最終更新日:2024年7月31日
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ツヤハダゴマダラカミキリを防除するためには、市民の皆様に成虫の調査や採集等にご協力いただき、対策を進めていく必要があります。ぜひご協力をお願いします。
2024年7月31日記者提供資料「クビアカツヤカミキリ等の目撃情報をお知らせください」
生態と被害
中国が原産の外来昆虫です。日本固有のカミキリムシであるゴマダラカミキリに非常によく似ていますが、翅の付け根に凹凸がない点、頭の下に白い紋がない点等で区別できます。公園の樹木や街路樹として植えられている様々な木に寄生します。神戸市では特にアキニレを中心に好んで食害しており、食害された樹木は枯死する場合もあります。国内では2002年に横浜市で初めて確認された後、一度根絶されましたが、近年、全国的に被害が拡大しています。
なお、ツヤハダゴマダラカミキリに毒性は無く、人体への被害は報告されていません。
神戸市での対策
成虫は6月から9月に発生し、冬には死滅しますが、卵や幼虫、蛹は樹木の中で越冬します。本種の対策として、冬期に個体が潜んでいる樹木を伐採することが最も有効な方法とされています。
このため、神戸市では、2021年度と2022年度の冬期に、主に六甲アイランド内の公園において被害を受けて枯れてしまったアキニレを500本以上を伐採し、焼却しました。
また、市民参加型の分布調査や、捕獲した成虫を回収する「カミキリポスト」の設置などの対策に取り組んでいます。
ツヤハダゴマダラカミキリ(メス、左)
ツヤハダゴマダラカミキリに食害され枯死した樹木(右)
以下の連絡先までご連絡ください。
[連絡先]
神戸市環境局自然環境課
E-mail:biodiversity@office.city.kobe.lg.jp
六甲アイランド内で捕まえた成虫を回収するため、カミキリポストを設置しています。 |
スマホアプリ「Biome」を活用した市民参加型の生物調査
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クエスト期間中であればいつでも参加できます。 |
スマホアプリ「Biome」をダウンロードいただき、クエスト対象種の写真を撮影して投稿してください。対象種であれば自動でゲット数にカウントされます。 |
クエスト終了後も常時投稿いただけます。 |
全部で730件の情報が集まりました。 |