建築家による空き家再生事例07

最終更新日:2024年4月15日

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まちを丸ごと再生!住居+シェアキッチン

外観

細い道に面した重層長屋2戸をまとめて再生

玄関

道から横に入ると、新しい大きな玄関が待っています

シェアキッチン(改修前)

【改修前】和室の押入と床の間だった場所が…

シェアキッチン

近隣で採れた野菜や卵を自由に料理できるシェアキッチンに!

活用イメージ

食を通じた交流を目指します

住居スペース(改修前)

【改修前】和室が並んでいた2階は…

住居スペース

天井を高くして、住居として使える2つの個室に!

型板ガラス

柄がすてきな型板ガラスなど、使えるものはそのまま再利用しています

どんな社会貢献をしますか?

兵庫区の山際に、車が入れないほど道が狭く、建て替えや改修が難しいエリアがあります。空き家が集中してしまい、防災・防犯上の不安の声もありました。

そのエリアを「梅村(バイソン)」と名付け、丸ごと生まれ変わらせようとしているのが、一帯の空き家を購入した建築家・西村さん。1軒1軒に魅力的な機能をもたせて、若者を招きいれ、にぎわいを取り戻します。

この空き家は、シェアキッチン 兼 住居に再生。飲食店や農家の協力のもと、食に関するイベントや、地元野菜のマーケットなどを開催予定。食を通じた交流が生まれていきそうです。

建築家はこの人!

西村組 西村周治さん

ボロボロの廃屋を買っては住みながら改修し引っ越す、というヤドカリのような生活を送る。不動産会社の代表も務め、自身で不動産取引から設計、施工までこなす。

yuta kunishige studio 國重裕太さん

建築設計のほか、家具デザインや製作を行う。六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅の駅舎改修の設計も手掛けた。

上野天陽さん

西村組にも勤めながら、まちづくりコンサルタントとして活動。地元・丸山に拠点を構え、地域の活性化に取りくむ。

建築家のおすすめポイントは?

  • 1階は間仕切りを撤去して、みんなで一緒に過ごせる開放的な空間に。
  • 内装には、民家やマンションのモデルルームの解体で生じた廃材を積極的に利用。
  • 特に水回りは腐朽が激しかったため、大々的な構造補強も実施。これからも安心して使い続けられる建物に。

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お問い合わせ先

建築住宅局政策課