最終更新日:2026年9月2日
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竹の需要が減少し活用されないままの竹が増え続け、近年、北区においても全国同様に放置竹林が課題となっています。竹の繁殖力はとても強く、広葉樹や針葉樹など他の植物を駆逐する可能性があります。また、放置竹林では筍(たけのこ)が生えたままの状態となり、筍を求めてイノシシが侵入し、竹林だけでなく周辺農地を荒らすこともあります。
一人でも多くの方に放置竹林の課題に関心を持っていただけるよう、竹林再生を目的として北区では「北区竹活プロジェクト」を立ち上げます。
本プロジェクトでは2027年の「きたきたまつり」当日に、北区内の竹を使った「竹とんぼ」を作ってみんなで飛ばし、“日本一”を目指す「とびタケっ!! ~北区の竹とんぼで日本一~」も行います。
※日本記録認定協会によると、現在の「竹とんぼを同時に飛ばした日本最多人数」記録は2024年7月20日に広島県東広島市東西条地区住民自治協議会が達成した741人です。

竹の魅力や放置竹林対策など、様々な形で竹に関わる人へのインタビュー連載中です。7月は「淡河バンブープロジェクト」代表の武野さん、「KOBE川の音ベース」主催の安田さんにインタビューを行いました。インタビューについては、北区公式Instagramにも掲載しています。
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「美味しく楽しく」で竹林をもっと身近に― 淡河バンブープロジェクトに聞く(淡河バンブープロジェクト代表 武野 辰雄さん) |
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神戸市北区淡河町を拠点とする「淡河バンブープロジェクト」は、「美味しく楽しく」をモットーに、竹の新たな可能性を追求する活動を展開しています。放置竹林の問題解決を目的として始まった地域活動は、現在では竹細工の制作や食品開発、農業資材への活用など、幅広い分野にも広がっています。 プロフィール武野辰雄 氏 神戸市北区淡河町で活動する「淡河バンブープロジェクト」の代表。
インタビューQ.現在の取り組みは?A.「淡河バンブープロジェクト」は、いわゆる竹藪を何とか上手く管理できないかという思いから活動をスタートしたもので、竹林整備が常に活動の根幹にあります。 Q.モットーである「美味しく楽しく」とは?A.竹林整備、竹林管理だけにフォーカスすると、どうしても汗をかきながらの活動など、しんどいイメージになってしまいます。そこで、「美味しい」と「楽しい」を常に意識して活動が出来るようみんなで考えました。こうした思いは、「美味しいものをみんなで作ろう」、「流しそうめんを竹のレールでやろう」など、普段の活動の中に遊び心として現れ、活動を豊かにしてくれます。 Q.放置竹林を問題視するようになった背景は?A.私自身は生まれも育ちも淡河だったので、小さい頃から田んぼ、川、竹藪で遊ぶのが日常的でした。昔の竹藪の中は結構明るくて風通しも良かったのですが、そんな放課後や夏休み冬休みの遊び場だった竹藪が、いつしか蒸しっとしていて薄暗く、ちょっと怖いなと肌で感じるようになり、荒れていて危険だなと感じるようになったことがきっかけです。 Q.現在の活動を始めるきっかけは?A.最初は、竹藪をきれいに整備しても、どのような価値や利益につながるのか想像がつきませんでした。そんな時に竹林対策に取り組む方のお話を聞いて、メンマづくりを知ったことが大きなきっかけでした。大きくなりすぎて出荷できない筍でもメンマとして活用できることや、日本で流通するメンマの99%以上が輸入品で、国産メンマは非常に希少であることを知り、まさに目から鱗でした。化学肥料も使わず、手間をかけずに育つ竹が商品価値を持つことに気づき、「これなら自分たちにもできる」と挑戦を決意しました。 Q.現在の活動場所は?A.現在は、シェアスペース「結(ムスヒ)」が活動の拠点です。活動スタート当初の拠点であった淡河宿本陣のすぐ近くで空き家だったのですが、持ち主の方の何かに活用できたらいいなという話と、私たちが日常的に利用できる活動場所が欲しいという話がマッチして、改修して使わせていただくことになりました。ここに移ってからは、日常的に活動が行えるように使えるようになったほか、食品加工も自分たちでできるようになり、活動の幅が大きく広がりました。 Q.普段の活動メンバーは?A.活動メンバーは、普段定職を持っておられる現役世代が中心で、9割ぐらいが女性です。中には、姫路や芦屋の方から来られる方もおり、淡河よりも都市部の方からの参加が多いです。皆さんお仕事が休みの時に参加されたりと、それぞれの生活スタイルに合わせて活動されています。 Q.活動していてよかったと感じる瞬間は?A.地域の小学校や中学校、町外の学校からも出前授業でお声かけいただく機会があるのですが、その時に子供たちが「淡河バンブープロジェクト」のことを知ってくれていたりすると嬉しいです。