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腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぎましょう

最終更新日:2023年9月13日

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平成23年4月27日以降、富山県等で食肉を生食することで腸管出血性大腸菌による食中毒事件が発生し、小児等5名の方が亡くなられ、181名の患者が発生しました。腸管出血性大腸菌による食中毒を防止するためにも、食肉類を生食することはやめましょう。

腸管出血性大腸菌とは

病原大腸菌の一つで、代表的なものに「O157」「O26」「O111」が知られています。感染力が強く、少量でも感染します。
また、毒性が強いため、抵抗力の弱い乳幼児・高齢者や免疫力の低下している人は特に注意が必要です。

腸管出血性大腸菌による食中毒にならないために

一般に市販されている肉の大部分は加熱調理用です。
腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐために、菌を「付けない、増やさない、殺す」の三原則に基づき、次のことに注意してください。

  • 食肉類を生で食べるのはやめましょう。
  • 火が通りやすいように、肉を小さくカットしたり、ハンバーグなどは、薄くしたり、小さめに作るなどの工夫をして、中までしっかり火を通しましょう。
  • 加熱の目安は中心部の温度が75℃で1分以上
  • 焼肉を食べるときは、生肉を取る専用の箸やトングを用意して、口に入れる箸とは分けて使いましょう。
  • 生肉に触れた付け合わせの野菜などは十分に加熱してから食べましょう。
  • 生肉の調理に使ったまな板や包丁などは、洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒しましょう。
  • 生肉を触った後などには石けんを使って手洗いを丁寧にしましょう。

症状

食べてから2日から7日後に激しい腹痛、下痢(血便を含む)、発熱などの症状が現れます。場合によっては、溶血性尿毒症症候群(HUS)(腎機能障害・意識障害)などの重篤な症状となり、死に至る場合があります。

注意

血便が出るなど腸管出血性大腸菌感染が疑われる症状が出た場合には、早めに医療機関を受診してください。

お問い合わせ先

健康局食品衛生課