ストーリー
江戸時代、伊丹・西宮・灘の酒造家たちは、優れた技術、良質な米と水、酒輸送専用の樽廻船によって、「下り酒」と称賛された上質の酒を江戸へ届け、清酒のスタンダードを築きました。酒造家たちの技術革新への情熱は、伝統ある酒蔵としての矜持と進取の気風を生み、「阪神間」の文化を育みました。
六甲山の風土と人に恵まれたこの地では、水を守り米を育てる人々、祭りに集う人々、酒の香漂う酒造地帯を訪れ、蔵開きを楽しむ人々が共にあり、400年の伝統と革新の清酒が造られています。
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構成自治体
兵庫県(伊丹市、神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市)
神戸市内の主な構成文化財
1.灘の酒造道具(菊正宗酒造記念館)

2.沢の鶴株式会社大石蔵附灘の酒造道具一式・槽場遺構(沢の鶴資料館)

3.菊正宗本嘉納家酒関連資料及び樽酒マイスターファクトリー(菊正宗酒造記念館)

4.敏馬神社弁財船絵馬(敏馬神社)

5.白鶴美術館本館、事務棟、土蔵、茶室

6.甲南漬資料館(旧高嶋家住宅主屋)

7.御影公会堂

今後の取り組み
神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市及び兵庫県、灘五郷酒造組合、伊丹酒造組合、各市観光団体による協議会を設立し、地域の魅力的な文化財及び観光資源を国内外に発信していきます。