。それから、このコベカツサポートなんですけれども、システムという言葉とアプリという言葉がちょっと重複しているというか、厳密に言うとスマートフォンのアプリ形式でそのサポートができるのか、それとも何かブラウザとかのページでというか。

福本教育長:

 今考えているのは、アプリになるという方向では行っているんですけども、業者によって仕組みは若干違いますので、確定的なことはちょっと今、申し上げられないですけど、分かりやすいのは今、要はアプリのようなものを入れてやると。

記者:

 分かりました。じゃあ、アプリを予定しているというか。

福本教育長:

 そのようなものというイメージのほうが、分かりは、今の段階ではいいかもしれない。

記者:

 それから、市長と教育長お二人に伺いたいんですけれども、このようなコベカツサポートという形での移動の、移動というか、会費の負担軽減を行うということが、市民の皆様、保護者の皆さんにとってどういう影響があるのか、それから、それを行うことで子供たちにいい影響があるのかとか、その辺のお考え、改めて教えてください。

久元市長:

 先ほども申し上げましたけれど、これは神戸だけの問題ではありませんが、部活動というものの根拠というのは曖昧ですし、一体公費でどれぐらい負担をして、保護者がどれぐらい負担するのかというルールがないんですよね。ただ、実際は神戸市の場合には平均して3,200円ぐらいを保護者の皆さんが負担をしていると。そういうことを考えたときに、円滑に部活動がコベカツに移行する、保護者の負担も、もちろん学校によって、それからクラブでかなり違いがあるんですけれども、総じて大きく増えないようにするということを考えたときに、通常の世帯には1人当たり1,500円ぐらいの公費負担をするのがいいのではないかと。就学援助支援世帯には3,000円という形で支援をするということが、円滑な移行と、それから保護者の負担軽減につながるのではないかと、そういうふうに感じたところです。

福本教育長:

 金額については、今市長から御説明ありましたが、本当に曖昧な部分があります。ただ、この前に国のほうが来年度の予算の中で、会費設定について一定、少し額みたいなものが出てきております。これは今、国のほうはできない自治体も多くありますので、できないというか、そういうことじゃないんですけど、先に休日からというようなことを言っておりまして、休日の土日どちらか1日で月4回、月4回で1,000円から3,000円ぐらいが会費設定というのが、今回国の支援対策の中で盛り込まれています。それが大体、細かくですと週に2回とか、平日に2回あって、土日どっちか1日とかで、大体週に3回程度が平均なんですけど、そうすると、会費の設定については全く高くなくて安いんですが、これも、じゃあ、現状、今の子供たちがどれぐらい負担しているのかいうのは、これもばらばらなんですね。神戸市は部費としてあまり徴収しておりません、中学校は今。ただしその都度、統一のかばんを買うよとか、統一のユニフォームを買うよ、ちょっと近くの学校に練習試合行くからタクシーの相乗り代、交通費ということで、随時集めているのが今、現状なんです。その費用というのも、これは種目によってばらばらなんです。本当に運動部で多くかかるところは、年間で5万円とか6万円かかっているところもありますし、そういうこともあって、なかなか統一した金額を出すのは難しいんですけど、先ほど言いましたような形で会費の目安というのが、国もそういうふうに想定しておりますし、我々もそれをもとに、大体平均は今、3,000円程度となっておりますので、その半額を一旦、保護者負担の軽減ということで今回出させていただいたという、そういう感じでございます。

久元市長:

 先ほど3,200円と申し上げたのは、今登録をしているクラブの平均の会費が3,200円ということで、今の部活動の金額は全くばらばらだというふうに承知しております。ちょっとそこは訂正させていただきます。

記者:

 そうすると、子供たちにとってはコベカツという新しい枠組みでの活動が始まるというところで、一定市が負担することでコベカツに、子供たちにとっても移行しやすくなるというか、親の経済的負担を考えずにできるようになるという、そういうような効果も考えられますでしょうか。

久元市長:

 そうですね。先ほど申し上げましたように、部活動からコベカツへの円滑な移行と、保護者負担を軽減する、そういう趣旨でのコベカツサポートによる神戸市の支援ということをまた御理解いただければと思います。

記者:

 コベカツ支援基金についてなんですけれども、基金を設けることの意味をもう少しお伺いできたらと思うんですが、安定的な財源確保というお話がありましたが、一般財源ではなく基金を設けることによって、どんなことができるようなるのか、できやすくなるのかというのを、もう少しお伺いできたらと思うんですが。

