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最終更新日:2025年4月1日
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【改修前】伊川谷の農村地域と開発地域の境界に建つ、母屋と離れで構成された築40年の空き家に |
地域の交流スペースができました。 |
【改修前】天井や床が取り払われ、 |
開放感あふれる大空間に。 |
昔の建物の風情も残しながら、広い土間を作ることで庭との連続性を意識しつつ |
その庭を介して風通しよく、母屋と離れがつながる様な関係を再構築。人々が集まりやすい環境を整備しました。 |
食事ができるスペースも併設しています。 |
事業者自身が建築家です。
田園風景が広がる古くからの農村地帯が広がる地域と、近年開発が進んだ駅周辺の新しい街が併存する伊川谷、その境界近くに位置する当物件に、交流スペースを開設しました。
農村地帯である市街化調整区域では、高齢化や後継者不足から、農業を引退した孤独なお年寄がおり、その一方で、開発された駅前には人口が流入し、若い世帯の子ども達が増加しています。
ただ、現在これら新旧の住民を結びつける仕組みが無く、地域の子どもやお年寄りが気軽に集えるフリースペースとして当物件を改修し、地域に開放しました。
世代間の交流をテーマに、老若男女問わず気軽に参加できるイベントも開催しています。
YKArchitect 河上善彦さん
神戸市西区を拠点に活動し、住宅や店舗、民家の改修等も手掛ける。様々な国や地域を旅してきた経験を生かし、その場所ごとの背景を読み解き生かしつつ建築に落とし込む。