「防災を考える区民のつどい」が開催されました（令和5年3月10日）

灘区民ホールで灘防火安全協会と灘消防署が主催されている「防災を考える区民のつどい」が開催されました。これまでコロナ禍で中止されてきましたが、久しぶりの開催となりました。

開催内容としては大きく2部構成になっており、第1部では、灘区の防災に尽力されてきた地域団体や個人を表彰する「灘防災の賞」表彰式が行われました。
今回は、コロナ禍で消毒用アルコールの需要が急増する中、安全に設備を稼働させ、供給し続けた日本アルコール販売株式会社大阪支店新神戸事業所、要援護者支援のための防災避難訓練の実施など長年地域の防災意識を高めておられた灘中央防災福祉協議会の皆さまが事業者及び地域団体として受賞され、表彰が行われました。また、消防団員として灘消防団第2分団の奥井分団長、消防職員として灘消防署の方面特別救助隊の住吉隊長がそれぞれ受賞されました。

表彰式のなかで、区長としてご挨拶を行う機会をいただきましたので、受賞者の方々には、それぞれのお立場で灘区民の安全安心な生活を守っていただいたことに心より敬意を表し、受賞のお祝いを申し上げました。

こうした受賞者の方々、来賓としてご出席された各地域団体の代表者や県会市会で灘区を支えていただいている議員の方々はもちろん、婦人防災安全委員の方々をはじめ観客席におられた皆さまの姿を見て、改めて「安全安心なまちづくり」には行政だけでなく、地元企業、地域団体そして区民の皆さまを含む地域社会全体で取り組んでいくことの重要性を感じました。

表彰式のあと行われた第2部では、備え・防災アドバイザーの高荷智也さんが「死なないため」の家庭の防災というテーマで講演を行われました。非常に実践的な内容で実際に役立つ知識や心構えをわかりやすくお話しいただきました。YouTubeでもご活躍されている方なので、そういったところでも防災知識に関する事柄を発信されています。ご参考にしていただければと思います。

「防災を考える区民のつどい」の開催趣旨、そして防災減災の意識がより一層灘区内に広がっていくように区役所としても取り組みを進めていきます。