久元市長:

 コベカツについての、毎年度必要になるお金は、毎年度の予算で措置をいたします。令和8年度については、これは5億4,500万円でいいですね。5億4,500万円を計上して、コベカツについての、先ほど申し上げた保護者負担の軽減、コベカツサポートによる負担軽減でありますとか、それから参加者全員の保険料、それから、中学の施設の環境整備ですよね。簡易照明など。そういうものに充てるようにいたします。それから、そんなに金額は多くないかもしれませんが、先ほど教育長から説明があった移動の経費というものをきちんと措置をいたします。

 一方で、毎年かかるお金以外に、例えば吹奏楽の楽器が壊れたので新しく購入するとか、修理をするとか、それから、運動の器具なんかも、これも年度によってかなり違うんですけども、そういうものは必ずずっと後年度、発生をいたします。そういうようなものについては、やはり安定した財源を、2年度以降も使える安定した財源を用意したほうが安心してコベカツに移行できるのではないかという趣旨で、10億円の基金を予定しております。ならして言うと、これまで、年度によって違うんですけども、大体先ほど申し上げたような運動器具とか、吹奏楽の楽器とか、大体更新費用が年間5,000万円程度、年度によって違うようですけど、発生しておりまして、20年分を用意している。これは絶対的な根拠があるわけではないんですけれども、そういうような考え方で、10億の基金を積み立てることにいたしました。

記者:

 ありがとうございます。あと、この3次募集の結果についてお伺いしたいんですが、3次募集で108クラブが登録を新たにされたとお伺いしたんですが、この結果について、これで合計186ということについて、もうこれで十分とお考えになられているというのか、第4次募集を考えていらっしゃるのか、そのあたりの、このクラブで充足できたかどうかという、そのあたりのお考えをお願いできたらと思うんですが。

福本教育長:

 合計しましたら1,100になりました。先ほど一覧表を見ていただいたんですが、中学校約80の中で、逆にすごく多いところもあるんですね。これらも逆な調整が今後必要かもしれないんです。といいますと、今、もともと子供たちの数が減って、生徒数が減っています。これは神戸だけじゃなくて、国がやっている地域展開全てに共通することは、合同でやっていかなくてはもうできないということなんですね。なので、数字としては、1校から3校で合同でやるのがちょうどぐらいなんです。なので、一応こういう形で数字が並んでおりますので、我々としては応募していただいた形で、一定の条件を満たしたところは登録させていただいていますが、今後、逆な調整も含めて、それと一部、先ほど紹介した3校以外でも、一部ちょっと隣が遠いよねというようなところとかは実際あったりはしますけれども、ほぼ今、集まってきていただいた1,100の中で、先ほどの3校以外では、一定子供たちには、今ある種目についての保障はできていくんかなというふうに考えています。当然、4次募集という形はしませんが、随時、やめられるところもありますので、随時調整はしていくつもりでございます。

記者:

 そうすると、ちょっと今のと関連するかもしれないんですけども、まだコベカツクラブは始まってないわけですけれども、地域クラブとして事実上募集が始まっているようなところとかがあって、もう定員まであと何人とか、もう、要するに子供がやりたいと思っても、定員の枠で、近くのクラブでできないというような現状があると伺ったんですけれども、そういう現状についてどうお捉えになられているかというのと、それに対しての対策などをお考えになられているのかというのをお伺いしたいと思うんですが。

福本教育長:

 一部に既存のクラブ、例えば小学生を相手にやっていたところが、中学生もやろうということで、既に形があるところが先にコベカツにも登録するからということで、事前に一部ホームページ等でPRをされて幾つかやられているというところは、数は限定的なんですけど、そうやって、そういうところこそ大々的にやられていますし、だから、逆に言うと、保護者側からすれば、そういうところに行きたいなというふうな気持ちにもなろうかと思いますので、そういう定員を一定絞ってというところについては、我々としてはちゃんと相談をかけていって、希望が多ければ、多くしていただくような形の声かけは当然していこうと思っていますし、一斉にここからPR開始、ここからこうですというのは、今、クラブを募集したときに、それぞれの成り立ちとか背景とか構成要素が違いますので、今そういう形があることは知っておりますが、実際に始まってみて、子供たちが応募したときに、そういう門前払いをするとか、そういうことのないように。先ほど言いましたが、こういうふうに多くなっているところなんかの合併も含めた調整もしていかなあきませんので、できるだけ子供たちの希望に沿うように我々としてはやっていきたいと思っています。

記者:

