2025年度　神戸市給食施設の研修会（病院・老健・介護医療院）

災害への備えは重要です。近年、地震や豪雨、台風などが各地で発生しています。
災害時には、介護施設や医療施設では入居者の安全を守ることが求められます。そのためには、さまざまな状況を考え、事前に準備をすることが大切です。
今回の研修会では、「災害への備え」をテーマに事例紹介や情報交換を行いました。

開催概要

• 対象：市内の病院・介護老人保健施設・介護医療院に所属する管理栄養士
• 日時：2025年11月20日　14時30分～16時35分
• 場所：中央区文化センター
• 参加者：75名

研修内容

事例紹介

「災害へ備えて～災害時対応への準備体制」神戸赤十字病院　医療技術部栄養課　駒田裕子氏

病院での災害時訓練の様子を、実際に使用しているマニュアルや写真など交え、お話しいただきました。
参加者からは、「災害発生時は初動が重要であると学び、マニュアル見直しのきっかけになった。」「災害時のすべきことについて具体的にどうすればいいか悩んでいたが、参考になった。」等のご意見がありました。

「阪神淡路大震災を振りかえって」神戸海星病院栄養部　松岡良平氏

阪神淡路大震災時の実体験を交えながら、災害への備えについてお話しいただきました。
参加者からは、「震災時の食事提供状況や、困りごとを聞くことができ大変参考になった」等のご意見がありました。

報告

「給食施設の災害時対応の実施状況について」神戸市保健所医務薬務課

2024年度の立ち入り検査より、病院・老健施設の災害対応の現状を報告しました。

グループワーク「災害時対策の実施状況について」

1班5～6名により、各施設の災害時対応への準備状況を中心に情報交換を行いました。
「他施設の状況を知ることができ、大変参考になった」「日ごろのいろいろな悩みなどを語り合えて、励みになった」「もっと時間がほしかった」等のご意見がありました。