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最終更新日:2025年4月4日
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須磨には、千年の歴史とともに、山、川、海、公園など、素晴らしい自然があり、まちの魅力となっています。須磨の豊かな自然環境を未来につないでいくため、まずその魅力を多くの方に知っていただけるよう、体験、参加型の自然環境講座を開催しています。
関連リンク/生物多様性
https://www.city.kobe.lg.jp/a66324/kurashi/recycle/biodiversity/index.html#a3
公園の中を講師と一緒に歩いて、この時期ならではの植物や生き物を発見しました。当日のアンケートでいただいた2件のご質問について、講師の方よりご回答いただきましたのでお知らせいたします。
◆質問①
どうして外来種がきたのですか?
★回答①
外来種とは、もともといなかった国や地域に、人間の活動によって持ち込まれた生きもののことです。外国からだけではなく、国内の他の地域から持ち込まれた生きものは国内外来種と言われます。また、外国から海の流れや風に乗ったり、自力で飛んでくる生きものは外来種とは言いません。
外来種は、ペットや鑑賞用、食用や釣りなどのために持ち込まれたものや、物資などにくっついて入ってきたものです。アライグマやアカミミガメなどはペットとして、ウシガエルやブラックバスなどは食用として、アメリカザリガニは餌として、オオキンケイギクやホテイアオイなどは観賞用として移入されました。
外来種が入ってくると、その場所で生活していた在来種が追いやられてしまい、自然のバランスが崩れてしまうことがあります。
「外来生物法」では、問題の大きな外来種を「特定外来生物」に指定し、飼育、栽培、運搬、保管、輸入、販売、放流、植栽、譲渡などが禁止されています。
質問②
モクズガニを横尾地区で見たことがあります。あのカニも海から来たのでしょうか?
★回答②
モクズガニは暗緑色でハサミに毛が生えているのでサワガニと見分けることができます。モクズとは藻屑のことで密生する毛を意味しています。海で生まれ、川で生長し、産卵のために川を降り海へ出ます。ですので横尾にいるモクズガニも須磨の海からやってきたのでしょう。
サワガニは海に降りずに淡水で産卵する珍しいカニです。横尾山の水の少ない細流にも棲んでいます。
以上です。ご質問ありがとうございました。これからも須磨の自然について興味を深めていただけますと幸いです。