 例えば野球とかで言うと、少年野球がかなり広くあって、今ほとんどの中学校の部活がある状態でコベカツクラブに移行すると、どうしても数が減ってしまうので、先ほど言ったような地域クラブみたいなところで体験をすると、物すごく殺到しているという現状も聞いたりするんですけれども、実際に募集をかけて殺到した場合、定員を超えて受け入れるとか、野球だけじゃないんですけど、定員を超えて受け入れるということを市教委が促していったりであるとか、新たなクラブを用意するだったりとか、そういったことは考えられるということなんでしょうか。

福本教育長:

 当然、今、何度もおっしゃっていますように、調整はしなくてはいけないと考えています。いずれにしましても、一定、今、こうやりますということと指導員がこれだけいますということでクラブを認定していますが、どこかに集中して、そこのクラブにということであれば、地域的に見て、隣のクラブとかその隣のクラブで調整をするとか、いろんなことは考えていきたいと、そういうふうに考えます。

記者:

 久元市長にお伺いします。これまでの経緯ですと、どちらかというと、各御家庭の経済状況だったり会費というのはそれぞれ違うので、一律の家庭支援というよりは、環境整備だったり、部活の会費を何とか抑えることで保護者の負担を何とか減らせないかという方向性だったのかなと思うんですけれども、そこが今回思い切って基金を設立されて、一律でというふうになったのは、何かここには経緯があったんでしょうか。

久元市長:

 これは大分長いこと教育委員会と、相当これは私も直接教育長と議論をしましたし、事務局長や企画調整局長、行財政局長、こども家庭局と大なり小なり議論をして今の姿になったということですね。これ、非常に難しい問題だったのは、繰り返しになりますが、部活動がその根拠も曖昧で、実態も極めて様々で、保護者負担も全くそれぞれのクラブ、同じ学校でも部活の部によっても違うと。福本教育長は実際に校長先生とか担任の先生もされながら部活動も相当されて、実態をよく御存じなんですけれども、全くばらばらであるわけですね。どうこれを円滑な形で地域移行するのか、地域展開するのかということについては、やっぱり全く同じ姿でするわけにいかないわけですよね。

 主体的に活動を選べるようにするということと、自主的な活動ということになれば、活動の内容とか、あるいは会費の水準も違う。違うけれども、それが全く、極めて高い会費を取るようなものもコベカツとして認めていいのかということも含めて、いろんなことを考えたときに、一律のサポート、一律の会費負担というのを公費ですると。それは標準的な会費負担の大体半分ぐらいにするということ。それを超える部分はあってもいいけれども、しかし、あまりにも高額なものは、教育委員会の判断で、これは教育委員会の判断ということになろうかと思いますが、コベカツクラブは教育委員会が承諾をするということによってコベカツクラブとして認定をされ、公費負担の対象になるわけですから、そこは承諾をするレベルにおいて、あまり高額なものまで承諾をするということには恐らくならないのではなかろうかと。そういうことで、多様な活動の存在を前提として、保護者負担というものも平均的なものとし、できるだけ過大なものにならないようにすると。そういういろんな観点から工夫したものとしてコベカツサポートというものが出来上がるというふうに考えています。

記者:

 今の質問に少し関連するんですけれども、基金の10億という積立額ということだったんですが、5,000万円の約20年分ということで、この20年という水準はどういうふうに。明確な定義はないとさっき市長もおっしゃっていましたけれども、最終的には本当に地域のほうに展開していくのかという、そのスケジュールスパンですかね、そのあたりの考え方という、設定の考え方をお伺いしたいんですけど。

久元市長:

 いや、20年というのはそんなに明確な根拠があるわけではありません。別に10億というのが絶対的に10億でなければいけないというものでもないわけで、そこは、これは10億まとまったお金を用意しますから、財政制約というものも踏まえ令和8年度予算の編成の中でどれぐらいのお金を捻出できるのかということも考えながら、同時に、次年度以降にも使える安定した財源を確保することができる。10年ではちょっと短いかなという。明確な基準はないわけですけれども、最低20年はこの基金を用意すれば、これまでの経緯に照らせば、先ほど申し上げたような使途のお金を安定して用意できるのではないかと。円滑な器具の更新とか購入にも20年間は充てることができる。そんな考え方です。

記者:

 教育長にももう一遍お伺いしたいんですけれども、移動手段の確保の件で、これは実証事業でということですけれども、これは実証事業はいつからになるんでしょうか。

福本教育長:

