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水痘(水ぼうそう)の予防接種

最終更新日:2023年9月14日

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水痘(水ぼうそう)の予防接種は2014年10月1日より定期予防接種となりました。

 水痘とは

水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。一部は重症化し、近年の統計によれば、我が国では水痘は年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。
水痘は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における重症化は、熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症によるものです。成人での水痘も稀に見られますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。

ワクチンの効果

水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。

 定期接種の対象者

以下の要件を全て満たしている方

  • 接種日現在で、1歳の誕生日前日から3歳の誕生日前日までの方
  • 接種日現在で神戸市に住民登録がある方
(注1)すでに水痘にかかったことがある方は、水痘に対する免疫を獲得していると考えられるため、定期接種対象外となります。

(注2)任意接種としてすでに水痘ワクチンの接種を受けたことがある方は、接種した回数分の接種を受けたものとみなします。

 接種期間・接種スケジュール

接種回数 定期接種期間 標準的な
接種期間・間隔
必ずあける必要が
ある接種間隔
初回(1回目) 1歳の誕生日前日から
3歳の誕生日前日までの間
1歳から1歳3か月までに
接種する
追加(2回目) 初回接種終了後、
6~12か月の間隔をあける
初回接種終了後、
3か月の間隔をあける

 接種費用

無料
【注意】予防接種券は、接種日現在、神戸市に住民登録がなければ使用できません。また、定期接種として規定している接種間隔を満たさない場合や接種期間を過ぎた場合は使用できません。場合によっては、接種料金を返還していただくことがありますのでご注意ください。

 接種場所

  • 神戸市内または明石市内(一部)の予防接種契約医療機関で接種できます。
  • 神戸市内の契約医療機関は、[予防接種契約医療機関一覧]や市総合コールセンター(TEL:0570-083330または078-333-3330、FAX:078-333-3314)にてご確認ください。なお、医療機関の希望により、ホームページへの掲載を見合わせている場合もあります。まずはかかりつけ医等にご確認ください。
  • 神戸市外で接種される場合は、接種前に別途手続きが必要です。手続き方法は、[市外の医療機関等での予防接種の受け方]をご確認ください。

 接種方法

  1. あらかじめ電話等で、予防接種契約医療機関に、接種日時の予約をしてください。
  2. 予防接種当日は検温を必ず行い、健康状態が良好であることを確認してください。接種前には、予防接種の注意をご確認ください。
  3. 医療機関に予防接種券、母子健康手帳、本人確認ができるもの(健康保険証等)を持参して接種を受けてください。接種を受けるお子様の健康状態を十分に把握している保護者が必ず付き添ってください。
    ※予防接種券の必要事項を事前に記入して持参してください。
    ※母子健康手帳は、接種歴の確認や接種したことの記録をします。
    ※予診票は医療機関に準備しています。

紛失・転入などで「予防接種券」がお手元にない方へ

予防接種券を紛失された方・神戸市に転入をされた方で接種券がお手元にない方は、母子健康手帳(予防接種歴のわかるもの)を持参のうえ、住民登録のある区の区役所・支所の保健福祉課窓口で交付を受けてください(即日発行)。
住民登録のある区の区役所・支所への来所が難しい場合は、郵送での手続きも可能です。郵送で申請される場合は2週間ほどかかります。郵送申請の申請方法は「予防接種券について」の「郵送手続きの方法」をご確認ください。

 関連情報

お問い合わせ先

健康局保健所保健課