以前、夏の課題で竹のことを調べている小学生に「なんで竹の研究をしているの?」と聞いたときに「淡河にバンブープロジェクトがあるから」と小学生が素直に答えてくれたことがあり、地域の中で本当に浸透しているのだなと実感しました。また、食材や竹細工の商品をマルシェや、スーパーなどで販売する機会をいただけて、手に取ってくれた方の中でちょっとずつリピーターが増えてきていることは、少しずつ淡河のメンマ、竹細工を知っていただけているのを実感でき、すごくありがたいです。 Q.竹林整備の現場で感じる課題や苦労は?A.一番大変なのは、伐採した竹を山から運び出す作業です。竹を切ること自体は一人でもできますが、斜面の多い北区では、倒した竹を安全に搬出するには人手が必要です。足場が悪い中で刃物を扱うため、作業の安全には常に気を配っています。チェーンソーではなく電気ノコギリを使用するなど、効率と安全性のバランスを考えながら活動しています。 Q.竹の魅力や可能性について教えてください。A.竹は日本全国の身近な場所に自生し、昔から物干し竿や箸、竹馬など、暮らしに欠かせない道具として活用されてきました。現在はプラスチックやアルミ製品に置き換わったものも多いですが、竹には「しなやかさ」と「強度」を兼ね備えた素材ならではの魅力があります。インテリアや日用品として気軽に生活へ取り入れられるなど、今でもさまざまな可能性を秘めています。 Q.最後に、「とびタケっ!! 北区の竹とんぼで日本一」への期待をお願いします!A.今回のプロジェクトを通じて、久しぶりに竹とんぼに触れる方や、逆に初めて体験する子どもたちもいると思います。ドラえもんの竹コプターを思い浮かべるように、竹とんぼは誰もが知っている身近な竹細工ですので、まずはみんなで竹とんぼを飛ばし、楽しい時間や体験を共有してほしいです。
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竹活インタビューVol.2では、「KOBE川の音ベース」を運営する安田典充さんにお話を伺いました。キャンプ場の運営をはじめ、伐採した竹や木を活用したアクセサリーづくり、アウトドア体験、防災ワークショップなど、地域資源を生かした多彩な活動を展開されています。活動を始めたきっかけや、里山・竹資源への思いについてお聞きしました。
インタビューQ.現在の活動を始めたきっかけを教えてください。A.私の活動の原点は、長年親しんできたキャンプにあります。私は「キャンプは不便を楽しむもの」だと思っています。火起こしや道具づくりなど、自然の中での体験を通じて、自ら考え、行動し、困難を乗り越える力を身につけてほしいという思いがありました。 目指しているのは、自分で考えて、「火を起こせる人間」を育てることです。ここでいう「火を起こせる」とは、火をつける技術だけでなく、困難な状況でも自ら考え、行動できる力を身につけるという意味でもあります。さらに、防災にも関心があり、アウトドア体験を通じて子どもたちに楽しみながら防災を身近に感じてもらいたいと考えてきました。 2006年からキャンプに関する活動を、2015年からは防災に関する取り組みを続け、2022年11月に山田町で「KOBE川の音ベース」をプレオープンしました。 Q.活動のやりがいや、続けていて良かったと感じる瞬間を教えてください。A.最もやりがいを感じるのは、子どもたちの成長を間近で見られることです。ワークショップの前後で表情や行動が変わる瞬間があり、その瞬間を目にしたときにやりがいを感じます。 Q.里山を次世代に引き継ぎ、竹を資源として活用していくために必要なことは何だと思いますか。A.里山を守っていくためには、竹だけでなく木も含めて地域資源として活用していくことが大切だと思います。 編集後記「地域の自然を守ること」と「地域の人を育むこと」。安田さんのお話からは、その二つが深く結びついていることが伝わってきました。
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神戸市北区大沢町の豊かな自然に囲まれた場所で、一つの挑戦が始まっています。それは「放置竹林の整備」と「竹の有効活用」による持続可能な地域づくり。竹は成長が早く、そのまま放置すれば農地に侵食するなど、問題を引き起こす一方で、農業資材や環境保全資源として多くの可能性を秘めています。竹活インタビューVol.3では、そんな竹の「問題」と「資源」の両側面に向き合い、地域の未来を作る活動を続ける一般社団法人一十土(いっとうち)に、活動の原点や竹の魅力について伺いました。 プロフィール吉田 彰 氏 神戸市北区大沢町を拠点に、放置竹林の整備と竹資源の活用に取り組む。竹炭や竹チップの製造・活用のほか、里山整備や農業体験などを通じて、地域資源を生かした持続可能な地域づくりを推進。大学や地域住民とも連携し、竹の新たな価値創出に挑戦している。
