最終更新日:2023年3月28日
ここから本文です。
神戸市内の特定給食施設では、利用者の健康維持・増進につながるよう栄養管理された食事を提供するために、さまざまな取り組みが行われています。本事業は、なかでも特に優良な施設を「神戸市優良特定給食施設」として表彰し、その取り組みを紹介することで、他の施設においてもさらに取り組みを広げていただくことを目的として実施しています。
神戸市内の特定給食施設のうち、原則として事業所(病院の職員食堂を含む)、寄宿舎・寮、一般給食センター、大学
川崎重工業株式会社神戸工場様
対象者:約3,500人
食 数:昼食 約1,800食
提供形態:カフェテリア方式
●健康管理部門による利用者の状況把握
健康管理部門が定期健康診断や問診等から、利用者の健康課題や食習慣(朝食の欠食状況・野菜不足等)の傾向について、積極的な把握に努めておられます。
●健康管理部門・給食管理部門・委託会社の連携
月1回の給食委員会等を通じて、健康管理部門の保健師、給食管理部門の担当者、委託会社の管理栄養士(常勤)で情報共有を図り、把握した健康課題をもとに、食堂での取組を計画、実施されています。
こちらは食堂で掲示されている「カロリー確認ボード」です。
例えば、Aセットで大ライスを選んだ場合は約850kcal、並ライスを選んだ場合は約750kcal、小ライスを選んだ場合は約600kcalであることを示しています。利用者が、性別・業務内容(活動レベル)をもとに「自分に適した摂取カロリーの目安」を認識したうえで、適したご飯量を選べるよう工夫されています。
・汁物は塩分濃度を0.9%で提供
・漬物やふりかけの提供はなし
・ラーメン鉢をひと回り小さくした(スープを飲み干してしまう人が多いので、器をこっそりひとまわり小さくし、スープを90ml減らし、約2gの減塩に成功)
2021年11月・12月、ウォーキングラリー(賞品付)を実施されました。課内で3~5名のチームを作り、チーム対抗で歩数を競います。皆さん励まし合って取り組まれました。
併せて「メタボ予防」の取組みとして、健康診断の結果通知後、一番改善に取組む意欲が高まる時期に「からだ想いプロジェクト」を実施されました。食堂利用者は「からだ想い定食」を食べ、「健康診断時より体重5%以上の減少」を目指されました。