昭和36年1月17日(火)
2. 須磨寺

この日2番目に訪れた場所は須磨寺です。参道正面に仁王門、その手前に朱塗りの欄干が目を引く龍華橋があります。
【龍華橋】


川西 英さんの頃と今を比較すると、龍華橋の右手前にある桜、そして左奥にある杉は、当時からのものでしょう。橋自体は欄干も含めて架け替えられているようです。

ネガには、百景を描く川西 英さんの姿がとらえられています。龍華橋のたもとで、スケッチしている姿をみると、桜の季節に撮影に訪れたときのことが頭の中に蘇ります。桜の花びら散る仁王門をくぐり、境内へと続く参道を歩くのは、とても心地よかったです。
そして、実際に描かれたのが、作品 『89.須磨寺』 です。
