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地域で行われている取り組みを、ご紹介します。
現在、東灘区には4つの防災ジュニアチームがありますが、いずれも中学生主体のチームです。
7月5日午前、東灘区の本山第三小学校区防災福祉コミュニティで、東灘区初となる小学生だけで活動する「もとさん子ども防災チーム(MKBT)」が発隊しました。本山第三小学校に集った13名の小学生は、少し緊張しながらも背筋を伸ばして「はい!」と元気いっぱいに、任命書を受け取りました。発隊式を見守る保護者や地域の皆さんの温かな拍手が、新しい物語の幕開けを祝福するかのように会場内に響き渡りました。
この節目の発隊式で、三者三様の言葉が子どもたちの胸に刻まれました。
最初に本山第三小学校区防災福祉コミュニティの山下会長は「震災から30年の経験を、次の世代へつなぐ絆に変えましょう」と語り、地域の歴史と培った絆を未来へとつなぐ大切さを伝えました。
続く本山第三小学校の岡田校長は、「『何ができるかな?』と自分に問い続け、思い切って挑戦してください」とエールを贈り、自発性と勇気を後押し。
最後に東灘消防署の斉藤署長は、「なぜこうするのかを考えながら取り組むことで、本当の力が身につきます。楽しむ気持ちを忘れずに」と助言し、学びの楽しさが生きる力に繋がることを伝えました。
これらの言葉は、子どもたちが「守られる側」から「守る側」へと歩みを進める背中をそっと押し、会場をあたたかな希望で満たしました。
このジュニアチームは、日頃から防コミが築いてきた「顔の見える関係」を土台にしています。防災活動を通じて、子どもと大人がともに学び合い、支え合う場を実現していきます。保護者や地域の方々の協力で、子どもたちは自信と責任感を少しずつ積み重ね成長していきます。
(東灘消防署青木出張所 河合龍治)