神戸市のごみ収集量は、昭和57年度から平成12年度まで右肩上がりで増加し、約20年間で2倍に増えてきました。その要因は、バブル景気による消費の拡大と、大量消費型ライフスタイルの定着のほか、世帯分離が進み、単身世帯など小規模世帯が増加したことなどが考えられます。
しかし、様々な減量・資源化施策を導入し、市民・事業者の皆さまのご協力の結果、ごみ収集量はピーク時(平成12年度)と比較して、令和元年度実績では、約47%減少しています。
令和元度年次レポート(PDF:15,988KB)
令和2年度ごみ収集量の速報値(前年度比較)
- 家庭系ごみ
総収集量、1人1日あたり排出量(資源物を除く)、燃えるごみ収集量、燃えないごみ収集量(カセットボンベ・スプレー缶を含む)、大型ごみ収集量、缶・びん・ペットボトル収集量、容器包装プラスチック収集量
- 事業系ごみ
総収集量、可燃ごみ収集量、粗大(不燃)ごみ収集量、資源ごみ収集量
(毎月集計が終わり次第更新します。)
ごみ収集量の推移
グラフをクリックすると拡大図でご覧いただけます。
(PDF:147KB)
年度別ごみ収集量(EXCEL:20KB)
各施策実施前後のごみの組成比較
- 平成14年度と平成17年度の家庭系ごみ(不燃系)
平成15年11月「缶・びん・ペットボトル」収集の全市実施
平成16年11月「6分別収集」の全市実施
- 平成18年度と平成20年度の事業系ごみ(可燃・粗大)
平成19年4月有料指定袋制度の導入と処理手数料の改定
- 平成19年度と平成23年度の家庭系ごみ(燃えるごみ・燃えないごみ)
平成20年11月指定袋制度実施、大型ごみの申告有料収集
平成23年4月「容器包装プラスチックの分別収集」の全市実施、「容器包装プラスチック以外のプラスチック」の分別区分変更
コラム・・いろいろなごみの量

ごみと一口に言っても、発生量から、最終処分量まで名称・重量・容積は異なります。
ここでは、ごみ処理の過程で変わっていく「ごみ量」を紹介します。
- ごみ発生量
家庭や事業所から発生する一般廃棄物の総量です。家庭や事業所から排出された「燃えるごみ」、「可燃ごみ」などに加え、本市で把握している、家庭系ごみの「資源集団回収量」や「店頭回収量」、事業系ごみの大規模事業所での資源化量など、地域や民間で独自に回収・資源化している量を含んでいます。
- ごみ収集(排出)量
ごみ発生量から、資源集団回収量などの排出前資源化量を除き、市の処理施設へ収集・搬入されたごみの量です。
- ごみ処理量
ごみ収集(排出)量から、「缶・びん・ペットボトル」や「容器包装プラスチック」などの市が収集した後に資源化した量(排出後資源化量)を除き、ごみとして焼却や埋め立てを行った量です。また、「燃えないごみ」などに含まれる金属類も処理工程で回収して資源化しており、ごみ処理量から除いています。
- 最終処分量
ごみ処理量から焼却により減量化した量を除き、焼却灰や破砕処理後の不燃物など、最終処分場に埋め立てた量です。