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最終更新日:2023年2月20日
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古い木造建物が密集し、道路や公園などの公共施設が著しく不足するなど、防災性や住環境にさまざまな課題を抱えている密集市街地を、子どもや高齢者など誰もが安全・安心で快適に暮らせる住みよいまちとして再生するため、2011年(平成23年)3月に『密集市街地再生方針』を策定し、住宅市街地総合整備事業などを活用しながら、市民・事業者・行政の協働と参画の取り組みを推進しています。
密集市街地再生方針に基づき、広範囲に燃え広がるおそれのある「密集市街地再生優先地区(灘北西部、兵庫北部、長田南部、東垂水)」において、「燃え広がりにくいまち」や「建物が倒壊せず、避難が可能なまち」を目指し、地域特性に応じて多様な施策を組み合わせることにより密集市街地の再生を図ります。
「密集市街地まちなか防災空地事業」
火災時の延焼を防止するため、老朽木造建物を除却し、その跡地を災害時の地域の防災活動の場として活用する「まちなか防災空地」の整備を実施しています。
(老朽木造建物の除却に対する支援、まちなか防災空地の整備に対する支援があります)
「近隣住環境計画制度」を活用し、幅員2.7mの水平距離指定や壁面線指定などの道路に関するルールと建物の構造や耐火性能の強化などの建物に関するルールなどを定め、地域の防災性能を向上させながら、建物更新にかかる課題解消や路地の雰囲気を活かしたまちづくりを推進しています。
「密集市街地まちの不燃化促進事業」
地震時などに火災が広範囲に燃え広がる危険性を低減するため、耐火性能に優れた住宅の新築に対する補助を実施しています。
「密集市街地建物除却事業」
老朽建物の除却補助を実施しています。新築時に、「まちの不燃化促進事業」とあわせてご活用ください。
「密集市街地防災まちづくり寄付受け事業」
防災まちづくりのさらなる促進を図るため、市への土地の寄付受けを実施しています。採択された場合、老朽建築物の除却や土地の境界確定等に対する補助を実施しています。
「建替促進事業」
古い住宅から耐震性及び耐火性の高い住宅への建替えを支援しています。
「空き地活用応援制度(隣地統合)」
隣地統合により未接道地や狭小地を解消し、住環境の改善を目指すため、隣地統合の際にかかる経費の一部についての補助を実施しています。
「細街路整備事業」
建築基準法第42条第2項に規定されている道路(2項道路)の道路中心線を確定し、舗装や側溝整備などの道路整備を行い、将来の幅員4mの道路空間の確保と健全な沿道建物の更新を誘導しています。
事例(兵庫北部)
「密集市街地身近な環境改善事業」
緊急避難経路の確保や災害時の安全な避難を誘導するための標識の設置に対する補助を実施しています。
兵庫北部地区では、密集市街地での都市計画道路「東山菊水線」の整備を地域と協働で進めています。
「東山菊水線」は、A・Bブロックで2016年(平成28年)に、C・Dブロックで2022年(令和4年)に事業認可を取得し工事を進めています。
東山菊水線(2022年12月撮影)