神戸市消防局市民防災総合センターでは、6種類の体験メニューを組み合わせて防災を学べます。
地域や学校などの防災訓練や防災教育にご利用ください。
体験メニュー
それぞれのメニューは、20名で体験するのに約30分かかります。
VRで災害現場をリアルに体験しよう「VR災害疑似体験」
VRゴーグルをつけて、本当の災害現場にいるような体験ができます。
逃げるのが難しいことや、早く逃げるのが大切であることが身をもって学べます。
【体験例】
- 住宅街を襲う土石流の体験
- 火災が発生した建物の煙や誘導灯による避難体験
- マンションで発生した火災からの避難体験
- 市街地の津波体験
- 住宅寝室の地震体験

地震の揺れを実際に感じてみよう「地震体験車ゆれるん」
阪神淡路大震災などの過去に発生した地震や、南海トラフ地震などの将来起こるかもしれない地震の揺れを体験できます。
また、VRゴーグルをつけることで、家具が倒れる映像などと合わせたよりリアルな体験ができます。
(注意)小学生以上が対象

台風みたいな雨と風を体験しよう「暴風雨体験」
強い雨と非常に強い風のなかを歩くことができます。
ゲリラ豪雨など風水害では逃げるのが難しいことを学べます。
※衣服が濡れる可能性があります。冬季の体験はご相談ください。

水に浸かった道を歩いてみよう「冠水歩行・水圧ドア体験」
膝の高さほどの水が流れるなかを歩いたり、浸水したドアを開ける体験ができます。
大雨で川の水などがあふれ出したときに逃げるのが難しいことを学べます。
※衣服が濡れる可能性があります。冬季の体験はご相談ください。

消火用のホースを使ってみよう「放水体験」
あなたの身の回りに準備されているいろいろな消火用のホースを使ってみます。
消火器や屋内消火栓を使った放水体験
消火器や建物の中に備え付けられている屋内消火栓を使った放水体験ができます。

消火栓や小型動力ポンプを使った放水体験
道路にある消火栓や小型動力ポンプを使った放水体験ができます。
地域などでの防災訓練をお考えの方向けの体験です。

火事が起きた建物から逃げてみよう「誘導灯・煙体験」
無害の煙が充満した真っ暗な建物のなかで、避難用の明かりを頼りに逃げる体験ができます。
煙のこわさや避難の方法を学べます。

おすすめのプログラムの例
いろいろなメニューを組み合わせて防災学習を体験できます。
迷ったときは、次のような組み合わせはいかがでしょうか。
班分けをしてそれぞれのメニューをローテーション形式で体験することもできます。
大雨が多い季節に備えたい
大雨や台風が多い季節は風水害に備えて、早めの避難を学んでみましょう。
- VR災害疑似体験(30分)
- 暴風雨体験(30分)
- 冠水歩行・水圧ドア(30分)
火事が多い季節に備えたい
火事のとき、初期消火や避難を学んでみましょう。
- VR災害疑似体験(30分)
- 放水体験(消火器・屋内消火栓)(30分)
- 誘導灯・煙体験(30分)
学校・事業所での防災教育を企画したい
生徒や従業員の防災意識を高めて安全に避難できるようにしてみましょう。
- VR災害疑似体験(30分)
- 地震体験車(30分)
- 誘導灯・煙体験(30分)
- 放水体験(消火器・屋内消火栓)(30分)
地域での防災訓練を企画したい
防災福祉コミュニティなどでの防災訓練として地元の防災力を高めましょう。
- VR災害疑似体験(30分)
- 地震体験車(30分)
- 誘導灯・煙体験(30分)
- 放水体験(消火栓・小型動力ポンプ)(30分)
体験者の声
- 「VR地震車体験に参加しました。思った以上に大きな揺れだったので実際に南海トラフ地震が発生した時のことを想像すると恐ろしくなりました。ただ、私達はお客さまを安全に誘導することもこれからの業務でしっかり訓練しないといけないと実感しました。」(企業の新入社員)
- 「消火器の使用方法はなんとなくしっていたが、消火栓については実際にはよく知らなかった。放水体験で消火栓の使用方法、実際に放水も体験できたので、発生してはならないが、もしもの時には消火栓も迅速に使用して火災の延焼を防ぎ、我々の働く場を守りたいです。」(企業の新入社員)
- 「新入社員研修の一環で、毎年利用させていただいてます。毎日大勢のお客さまが宿泊される大型施設旅館で働くスタッフとして、お客さまに安心と安全を提供するのが私たちの最重要命題であるため、スライドを見るだけでなく、より現実に近い形で火災や地震の恐ろしさや有事の対応方法を新入社員に体験させることを目的として計画しました。」(企業の人事担当者)
- 「見学のとき、私たちは防災のたいけん活動にさんかしました。目てきは、台風や地震のとき、どうすればいいかを学ぶことでした。さいしょに、水がたくさんある水そうの中をあるいて、台風で洪水になったときの水のこわさをたいけんしました。水の力で、あるくのがとてもむずかしかったです。つぎに、VRゴーグルをつけて、地震をたいけんしました。ゆれがとてもリアルで、地震がきゅうにくることがわかりました。とてもこわかったです。そのあと、けむりの中をにげるれんしゅうをしました。さいごに、つよい雨と風をたいけんして、台風のこわさがよくわかりました。」(日本語学校の学生)
- 「学校のプログラムで じしんのけいけんをしました はじめてのけんけんでした。じしんがおきたとき、どうするかを まなびました。頭をまもることや あんぜんなばしょに にげることを べんきょうしました。ちょっとこわかったですが、とても たいせつなけいけんでした。みんなといっしょに れんしゅうして、たのしくべんきょうできました。」(日本語学校の学生)
- 「せんしゅうにいった けんがくは たのしかっただけでなく いのちをまもるために たいせつなことも たくさん まなびました。じしんから どうやって いのちをまもるか こうずいがきたときに どうやってたすかるかなど、いのちにかかわる たいせつなことを このけんがくで まなびました。しょうらい きっと わたしたちのいのちにとって とてもやくにたつと おもいます」(日本語学校の学生)
ご利用案内
利用目的
神戸市内の地域団体、各種学校、事業所、行政機関が主催する防災訓練や防災教育など
対象
神戸市在住、在勤、在学の方(外国人の方も含みます。市外の防災関係者はご相談ください)
利用可能人数
20名以上(最大約100名。20名未満はご相談ください)
費用
無料
予約方法
- ホームページから仮予約
仮予約はこちらから
- 当センターから連絡し、予約確定
当センターからのお電話で予約を確定します。連絡をお待ちください。
- ホームページから申込み書入力
カレンダーで予約日を選んで必要な項目を入力してください。
予約が確定している方の申込みはこちら
注意
- その年の4月1日~翌年3月31日までの予約の受け付けを、その年の1月から受け付け開始
- 体験希望日の3週間前まで予約してください。
- 祝日・年末年始の予約はできません。
アクセス
市民防災総合センター
〒651-1124 神戸市北区ひよどり北町3-1
- 駐車場:なし
- 最寄り駅:市バス「市民防災総合センター」バス停下車、徒歩5分
- 交通アクセス
問い合わせ先
神戸市消防局 市民防災総合センター市民研修係
電話:078-743-3799(平日8時45分~12時00分、13時00分~17時00分)