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最終更新日:2023年10月31日
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神戸市は人口150万人を超える大都市である一方で、緑豊かな六甲山をはじめ、青い海と多くの河川、豊かな田園地帯を持つ、自然に恵まれた都市でもあります。多種多様な自然環境があることから、多くの生きものを育んできました。
しかし、人間活動が地球規模で生態系に影響を与える時代となり、私たちの行動により自然環境の破壊や種の減少・絶滅が進行しています。
こうした状況を踏まえて、神戸市では、生物多様性の保全に積極的に取り組んでいきます。
神戸市北区の里山が、生物多様性の保全が図られている区域として、環境省により「自然共生サイト」への認定が決定しました。 |
生きた個体やはく製を展示し、外来生物問題を「感じる・知る・考える」ことのできる自治体初の外来生物に特化した展示施設です。 |
2023年6月1日より、アメリカザリガニ・アカミミガメの取り扱いが規制されました! |
神戸市では、生物多様性の保全の取り組みを推進するため、蓄積してきた動植物のデータをもとに、絶滅のおそれのある野生動植物をその危険度に応じてランク付けした「レッドリスト」、生態系に悪影響を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種の「ブラックリスト」で構成される「神戸版レッドデータ」を作成しています。
神戸版レッドデータ
もともと神戸に住んでいなかった、外国等の遠い場所から持ち込まれた生きものを「外来種」といいます。
外来種の中には、どんどん数を増やし、もともと神戸に住んでいた生きものに大打撃を与えてしまうものがいて「侵略的な外来種」として大きな問題になっています。
・外来種とは?
・特定外来生物とは?(環境省)(外部リンク)
・アメリカザリガニとアカミミガメが「条件付特定外来生物」に指定
・外来生物展示センターホームページ(外部リンク)
・特定外来生物「ツヤハダゴマダラカミキリ」
・特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」
・特定外来生物「アルゼンチンアリ」
・特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」
・特定外来生物「オオキンケイギク」
野生の毒ヘビは身近なところにいます。不用意に草むらや山林に入らないでください。毒ヘビを見かけたら刺激することなく離れてください。
マムシ・ヤマカガシ(毒ヘビ)にご注意!
自然自然環境保全に対する市民の皆さまの理解を深め、保全活動の促進を図るため、神戸市内で「生物多様性保全活動」や「アカミミガメ防除活動」、「水辺清掃活動」といった自然環境保全の活動を行う団体に補助金を交付します。
神戸市自然環境保全活動補助事業
神戸市内で見られる特定外来生物「オオキンケイギク」について説明します。
オオキンケイギク対策
神戸市では、理科などの授業で生きものの学習を行う小学3年生を対象に、身近な場所で見られる生きものの、見られる時期、場所、特徴などを紹介した「きせつの生きものさがしガイド」を作成し、配布しています。
きせつの生きものさがし
KOBEエコアクション応援アプリ「イイことぐるぐる」のエコアクションメニューの1つに生きものマップが整備されています。
神戸で生きものを見つけたら、どんどん登録してみよう!
スマホで投稿!生きものマップ
市内の小学生が明石川の生物(魚等)を詳細に調査し、オリジナル図鑑を編集・作成しました。ぜひご覧ください。
明石川生物図鑑
神戸市生物多様性の保全に関する条例(平成29年10月10日条例第7号)
神戸市生物多様性の保全に関する条例施行規則(令和5年6月1日改正施行)(PDF:519KB)
条例では、神戸市内で捕獲等により絶滅が危惧される動植物を「希少野生動植物種」として市長が指定し、商用等を目的とした捕獲・殺傷等を禁止しています。
また、生態系等に被害を及ぼしうる外来種を「指定外来種」として市長が指定し、野外への放出の禁止等を義務付けています。
希少野生動植物種及び指定外来種
緑地の造成その他の緑化に係る事業を行うときは、次の植物種を使用しないよう努めなければなりません。
緑化において使用しないよう努める種一覧(PDF:81KB)
環境影響評価法や神戸市環境影響評価等に関する条例の対象とならない小規模な開発事業についても、条例に基づき、届出や適切な保全措置を実施する必要があります。
神戸市生物多様性の保全に関する条例に基づく開発事業に関する届出