最終更新日:2026年9月14日
ページID:437
ここから本文です。
デング熱は、デングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じる急性の熱性感染症です。ヒトからヒトへ直接感染することはありません。すべての蚊がデングウイルスを持っているわけではないので、蚊に刺されたというだけで心配する必要はありません。

海外の流行地域で感染した輸入症例が国内で継続的に報告されています。海外渡航歴のない国内感染事例は約70年間報告されていませんでしたが、2014年8月には、東京都内の公園等を感染推定地域とするデング熱の国内感染事例が発生しました。神戸市においてもデング熱患者の発生が報告されていますが、これまでのところ、その多くは東南アジアを中心とした海外で感染した事例です。
発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚の発疹などが主症状です。感染しても、発症しない場合もあります。
一度デングウイルスに感染して回復した後、2回目の感染をおこすと出血様症状を呈し、重症化することがあります(デング出血熱といいます)。
屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。
特異的な治療法はなく、症状に応じた治療(対症療法)が中心です。
ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症があり、デング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。
ジカウイルス病は、後天的に、ジカウイルスの感染により起こる感染症です。また、ジカウイルスは母体から胎児への感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症等の先天性障害を起こす可能性があります。
ジカウイルスを保有する蚊に吸血された際に感染します。基本的に、感染した人から他の人に直接感染しませんが、輸血や性行為によって感染する場合もあります。また、妊婦から胎児にも感染する可能性があります。
感染しても多くの場合症状を示しませんが、発症するとデング熱及びチクングニア熱と類似した症状を示し、軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛、疲労感、倦怠感、頭痛等を呈します。
また、妊婦が感染することで、胎児に小頭症やその他の発達障害が起こることがあります。
妊婦または妊娠の可能性のある女性は、流行地域への渡航を控えてください。やむを得ず渡航する際は、蚊に刺されないように対策を講じることが必要です。
ジカウイルス感染症に有効なワクチンはありません。また、性行為感染のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
ジカウイルスに対する特効薬はなく、症状に応じた治療(対症療法)が行われますが、通常は比較的症状が軽く、特別な治療を必要としません。
海外の流行地域へ渡航する際は、蚊に刺されないよう十分注意しましょう。
などの対策が有効です。
帰国時に発熱など体調の異常がある場合は、到着した空港等の検疫所(検疫ブース)で検疫官に申し出てください。
また、帰国後数日してから発熱や発しんなどの症状が現れた場合は、医療機関を受診し、海外への渡航歴があることを伝えてください。
渡航先で流行している感染症の情報については、厚生労働省検疫所「FORTH(海外で健康に過ごすために)」をご確認ください。