 実証事業は同じ9月から開始します。

記者:

 では、この3校に通っている生徒さんたちでコベカツに参加されるお子さんたちは9月からこれが使えるということですか。

福本教育長:

 そういうことです。

記者:

 これはタクシー会社との連携とか、何かそういうのも必要ないんでしょうか。

福本教育長:

 そういうことです。

記者:

 一緒に行く時間帯とか、生徒さんによっては多分ばらばらだと思うんですけど。

福本教育長:

 大抵行く時間というのが大体同じような時間帯のところが相乗りして行くような形で、その辺の仕組みとかも、今タクシー会社とも話をして。ただ、もともと小さい学校ですので、どれだけの子供が希望されるのかというのも全く見えないところもありますので、一旦9月から仕組みをつくって実証事業をやっていきながら、子供たちもそういう形で行ってみて、どういう形で活動できるかというのを確認していきたいなと、そういうふうに思っています。

記者:

 このコベカツクラブの登録が今のところ1,100ということで、恐らく登録時にいろんな審査をして、適切かどうかを判断して登録されていると思うんですけど、これ、実際にスタートして、例えば審査時まで、登録時の審査時は良好やったけど、何か問題を起こしているとか、活動の維持にちょっと支障があるとか、例えば子供たちに対してちょっとらしくないというか、そういうやってはいけないような行為をしたとか、そういう審査じゃないですけど、継続に当たっての市教委の関わり方というか、チェック機能というのをどういうふうにしていくというのは。

福本教育長:

 活動内容とか、それからお金の件もそうなんですけど、一定報告を出してもらったりとか、当然、保護者や子供の声を聞く窓口も用意しておきますし、随時そういう形ではチェック体制というのは継続的にやっていきたいと、そういうように思っています。

記者:

 それはあくまでも市教委がメインでという。学校側ではなく。

福本教育長:

 学校にも当然、このコベカツの大きなポイントになりますので、学校も一定、子供たちがそういうクラブに行っているから何も関係ないではなくて、やっぱり子供たちの活動について、いろんな情報を集めながら、時にはやっぱり子供の指導において、クラブとの情報交換とか連携も必要になってきますので、当然、学校もそういう、あまり言葉はよくないかもしれないですけど、監視とかいうことであれば、学校も一定その役割を果たすのかなと思います。

記者:

 クラブ側から定期的に例えば学校側に、通っている子供たちの状況がどうだったという報告義務じゃないですけど、そういう連絡は特に。

福本教育長:

 それは一応制度として、お金の報告とか、それから活動の内容についてやってもらうことになっています。

記者:

 もう1点だけ。新人大会の運営支援のところで、新人大会にコベカツクラブの関係者も運営に関与してもらうという話だと承知しているんですけれども、これは将来的には、今現状、学校の先生が運営されていると思うんですが、コベカツクラブの関係者が主体で運営してもらうという、そういう移行も見据えてのことなんでしょうか。そのあたりの狙いをお願いできたらと思います。

福本教育長:

 そうですね、大会というものは、これも先ほど来ずっと出ていますように、部活動の定義が曖昧な分、大会というのも実は種目によってばらばらなんです。御存じだと思うんですけども、サッカーなんかは協会がしっかりとした大会をやっているんです。中学校の中体連主催の大会と並行してやっていますし、バスケットもその方向に行っています。逆に、先生方だけでしか大会ができないような種目もあったりしますので、一定、大会の定義も曖昧なんですが、ゆくゆくは、例えばこういう大会についても、先ほど来言っている新人大会とか、そういうものについては、現状、恐らく中体連主催の大会だと思うんです。それがコベカツに変わっても工夫をして、それは神戸市内の大会としてやっていくと。ただし、中体連自身がこの先どうなっていくか、これも御存じだと思いますけど、来年度から全国大会が20種目で、約半数なくなったりしてますので、中体連自身がどうなっていくか分かりませんので、まずはコベカツとして、今まで中学校としてやってきた大会については維持できるように、当面、教員、参加するしない関係なく、教員の手を借りながら、コベカツの運営者たちでやりながら、その先、協会が入ってくるのか、中体連がどうなるのかを見据えながら、柔軟に考えていきたいと思います。

記者:

 中学校部活の地域展開については、国も一定の支援という枠組みを示していると思うんですけれども、それで国庫支出もあろうかと思いますけども、コベカツについて、その枠組みを超えて、プラスアルファで手厚い部分というか、先んじて実証実験しているからこそ分かる部分もあろうかと思いますし、1,500円の保護者負担の軽減の部分もそうかと思うんですけれども、この部分が、国の示しているところよりもプラスアルファであるという部分を教えていただけますか。

