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灘区民生委員児童委員協議会の研修会に参加しました(令和4年10月27日)

最終更新日:2022年10月27日

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民生委員児童委員協議会の正副地区会長研修会に参加してきました。今回の研修は新型コロナウイルス感染症対策のため、京都にある障がい者の就労支援工場をWEB上での施設見学として参加させていただきました。研修の実施にあたっては、以前に別府で同様の施設の視察をされたことがある協議会の荒木副会長が「他の民生委員の方にもそうした取り組みを知ってほしい」という思いで企画し、施設との調整を行っていただきました。

この工場は、1970年代から障がい者福祉に取り組む社会福祉法人と大手電子機器メーカーが共同出資して設立したものです。当初は、社会福祉法人がある別府で設立されましたが、同じ手法で本社がある京都にも設けました。血圧計等で有名なだけでなく銀行の現金自動支払機や無人駅システムなどを開発している企業が、CSRなどの社会貢献の言葉が定着する半世紀近く前の時代から取り組んできているそうです。また、運営の継続性を大事に考え企業本体の経営状況に影響されないように黒字経営を意識されているとのことでした。工場施設の内容についても働く障がい者の方の個々の能力を活かせるような作業機器の開発など業務改善を繰り返し実践されていることなど具体的に紹介していただきました。

講座
このような企業はこれまでは貴重な存在だったと思いますが、最近では企業全般にCSRのほか福祉や環境面も含めてSDGs、ESGといった多様な価値観や実践が求められるようになってきています。そういった社会の流れも活かしながら、障がい者就労支援等、様々な地域課題の解決について、行政や地域の方々だけでなく地元企業も含めた地域社会全体で取り組んでいけるようになればと改めて思いました。
視察の終わりに説明いただいた工場の方に対して受講者の方々から様々な視点から質問が出されるなど非常に充実し凝縮された2時間の研修でした。この研修の実施にあたってご尽力していただいた方々には心より感謝申し上げます。

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灘区総務部地域協働課