58.瓦せんべい屋
- 制作:1936/03
- 撮影:2014/07


神戸名物として愛され続ける瓦せんべい。開国直後、楠木正成にあやかった瓦せんべいは、その西洋的な味わいからも、たちまち人気の商品となりました。元町商店街には、今もなお、その暖簾(のれん)を守り続ける老舗があります。
木版画には、太平記から「桜井の別れ」の場面が描かれた絵も見えます。昭和のはじめ、市内には、このような絵を看板として使う瓦せんべい屋が何軒もありました。現在も長田区にある店舗で、この看板を見ることができます。
撮影場所
中央区元町通6丁目6