職員:

 国のほうからは休日の部活動の地域展開だけではなくて、平日の部活動の地域展開について、これをより加速化していくべきだということで、こういったものについてはより手厚い国費がつくことになっておりますので、このあたりはしっかりと活用していきたいと思っております。

神戸市の物価高対策 ~中長期的な市民・事業者支援に取り組みます~

司会:

 それでは、引き続きまして、神戸市の物価高対策の発表に移りたいと思います。

 市長、よろしくお願いいたします。

 

久元市長:

 神戸市の物価高対策は、1ページにあるように、中長期的な観点を取り入れた支援、それから市民だけではなく事業者支援を通じた市民に対する支援、こういう考え方で対策を講じることといたしました。国から示された推奨事業メニューというものがありまして、食料品、それから低所得者・高齢者世帯支援、子育て世帯支援、消費の下支え、それから省エネ家電等による生活者支援、これが生活者支援のメニューです。事業者支援としては中小企業・小規模事業者の賃上げ環境整備、それから医療・介護・保育施設、学校施設、公衆浴場等、農林水産業、中小企業等に対するエネルギー価格高騰支援、地域公共交通・物流、地域観光、こういうものが支援メニューになっているわけです。こういうメニューが示された上で、どういう支援をするのかというのは個々の自治体の判断ということになります。

 そこで神戸市として、この物価対策を行う場合の神戸市の考え方としては、次の3点を重視した対策を講じることといたしました。それは、物価高騰の影響の度合いということであります。物価高騰の影響は、やはり低所得者、厳しい環境に置かれている方に対しては影響が非常に大きい、その一方で、所得が高い層、それから最近は株高で、金融所得が相当ある方もいらっしゃる、こういう方に対する影響は少ないわけで、そういうことを考えれば、一律の支援ではなくて、そういう影響の度合いを勘案して、本当に厳しい状況に置かれている方に対して手厚い支援をするということが必要ではないかということです。

 もう1つは、これは一度きりの給付ではなくて、一定期間持続する施策というのが大事ではないかと、国の物価高対策によりまして物価の高騰が沈静化をする、物価を上回る賃金の上昇が行われて可処分所得が増加するということを期待はしたいと思いますが、しかし、物価高騰がすぐに、自治体が施策を講じればそれで沈静化するということ、その可能性が高いというふうにも言い切れない。高水準の物価というものが一定期間持続するということを考えれば、1回お金を全部配り切って、それであとはないということではなくて、一定期間効果が持続するということ、時間的効果ということを考えるべきではないかということが2番目です。

 もう1つは、国の交付金の原資は税金ですから、やはり公費支援である以上は公益性、あるいは社会的有用性ということを考えて、市民生活、あるいは地域社会を支えている事業、活動、こういうものを重視した対策をすべきではないかと、こういう観点から支援を行うということにいたしました。

 最初のカテゴリーです。物価高騰の影響を勘案した支援といたしましては、1つは、学生あるいはこども食堂等に対する支援です。高校に通う生徒、大学に通う大学生などは、これももちろん状況によりますけれども、やはり子育て世帯の経済的な負担というのは、子供がいない世帯よりも大きいものがありまして、様々な支援はしておりますけれども、物価高騰の影響というのはあります。神戸市内には親元から通っていない大学生がたくさんいますから、そういうことを考えれば、高校、大学などの学食、食堂などでの生徒・学生の負担を軽減するような場合に、神戸市としてこれを支援する、1人当たり3,000円の支援をするということが1つ。それから、こども食堂はおかげさまで、神戸市では増えております。このこども食堂に対して年2回、神戸市産のお米を年2回配送する、合計6トンの支援を行います。それから、児童養護施設を退所された方に対する支援ということで、食料品を最大1万円、配送を行います。

 それから、様々な世帯に対する緊急支援ということで、従来から神戸市はフードサポートこうべという取組を行っております。これは会場を設営いたしまして、食料品を無料で提供する。併せて様々な生活相談などを行うという活動ですけれども、これは年度によって違うんですが、今年度は3回実施をいたしました。これを新年度は大幅に増やしまして、年3回、全9つの区で実施をいたします。27回ですから9倍になるということです。それから、食料品を24時間受け取ることができるコミュニティフリッジの設置・運営の補助。それから事業者と連携した商店街や、市場における食品イベントなどの支援をいたします。これは後ほど説明をいたします。

