更新日:2020年2月6日

神戸の下水道

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下水道のしくみ

下水道のしくみについてご説明します。ご興味のあるトピックをクリックしてください。

水の循環 下水管のしくみ
下水処理場のしくみ 下水道の明日に向けて
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水の循環

水の循環

私たちが毎日使っている水や雨水はどこへいくのでしょうか?
自然の中では、水は循環して、私たちの生活を支えてくれています。下水道は、汚れた水をきれいな水にして、自然にもどす役割を担っています。

 

下水管のしくみ

神戸市の下水道人口普及率は98.7%(平成30年度実績)です。しかし、そのしくみは意外と知られていません。下水道のしくみを探ってみましょう。
排水設備と公共下水道   まず、家庭や事業場などから流した汚水や雨水は宅地内の排水管を通って公共下水道に排出されます。宅地内の排水管やますを総称して「排水設備」といいます。「下水道を使う上でのお願い」もご覧ください。
     

分流式と管きょ

下水を集める方法には、汚水と雨水とを同じ管で流し下水処理場へ送る「合流式」と、汚水と雨水を分けて処理する「分流式」とがあります。分流式では汚水は排水設備から道路の下にある汚水管きょを経て下水処理場へ、雨水はみぞや雨水管きょを経て、川や海へ送られます。
また、神戸市の管きょは、汚水管と雨水管あわせて、総延長は4,749キロメートル(平成30年度実績)もあります。市では、道路内に埋設された管きょやマンホールの状況をコンピューターに入力し、下水道台帳システムとして効率的な維持管理・工事計画に役立てています。
 
平成9年度から阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた旧市街地約1,300キロメートルの管きょを対象にテレビカメラ調査を実施し、平成21年度に終了しました。残るエリア2,060キロメートルについても、令和元年度までの10年間でテレビカメラ調査を完了する予定です。
管きょを計画的に点検することにより、道路の陥没、汚水のあふれを未然に防ぐようにしています。定期点検や市民からの通報で発見された管きょのつまりは直ちに清掃しています。
 

テレビカメラで管きょを点検

テレビカメラ調査

 

国内で最も古い西洋式下水道が神戸にあります。

旧神戸外国人居留地煉瓦造下水道(中央区浪花町15番地は、1868年の神戸港開港時にイギリス人のJ.W.ハートにより設計・施工されました。

居留地の下水道は、神戸付近で焼成された煉瓦を使用し、円形管(内径900mm)が約810メートル、卵形管(内法400×540mm)が約1,070メートル、南北道路に沿って6本計1,880メートルの幹線を敷設し、枝線には陶管を使用し、明治5年に完成したものです。西洋式下水道としては、横浜市と並び日本で最も古いものであり、その一部の約90メートルが、現在もなお、雨水幹線として使われており、一般公開されています。

  煉瓦造下水道

下水処理場のしくみ

排水設備から汚水管きょを通った汚水は、下水処理場へと運ばれます。神戸市では、一日平均56万立方メートル(流域下水道を含む)(平成30年度実績)の汚水が排出されています。これは、神戸市役所1号館(約19万立方メートル)を目安にすると約3杯分になります。

下水道のしくみ

汚水ポンプ場
汚水ポンプは、自然流下で地下深くに流れてきた汚水を地表近くまで汲み上げ処理施設へ流しています。
 
沈砂池
大きなごみ、砂、木切れなどを、ここで取り除きます。
 
中央監視室
1日24時間年中無休で運転しなければならない処理場・ポンプ場。設備が故障することのないよう、常に保守・点検を行っています。一方、ポンプ場を自動運転・遠隔制御にしたり、一部の処理場では、夜間の無人化を行うなど、運転技術の効率化を図っています。
  中央監視室
 
最初沈殿池
沈砂池を通った水は、この大きな水槽に入れて、ゆっくり流します。すると小さなごみや汚泥が沈みます。これで水はかなりきれいになります。
 
生物反応槽
さらに水をきれいにするため、この水槽の底から空気をふきこみます。すると、水の中にいる微生物の働きが活発になって、水中の汚れをさかんに食べ、それが集ってかたまりになり、底に沈みやすくなります。
  生物反応槽
    生物反応槽にいる微生物生物反応槽にいる微生物
最終沈殿池
生物反応槽から送られた水を、この水槽に入れてゆっくり流すと、かたまり(汚泥)が底に沈み、水はすっかりきれいになります。
 

