最終更新日:2025年8月5日
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日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。
一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1,000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。
ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。
日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、2005~2009年度まで、積極的勧奨(日本脳炎の予防接種のご案内をすること)を差し控えていました。その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。
そのため、下記に該当される方は、2005~2009年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので、救済措置が設けられています。
下記の生年月日に該当する方は、下記の接種期間内に定期接種の4回接種のうち、不足回数分を接種することができます。
生年月日 | 接種期間 |
1995年4月2日から2007年4月1日生まれの方 | 20歳の誕生日前日まで |
2007年4月2日から2009年10月1日生まれの方 | 9歳から13歳の誕生日の前日まで(2期の期間) ⇒定期接種での接種期間は終了しました。 |
特例措置によって受ける日本脳炎の予防接種スケジュールは、これまでの接種歴の有無によって異なりますので、
日本脳炎確認表をご確認ください。
日本脳炎第3期は2005年度に廃止となりました。予防接種券がお手元に残っている場合は破棄してください。
無料
【注意】予防接種券は、接種日現在、神戸市に住民登録がなければ使用できません。また、定期接種として規定している接種間隔を満たさない場合や接種期間を過ぎた場合は使用できません。場合によっては、接種料金を返還していただくことがありますのでご注意ください。
予防接種券を紛失された方・神戸市に転入をされた方で接種券がお手元にない方は、母子健康手帳(予防接種歴のわかるもの)を持参のうえ、住民登録のある区の区役所・支所の保健福祉課窓口で交付を受けてください(即日発行)。
住民登録のある区の区役所・支所への来所が難しい場合は、郵送での手続きも可能です。郵送で申請される場合は2週間ほどかかります。郵送申請の申請方法は「予防接種券について」の「郵送手続きの方法」をご確認ください。
神戸市では18歳時(高校3年生相当の年齢)に接種勧奨のご案内を送付しています。
なお、これまで下記のとおり接種勧奨を実施しました。
2023年度における | 生年月日 | 接種の内容 | 勧奨時期 | |
年齢 | 学年 | |||
20歳以上 | 2003年4月1日以前に生まれた方 | 定期接種での接種期間は終了しました。 |
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20歳 | 2003年4月2日から2004年4月1日 | 20歳の誕生日前日まで定期接種の不足回数分の無料接種が可能です。 | 2022年3月に未接種者へ勧奨ハガキを送付 | |
19歳 | 2004年4月2日から2005年4月1日 | 2022年7月に未接種者に勧奨ハガキを送付 | ||
18歳 | 高校3年 | 2005年4月2日から2006年4月1日 | 2023年6月に未接種者に勧奨ハガキを送付予定 | |
17歳 | 高校2年 | 2006年4月2日から2007年4月1日 | ||
16歳 | 高校1年 | 2007年4月2日から2008年4月1日 | 定期接種での接種期間は終了しました。 | 2018年2月に未接種者へ勧奨ハガキを送付 |
15歳 | 中学3年 | 2008年4月2日から2009年4月1日 | 2018年6月に未接種者へ勧奨ハガキを送付 | |
14歳 | 中学2年 | 2009年4月2日から2009年10月1日 | 2019年6月に未接種者へ勧奨ハガキを送付 |