インタビューQ. 現在の取り組みは?A.神戸市北区大沢町にある「一十土(いっとうち)」を拠点に、放置された竹林の整備を進めています。ただ竹を伐採するだけでなく、伐った竹を竹炭や竹チップに加工して農地で活用する取り組みも行っています。具体的には、竹炭を土壌改良に活用したり、竹チップを雑草対策や堆肥作りに活用したりしています。加えて、里山整備や農業体験、ヤギとのふれあいなど、地域の自然を楽しむイベントも実施しています。最近では、甲南大学の学生たちと連携し、竹の新しい活用方法を模索しています。 Q.取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか?A.移住してきた家の周りが竹藪に囲まれていて、竹が密生していたため、なかなか光が入らない環境でした。そこで、まずは自分の身の回りの環境を少しでも良くしようと、移住後から少しずつ一人で竹を切り始めました。竹を切っていくと、今まで暗かった場所に光が入るようになり、景色や周辺の環境が少しずつ変わっていきました。自分が手を入れることで、実際に里山の環境が改善されていくことに大きなやりがいを感じ、それが活動を続けていく原動力になりました。 Q.活動の中でやりがいを感じる瞬間を教えてください。A.竹を伐採して、それまで暗かった竹林が明るくなったときには大きな達成感があります。また、伐採した竹を竹炭や竹チップとして実際に農地で利用し、それが土づくりにつながっていくことにも面白さを感じています。特に、今まで「邪魔だから処分するもの」だった竹が、農業資材などとしてもう一度価値を持つことに大きな可能性を感じています。 Q.一方で、活動を進める中での課題や苦労はありますか?A.一番の課題は、竹を伐採した後の「出口」をどうつくるかということです。一度竹林を伐採しても、竹は非常に成長が早いため、翌年にはまた竹が生えてきます。場合によっては、伐採前以上に増えてしまうこともあります。そのため、放置竹林の問題は、一度伐採すれば解決するものではなく、継続して管理していく必要があります。しかし、毎年行政が予算をつけて伐採し続けるという方法にも限界があると思っています。だからこそ、伐った竹を竹チップや竹炭などとして農業や地域の中で活用し、「竹を伐ることが価値になる」仕組みをつくることが重要だと考えています。「伐る → 活用する → 地域に還元する → また竹林を整備する」という循環をつくることで、竹林整備そのものが継続できる仕組みにしていきたいと考えています。 Q.竹にはどのような魅力があるのでしょうか?A.竹は非常に成長が早く、毎年たくさんの資源を生み出してくれる植物です。その一方で、放置すると竹林が広がってしまうため、「問題」と「資源」の両方の側面があります。竹は昔から建材や道具、食材など、さまざまな形で利用されてきました。現在でも、竹炭や竹チップ、バイオマス資源など、農業や環境分野を含めてさまざまな可能性があります。「竹は邪魔者」という考え方から、「竹は地域の資源」という考え方に変えていくことが、これからの竹との付き合い方ではないかと思っています。 Q.最後に、「とびタケっ!! 北区の竹とんぼで日本一」への期待をお願いします!A.このイベントが、『竹は邪魔なもの』というイメージを払拭し、『竹は地域の宝』と捉え直すきっかけになってほしいです。また、このイベントを通じて、竹林の所有者や農業者、学生、地域住民など、さまざまな人たちがつながり、新しい商品や活動が生まれる場になることを期待しています。竹を活用する未来が広がれば、もっと面白いことが起こると思います。
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「とびタケっ!! ~北区の竹とんぼで日本一~」の今後の予定については、本ホームページ及び北区公式instagramにてお知らせいたします。各種イベントにて、キタールさんシールの配布を予定しています。ぜひ参加してゲットしてください。
上記以外にも、北区内の各種イベントにて竹とんぼ作成ワークショップを開催。
開催内容『北区竹とんぼプロジェクト(仮称)』のプロジェクト名称をみなさんの投票で決定する企画を開催。投票企画にご参加いただいた方に、キタールさんのキラキラシールを先着順でプレゼントしました。 名称候補
開催日時・場所第50回きたきたまつり
北区役所・北神区役所
みんなで夕涼みin中畑山南公園
竹とんぼ作成ワークショップも同時開催。 北区公式Instagram(キラキラシール配布対象外)
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2026年5月30日(土曜)~6月14日(日曜)まで、「みんなできめよう『北区竹とんぼプロジェクト(仮称)』の名まえ」を開催し、1,268人の方に投票いただきました。 投票結果(総投票数:1,268票)
投票の様子
竹とんぼ作成ワークショップの様子「みんなで夕涼みin中畑山南公園」では、竹とんぼ作成ワークショップも同時開催しました。
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