須磨区の自然環境(森・川・海)を舞台に、保全・啓発活動などを展開している自然愛護団体により、その活動をより広く発信し、環境行動の輪をさらに拡げるため、2009年6月に「須磨FRSネット」が結成されました。
FRSのアルファベットは、Forest(森)、River(川)、Sea(海)の頭文字です。現在19団体により構成されています。
加盟団体間で連携し、須磨区とも協働しながら、さまざまな取り組みを進めています。
主な年間行事
自然環境サミット
環境行動の大切さを発信するため、専門講師による講演会や須磨FRSネット加盟団体による活動紹介などを行います。
2022年度は新たな試みとして、討論会(シンポジウム)形式で実施しました。
『須磨の豊かな自然を次世代に!~SDGsと私たちの活動~』をテーマに、
第1部では「暮らしと自然」、「子どもと自然」の二つの分科会に分かれて、須磨FRSネット加盟団体による事例紹介や参加者の皆さまによる意見交換を行いました。
第2部のまとめの全体会では「みんなでつくる未来へのメッセージ」について参加者全員による討論を行い、採択されました。
会場には一体感が生まれ、環境行動の輪を広げていくことの大切さを改めて確認しました。
「自然環境サミット2023」の様子(2023年2月25日開催)
(以下、自然環境サミット2023において採択された「須磨から未来へのメッセージ」)
須磨から未来へのメッセージ2023
人間は昔から自然の中で、自然と共に生きてきました。
自然からの恵みをもらって生きてきました。
自然はときには脅威にもなりました。
今、私たちは自然とかかわることの意味やかかわり方が問われる時代に生きています。
人間の諸活動が、自然環境に重大な変化をもたらしています。
持続可能な未来のあり方・人間と自然との関係が問われています。
自然が破壊され、自然とのかかわりが希薄になる中で、私たちの暮らしや子どもたちの育ちに、とても大きな課題がつきつけられています。
自然とたっぷりとかかわることは、子どもの発達や人格の形成にとても重要な意味を持っています。また、暮らしを豊かにすることにつながります。
須磨には千年の歴史に育まれた山(森)・海・川(池)の多様で身近な自然があり、自然を活かしたり、自然を利用したり、自然を守ったり、自然で遊んだり、自然から学んだり、自然を豊かにしたり(里山・里海)する活動をしている多くの人々がいます。
私たちは、「須磨の豊かな自然を次世代に~SDGsと私たちの活動」をテーマとして、「暮らしと自然」「子どもと自然」について話し合いました。
国際的な目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)の
「海の豊かさを守ろう」
「陸の豊かさも守ろう」
「つくる責任 使う責任」
「質の高い教育をみんなに」
「住み続けられるまちづくり」
「パートナーシップで目標を達成しよう」など
地球規模で解決していく課題も、まず、私たちの第一歩が大切であることと、次世代を担う子どもたちとともに輪を広げていくことの大切さを確認しました。
2023年2月25日 須磨FRSネット自然環境サミット2023
過去の内容はこちら(PDF:779KB)
須磨の自然を訪ねるウォーキング
須磨区内にある森(山)・川・海や須磨FRSネット加盟団体の活動地を訪問しながら、須磨の豊かな自然を体感します。
【2023年度の様子】
2023年度は、深まる秋の一日に3コースに分かれて開催しました。(11月26日開催)
各コース毎に特徴があり、参加者の方は自分の希望するコースで須磨の自然を満喫しました。
道中では各団体の活動紹介も行いました。気候にも恵まれ、充実したウォーキングとなりました。
コース内容
【Aコース】 親子で須磨の自然を体感するウォーク(定員:20組)
奥須磨公園遊具広場→奥須磨公園内→奥須磨公園バーベキュー広場
水辺の生物調査、外来種の話、どんぐり細工等を行った
【Bコース】 須磨の自然と歴史を訪ねるウォーク(定員:30名)
須磨区役所→證誠神社→板宿八幡神社→いたやにすと活動場→松岡城跡→勝福寺→とびまつの森→天井川活動場→須磨離宮公園→綱敷天満宮→JR須磨駅
【Cコース】 横尾山周りの山道の探検ウォーク(定員:30名)
妙法寺駅→よこお自然塾活動地→野路菊の丘→高倉会館→栂尾山→天皇の池→天井川合流点→天井川憩いの広場→JR須磨駅周辺にて適宜解散
「須磨の自然を訪ねるウォーキング」の様子(2023年11月26日開催)


過去のウォーキングコースはこちら(PDF:765KB)
神戸まつり「須磨音楽の森」(出店)
須磨離宮公園にて開催される神戸まつり「須磨音楽の森」に出店し、動植物の実物展示、須磨区内で入手できる素材を使った玩具等の手づくりや自然体験を行っています。
Forest(森)
・よこおみち森もりの会
「
概要(PDF:289KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・よこお自然塾
「
概要(PDF:235KB)」
・いたやにすと
「
概要(PDF:233KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・とびまつ森の会
「
