<vol.10>神戸地域おこし隊OB　千葉　涼（ちば　りょう）さん

• 神戸地域おこし隊でどんな活動をしていたのですか？

私は玉津町二ツ屋の有機農法で野菜作りをしているナチュラリズムファームに籍を置きながら地域おこし隊として活動していました。ビールの主原料である麦とホップの栽培に力を入れながら、新規就農者のサポートや月2回六甲アイランドにあるシェラトンホテルの貸農園で農業初心者の手助けをしていました。また、西神中央で毎月開催されるウェルアベニューマルシェ（通称ウェルマル）にも携わっています。
神戸版地域おこし隊の第1号だったので、手探りの中での活動は大変でした(笑)

• 農業をしていて嬉しい瞬間はどんな時ですか？

やっぱり自分が丹精込めてつくった作物をお客さんに渡せる瞬間はやはりうれしいですね。おいしいと言っていただけるようさらに頑張ろうと思えます！

• ​​新規就農の難しさを教えてください

新たに農業を始めるとなると土地探しや機械、備品の用意、作物の売り先など様々な課題に直面します。そういったものを1人ですべて準備をするのはかなりの労力を要しますので、農業をする上では人脈はかかせないものになります。積極的に地域の方々と交流し、自分の活動を知っていただくことが大切だと考えています。

• 地域おこし隊の経験を得て、今後取り組んでみたいことは何ですか？

任期終了後の現在は、西区の神出町で自分の畑の管理をしています。土地がいくつかあるのですが、そのうち1つの土地は大きなビニールハウスが4棟あります。1つは整備してやっと使えるようになりましたが、あと3つが使用できない状態になっているので、それらの整備が終わった後、様々なことに挑戦していきたいと思っていますが、まずは自分の畑の作物の管理から始めようと思います。また、地域おこし隊のOBとなってもいろんな方と協力しながら頑張っていきます！

プロフィール
2019年10月、神戸版地域おこし隊の第1号に任命される
西区玉津町のナチュラリズムファームを活動拠点とし、農業や新規就農者へのサポートなどで地域おこしに取り組む
2022年10月に3年間の地域おこし隊としての任期を満了し、その後は神出町で新たに活動を始める