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<vol.11>とうもろこし農家 小林 大祐(こばやし だいすけ)さん

最終更新日:2023年5月26日

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とうもろこし02
ー白コーン農家になるまでのルーツを教えてください
実家が米農家なので、昔から農業に興味がありました。
淡路島で14年間野菜の生産に携わり、退職のタイミングで農家になることを決意しました。
昼夜の寒暖差が大きい押部谷でなら、より糖度が高くみずみずしい白コーンを収穫でき、それを直接お客様に届けられると思ったからです。

ー「ねおきの白コーン」という名前の由来を教えてください
日中に太陽の光を浴び、栄養をぎゅっと蓄えた白コーンが寝ている早朝に収穫することから名付けました。白コーンは収穫してから鮮度の落ちやすい野菜です。 朝採れの白コーンをその日の朝から直売所にて販売していますので、是非採れたてを食べていただきたいです。
01とうもろこし

ー白コーンを育てる上で大切なこと、意識していることはありますか?
白コーンは葉っぱに状態が顕著に表れるので、葉の状態を丁寧に確認してあげます。 状態を毎日確認し、堆肥の量や水の量などを見極めることで、甘くて艶やかな白コーンが育ちます。

 ー押部谷町西盛の印象を教えてください
川や山があり、のどかな場所なのでいきいきと農業に専念できます。神出山田自転車道があることから散歩やランニング、自転車に乗っている人が多く、挨拶すると元気に返してくれます。初年度はそんな人たちにサンプルとして白コーンを配りました。そこから定期的に直売所まで買いに来てくれる方なども増えています。

―どうやって土地をみつけたのですか?
実家がある押部谷で農業をしたいと農業委員会にお願いすると、すぐに空き農地がみつかりました。しかし見つけた空き農地のすぐそばに偶然、畑の管理に困っているご高齢の方がいらっしゃいました。せっかくなのでその農地を引き継ぐ形で借りたいとお願いすると、快く承諾していただきました。倉庫も半分貸していただきwin-winで農業を始めることができました。

―苦労したことをおしえてください。
アライグマやイノシシの獣害対策はやはり苦労しました。
のどかな場所だけあって獣害の侵入が多く、美味しいトウモロコシの味を覚えた獣害は何回もやってきます。アライグマは手先が器用なので背の高いトウモロコシを幹から齧り、倒してしまいます。今年度からは電柵を取り入れ、対処していく予定です。

―今後の目標はなんですか?
白コーンだけで生計を立てることが現在の目標です。
将来的には、神戸のとうもろこしと言えば押部谷の「寝起きの白コーン」と言ってもらえるように、ブランド化を目指し、西盛の方にも恩返しがしたいと考えています。
とうもろこし01
 

プロフィール[小林 大祐]
2010年淡路島で農業を始める
2020年退職し農業一筋でやっていくことを決意
白コーン農家として押部谷町西盛で就農開始
2022年HPやSNSの運用を開始し、収穫イベントなどで西盛を盛り上げる

お問い合わせ先

西区総務部地域協働課