概要(PDF:215KB)」
・西神戸山の会
「
概要(PDF:223KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・森のようちえん すまっこのもり
「
概要(PDF:247KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・須磨離宮チョウの会
「
概要(PDF:82KB)」
・たんぽぽ親子クラブ
「
概要(PDF:212KB)」
・妙法寺竹援隊
・自教園を守る会ASOBO
・須磨離宮公園サポート&エンジョイクラブ
River(川)
・天井川を美しくする会
「
概要(PDF:114KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
※団体ページは現在作成中
・妙法寺川を美しくする会
「
概要(PDF:233KB)」
Sea(海)
・須磨海岸を美しくする運動推進協議会
・すま・はまの会
「
概要(PDF:253KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・須磨里海の会
「
概要(PDF:226KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・神戸海さくら
「
概要(PDF:242KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
・Hale Suma
「
概要(PDF:252KB)」
・須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
「
概要(PDF:223KB)」、「
団体ページ(外部リンク)」
日々の活動紹介
妙法寺川を美しくする会
妙法寺川の環境美化に取り組み、事業を通じて地域住民の交流を図ることを目的として取り組んでいます。
活動内容は、河川・公園等の清掃美化、ゴミ、空き缶等不法投棄物の撤去活動を内容としています。
地区の高校のクラブ活動の生徒も積極的に参加してくれています。
たんぽぽ親子クラブ
2022年7月24日に「夏の親子自然教室」を開催しました。
カイコやセミを観察したり、お話を聞いたりしました。お話の後には実際にカイコのえさとなる桑の葉やセミを取りに行き、自然と触れ合いました。
森のようちえん すまっこのもり
2022年7月13日にとびまつの森ビオトープで生き物探しや川遊び、散策を行いました。
おたまじゃくしやとんぼ、めだかなどを発見し、興味津々でした。
Hale Suma
「Hale Suma Mahalo Project 〜Kupunaクプナのお話を聴こう〜」
2022年7月18日(場所:須磨寺本坊)
ハワイ語で年長者という意味を持つKupunaクプナ。
文字を持たなかったハワイアンにとって、歴史や文化、生活の知恵や生き方は、年長者から若者へ口承によって受け継がれてきました。
今回は須磨の歴史の第一人者、西海淳二先生をお迎えして、須磨の歴史を学びました。
西海さんから語られる須磨の土地や文化、人々のお話を聴いた事で、参加された方たちの須磨への関心、愛着が増し、受け継いで今日のお話を周囲にも伝えたいと言っていただけました。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
~ユニバーサルビーチの取り組み~
須磨海岸にて、3年ぶりの海をたくさんの人に楽しんでいただけるように、障がい者利便施設を期間中オープンしました。
海開き期間中は毎週末、ビーチマットの設置とサポートスタッフの配置をし、水陸両用車椅子ヒッポキャンプの運用を実施しました。
また、海開き期間中の数日、メガSUPに水陸両用車椅子ヒッポキャンプを乗せ、水上遊泳をしました。
よこおみち森もりの会
ノジギク挿し芽苗づくり体験会
2023年5月13日(土曜)
須磨区野路菊の丘
詳細は下記のチラシをクリックしてください。
(PDF:541KB)
活動の参加募集
活動への参加について、詳しくは各団体へお問い合わせください。(
各団体の概要参照)
天井川を美しくする会
<活動日時>
毎月第4日曜 午前8時から
<集合場所>
天井川公園(須磨体育館向かいあたり)(PDF:353KB)
<内容>
天井川の清掃活動
<その他>
雨天時は活動中止となります。
前日の雨等で水量が多い時は20cm位の川での活動となりますので長靴、汚れてもいい服装で参加してください。
軍手、ゴミ拾い用トング、ごみ袋等はこちらで用意してあります。長期参加される場合は長靴、ジャンパー、帽子等提供いたします。
小学生以下の場合は保護者同伴でご参加ください。
妙法寺川を美しくする会
<日時>
・妙法寺川クリーン作戦(大規模)は、3月、6月、12月に実施
・妙法寺川クリーン作戦(小規模)は、毎月第2水曜日に実施
<場所>
妙法寺川(中島橋~養老橋までの約1.6km)
河川や公園の清掃、ゴミや空き缶等不法投棄物の撤去を行います。
参加費は無料で、ゴミ袋や手袋などはこちらで用意します。
一般参加大歓迎ですのでぜひお越しください。
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