 もう1つの視点は、時間的効果が続く支援ということです。1回だけ配るのではなくて、この食支援団体、様々なNPOがありますが、こういうNPOが支援する新たな拠点を設置いたします。1つは常温の保管庫、これを神戸市が整備をいたします。それから、冷凍の食品、あるいは冷蔵の食品を保管する保管庫を神戸市が整備をいたします。ここに企業からは食料品の寄附なども行われますので、ここで保管をいたしまして、そして食支援団体、これは食支援団体も対象を拡大いたしますから、32団体などにここから配送をする。それを食支援団体が市民に配布するということです。

 後で説明しますけれども、フードロスロッカー、あるいはコミュニティフリッジ、冷蔵庫、こういうものも整備いたしまして交付金を活用したこういう設備、そしてスキーム、これが今年度だけではなくて次年度以降も回るようにする、こういう時間的効果を要する支援をするということです。市内事業者に対しましても、投資促進等助成、省エネ設備更新などの助成を行います。

 3番目のカテゴリーは公益性・社会的有用性が高い分野への支援です。救急医療体制は非常に重要です。しかし、病院経営というのが非常に厳しい状況に置かれていて、診療報酬の一定の改定はありましたけれども、やはり依然として厳しい状況にある中で救急医療体制をしっかり支援していく必要があります。市民病院機構の市民病院、いわゆる二次救急を行っている病院の運営費補助を増額いたします。それから、社会福祉施設の食事、あるいは光熱費などの支援。もう1つは銭湯に対する支援です。

 銭湯は非常に社会的に有意義な役割を果たしていると従来から考えてきまして、子供さんへの支援、それから大規模な施設改修に対する神戸市の支援を行ってきました。銭湯は独り暮らしの高齢者世帯が増えていますけれども、どうしても1人で暮らしているとバスタブにお湯を張って体をゆっくり伸ばすというよりもシャワーで済ませてしまうような傾向も聞いております。また、数は少ないですけれども、そもそも風呂がない世帯もあります。そういうことを考えれば銭湯はそういう方に対する健康の機会を提供している。それから、銭湯というのはやはり地域の中で雑談をしたり世間話をしたりするコミュニティーの場にもなっていますから、非常に公益性が高いと従来から考えています。ところが兵庫県の統制料金の対象になっておりまして、490円が3月から570円になります。80円も大幅に引き上がるわけです。これはそういうような意味から言うと、やはりあまり適切ではない対応だろうと思います。やはり自治体として独自の対応をしなければいけないということで、神戸市としては現在の490円を500円、ワンコインで入れるようにして、差の70円分は公費で負担して値上げを最小限に抑える、10円の値上げに抑えるということになります。

 それから、交通事業者に対する燃料費の補助、フェリー事業者への広告費補助、神戸市独自の取組として下水処理場の下水汚泥を使った再生リンの生産を行っていますが、再生リン活用肥料の購入補助、漁業用燃料費の補助を行います。それから、神戸市の公の施設を運営していただいている指定管理者も人件費や資材費の高騰などで厳しい状況に置かれていますから、神戸市の指定管理料を増額いたします。工事請負業者に対する委託料等も増額するというような事業者支援も行います。

 そこで、神戸市の物価高支援パッケージ、先ほど冒頭で説明をいたしました国の推奨(事業)メニューと対比させながら整理いたしますと、食料支援は学生やこども食堂への支援、先ほど申し上げたフードサポートこうべの各区開催、市内事業者と連携した食支援、これが13億円です。それから、学校給食における保護者負担の軽減ということで21億円、これは無償化に対する国の支援がありまして、県からの交付金で来るわけです。(ただし、)基準額がありまして、基準額を神戸市の給食費は超えておりますので、超える部分を重点支援(地方)交付金を充てることといたします。

 それから、無料、安価な食料品の供給、食支援団体を支援する新たな拠点の設置、フードロスロッカーの設置・利用促進、食支援団体への支援拡大、これが5億円。それから、高齢者・学生等への支援が2億円。銭湯入浴料金引上げの激変緩和が2億円。これが生活者支援ということになります。事業者支援ということについては、投資促進等助成、省エネ設備更新支援などが11億円、医療機関に対する支援が10億円、社会福祉施設への支援が26億円、交通事業者等への支援が4億円、農漁業者への支援が1億円、観光振興が2億円、指定管理者・工事請負事業費が13億円ということで、総額110億円については全額をこういう形で活用させていただくということにいたします。

