最終更新日:2025年11月21日
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食事摂取基準とは、健康な人たちが、健康を維持・増進し、病気を予防するために、1日にどれくらいのエネルギーや栄養素を摂るべきかを示したもので、生活習慣病予防のために実施される栄養指導、学校や事業所等の給食提供にあたって、最も基礎となるものです。5年ごとに見直され、2025年度から使用する「食事摂取基準2025版」が策定されました。
今回の研修では、「食事摂取基準2025」の改定ポイントを、講師からわかりやすく解説いただきました。参加者からは「各栄養量の策定方法や根拠を知ることができ、日々の業務の悩みが解消された」などの感想がありました。
公益社団法人兵庫県栄養士会は、県内に栄養ケア・ステーションを10地域に設置しています。栄養ケアステーションとは、管理栄養士・栄養士が地域住民の日常生活の場で栄養ケアを実施、提供するための仕組みであり、そのための地域密着型の拠点です。今回の研修では、神戸地域のおける栄養活動をご紹介いただきました。
神戸は外国にルーツを持つ方が多く住んでいます。近年では宗教的・文化的背景やアレルギーなど、食の多様性への対応が求められるようになってきました。今回の研修では、講師から、給食施設でも実践可能な食の多様性への工夫や配慮についてご紹介いただきました。具体的な事例を交えた講演により、「今まで難しいと思っていた分野だったが、整理してみると理解出来た」等の意見があがりました。

今年度は主に、大量調理施設衛生管理マニュアルに基づいた食品の温度管理の重要性について説明しました。昨年度の食中毒発生状況や原因菌の特性を紹介し、参加者からは、「温度管理の重要性を改めて感じた」等の意見がありました。