 重要なところについての説明を少し補足させていただきますと、先ほどの6ページのスキームを御覧いただければと思います。このスキームについて少し補足をさせていただきますと、公共保管庫、常温の保管庫と冷凍冷蔵庫、これについては新しく新設いたします。既存の1か所の常温のものがあるわけですけれども、これは配送にかかる費用を公費が負担するということ。それから、2か所新設いたし(こちらも配送費用を公費で負担いたし)ます。

 もう1つ、この食支援団体、これは現在21団体あるわけですけれども、これを32団体に拡大いたしまして、補助額も250万円から350万円に拡充いたします。それから、冷凍冷蔵庫の設置を希望する食支援団体に最大100万円助成いたします。

 それから、フードロスロッカーというのは何なのかということですけども、これはお店でもう今日で売り切れない、全部さばけないというようなものが発生いたします。今こういうフードロスを安く売るアプリもありまして、利用されている方もいらっしゃいますけれども、ロッカーを神戸市が設置事業者に対して最大750万円補助いたしまして、ここにお店からあまりそうな食品を持ってきていただく。事業者に対する販売手数料というもの、売上げの40%分を補助いたします。あわせて、フードロスロッカーを利用する市民に対する商品の購入補助というものも1回1,000円行います。こういう形で神戸市が整備いたしまして、このスキームを次年度以降も回すことができるようにするということですね。

 個々の事業については、質問に応じて関係部局からお答えをさせていただきますけれども、こういう形で神戸市としては先ほど申し上げましたような考え方で、一律の現金給付、あるいは一律の水道料金の無料化、一律のクーポン券の配布ということは行わずに、本当に必要なところに時間的効果を持つような施策というものを、社会的有用性・公益性なども勘案したものとしてメニューを作成いたします。そして、この事業の実施については、食支援など、あるいはこども食堂など様々な活動を行っているNPOなどの活動している団体に参画をしていただく、これを広げていく、そして企業からの支援を求めていく、言わばオール神戸でこの物価高騰への対応をする。言わば神戸市がそういうコーディネーター的な役割、インフラ的な部分を神戸市がつくって、コーディネーター役になり、ファシリテーター役になり、たくさんの皆さんの参画を得て重点的な支援を市民の皆さんにお届けしたい、そういう考え方で今回つくった対策を公表することといたしました。

 私からは以上です。

質疑応答(発表項目)

記者:

 一市民としての実感として、今の物価高に対してはどのような感覚を持っていらっしゃいますか。率直な声を聞かせてください。

久元市長:

 私もしょっちゅう物を買いに行くんですけれども、近くの食料品店とかコンビニとか百貨店とかスーパーとか行くんですけれども、今日も三宮でラーメンを食べました。そこのラーメン屋さんはたまたま1,000円未満で、半ライスをつけても1,000円でお釣りが来ましたから比較的安いですけど、ラーメンも最近1,000円が増えていますよね。やっぱり高いと思います、いろんなものが。それが実感で。これは国も様々な対策を講じていますから、国の対策、それから県も「はばタンPay+」などを行っていますから、神戸市は、そういう国の政策、県の政策を勘案しながら、一番市民の近いところにいる基礎自治体として、本当に厳しい状況に置かれている、物価高騰の影響を受けている方々の実態というのを一番、完全に分かっているわけではありませんが、少なくとも基礎自治体としては国や県よりも分かる立場にありますから、そういう実態を勘案したきめ細かな支援をしていく、これが我々の使命ではないかというふうに考えています。

記者:

 ばらまきではない支援を今回は選ばれたと思うんですけれども、中には一律でそういう支援が受けられる方法がよかったという市民の方ももしかしたらいるかもしれませんが、そういった方に対してはどういう思いとかメッセージがありますか。

久元市長:

 そういう方がいらっしゃるということは当然理解しています。いらっしゃるだろうと思うし、今回の神戸市のこういう考え方に対して、自分のところには来ないのではないかと、一律にあれば全員に来たのに、自分のところには来ないのではないかというふうにおっしゃる方がいらっしゃるだろうと思います。そこは、やはり神戸市の考え方を丁寧に御説明するということで理解を求めていくということに尽きるのではないかというふうに思います。そこは愚直に、丁寧に、神戸市の幹部職員が一丸となってそういう理解を求めていくという努力を全力で行っていきたいというふうに思っています。

記者:

 この物価高対策を通してどのようなことを期待されますでしょうか。

久元市長:

 やはり、厳しい状況に置かれている方々の御苦労が少しでも和らぐということを期待したいと思いますし、やはりこういう対応は、これは神戸市だけで、神戸市の行政一人で行うのではなくて、神戸市が言わばコーディネーター役になって様々な方々の参画をいただく。参画の輪を広げるということを目的にしていますから、そういう方々の参画の輪が広がっていくということを期待したいというふうに思います。

記者:

 ちょっと同じことを別の聞き方をするようで恐縮なんですが、一方では物価高騰対策の対象を絞ったということについては、県がやっている「はばタンPay+」のほうと補完的な関係にあるというようなことも意識して設計したということでよろしいでしょうか。

久元市長:

 後者についてはそうです。やはり、クーポン券は県が一律に神戸市民も含めてやっていますから、これに上乗せするようなクーポン券の支援を重ねてやるという必要性は低いのではないかということを考えたんですけれども、先ほどの一覧のメニューをちょっと出してもらうと、この物価支援パッケージですけれども、これは絞ったというよりも、メニューはたくさんありますから、御自身で、例えばフードサポートこうべは27回開催しますから、そこに誰でも行けるわけです。ですから、別に絞ったということではなくて、今3回、27回にするわけですから、ここには誰でも行けるわけですね。それから、幅広く学生の皆さん、それから子供・子育て世帯の皆さん、高齢者に対する支援、それから施設に入っておられる方、それから児童養護施設を退所された方、様々な方々に対する支援が幅広く織り込まれていますから、一律ではないわけですけれども、いろんなメニューを用意しておりますから、やはり御自身で選択をして、神戸市のサポートを受けられるような、そういうたくさんのメニューは用意をしたつもりです。

記者:

 もう1点。フードロスロッカーの件ですとか、その方法についても様々ある、ユニークなものも含めていろいろ用意されたということであるかと思うんですが、これは、例えばコロナのときの食料の支援であるとか、そういった、いろんな局面でこれまでやってきた施策みたいなことも、経験としてというか、振り返られての施策であったりとかするのでしょうかということなんですが、よろしくお願いします。

久元市長:

 それはまさに、これは何回も打合せをしたんですよ、庁内で。何回も打合せをしまして、ある幹部が、コロナのときには感染をされた方に送りましたよねというようなことも聞きました。しかし、今回は対象が非常に広いので、あの同じやり方をすることができない。このことができないとしたら、神戸市が一人一人の、個々の御家庭に対して発送するのではなくて、やはり間に支援をする団体に入っていただいて、その方が配送をするという仕組み、あるいは公共冷蔵庫ですよね。公共冷蔵庫、無人のコミュニティフリッジというのがそうですね。そうですね、コミュニティフリッジ。これは無人の、非対面の冷蔵庫なんです。これは登録をして、鍵、多分電子鍵になると思うんですけど、これで登録をして、そこで24時間受け取ることができるわけですね。そういうやり方で、コロナのときにやった個別配送とは違うやり方で、厳しい状況に置かれている方に届く方法というのをいろいろと庁内で議論をして、公共保管庫とフードロスロッカー、コミュニティフリッジ、こういう形で、いろんな方に参画をしていただいて、事業者の方にも入っていただいて、市民に届くスキームというものを複数用意したというところです。

記者:

 今回、物価高対策を含め、同時に2月補正予算が発表されているということであるかと思いますが、この2月補正予算と8年度の予算との関係について、もし言及していただけることがありましたらお願いします。

久元市長:

 一言でいうと、一体として編成しました。一体として編成をし、補正予算ですから、年度内に執行できるものは補正予算で組む、新年度に入って執行するものは新年度というふうに振り分けたんですが、時期が近接していますから一体的なものとして振り分ける。それから、今年度中に入ってくるお金、これを財源として活用できるものは2月補正、新年度に入ってくるものは新年度というふうに振り分けましたけれども、考え方は一体としてのものです。

記者:

 一体としてというのは、つまり、事業が重複しないようにとかそういう意味だということでよろしいでしょうか。

久元市長:

 一体としてというのは、編成作業を一体として行ったということです。それを振り分けたということです。

―― 了 ――

動画ソフトウェアのダウンロード

動画再生ソフトをお持ちでない方はこちら

このページは接続環境によって、映像・音声などがみだれたり、スムーズな視聴ができない場合があります。あらかじめご了承ください。

よく見られているページ

お問い合わせ先

企画調整局広報戦略部  

このページは役に立ちましたか?皆様のご意見をお聞かせください