最終沈殿池

水質検査

塩素混和池
きれいになった水は消毒し、病原菌を殺して、海や川に流します。処理場によっては、さらに砂ろ過やオゾン処理によって、よりきれいにする高度処理を行っているところもあります。
     
汚泥処理施設
沈殿した汚泥はかき集めて水分を減らしてから消化タンクで消化させ、ガスと水に分解します。残った汚泥は脱水機でできるだけ水分を取り除いた後、焼却施設へ運びます。汚泥焼却灰はアスファルト材料などに有効利用しています。
 

下水道の明日に向けて

神戸市の下水道整備は昭和26年度より開始され、67年が過ぎました。現在では市内ほとんどすべての方の汚水を下水道により処理することができます。近年の環境や安全に対する意識の高まりのなかで、下水道には、さらに新しい役割が求められています。

災害に強い下水道

下水道ネットワーク

複数の処理場を、地下深くの大きな管でつなぐことによって、一つの処理場の運転が停止しても、他の処理場に汚水を送って下水処理ができるようにしています。

4つの処理場(東灘・鈴蘭台・西部・垂水)が結ばれていて、これにより震災等の災害時や耐用年数を経過して老朽化した施設を建て替える時にも安心して下水道を使用できます。

下水道ネットワーク

災害時こまらんトイレ災害時こまらんトイレ(公共下水道接続型災害用仮設トイレ)

災害時こまらんトイレ(公共下水道接続型災害用仮設トイレ)は、小・中学校などの指定避難場所にあらかじめ仮設トイレ用下水管を設置するとともに上屋パネルとポータブル形式の便器を保管しておき、災害時にマンホール上に組み立てて使用します(プールや雨水貯留槽などの水を利用して汚物を流せるので、くみ取りの必要がありません)。

施設の改築・更新

神戸市では、道路陥没などの事故を防止するため、計画的に点検を行い、老朽化等により傷んだ下水管の改築更新を順次行っています。傷みが少なく既設管を利用できる場合は、経済的な非開削工法(更生工法)により施工しています。

老朽化した下水管の更生工法

下水道管の管径が700ミリ以下の場合は、人が中に入ることができないので原則としてテレビカメラを使った点検作業を行っています。

下水道資源の有効利用

神戸市の6つの処理場で一日に処理される水量約51万立方メートルのうち、約10万立方メートルの処理水を再利用(平成30年度実績)しています。処理水は処理場内で使用するほか、ごみ焼却施設や汚泥焼却施設の冷却水や公園緑地散水にも利用しています。六甲アイランド、ポートアイランドでは処理水をさらにきれいにした再生水が業務ビルの水洗便所などにも利用されています。

また、汚泥も年間の焼却灰4,168トン(平成30年度実績)のうち17.2%がアスファルト材料などに有効利用され、残りは埋め立て処分されています。

下水道資源の有効利用図

松本地区のせせらぎ松本地区のせせらぎ

鈴蘭台処理場の高度処理水を利用して、兵庫区松本地区に防火用水を兼ねたせせらぎを整備しています。住民による美化活動も行われているなど住民と行政の連携した取組みが評価され、平成14年9月には国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)に選ばれています。

省エネルギー化の取り組み

消化ガスの有効利用
東灘・西部・垂水・玉津処理場では汚泥処理の過程で発生する消化ガスを精製し、「こうべバイオガス」として、発電用燃料、自動車燃料などに有効利用しています。

  消化ガスの有効利用消化ガス発電(玉津処理場)

太陽光発電
垂水処理場・玉津処理場では、処理場の屋上での太陽光発電を行っています。
垂水処理場については、平成20年2月に廃止され未利用となっていた海浜プール及びテニスコートの跡地に、太陽光パネルを設置し、平成25年2月より供用を開始しており、発電した電力は下水を処理するために使用しています。

  太陽光発電(垂水処理場)

ごみ発電電力の融通
東灘処理場では、必要電力の約85%(平成30年度実績)をごみ焼却施設(東クリーンセンター)の発電電力でまかなっています。

  東クリーンセンター(東灘区魚崎浜町)

小水力発電
湊川ポンプ場では、鈴蘭台処理場の高度処理水を兵庫区松本地区のせせらぎに供給する際の送水落差を利用し、水力発電を行っています。平成28年1月に設備不具合のため稼働停止していますが、平成30年度から令和元年度にかけて改築更新する予定です。

  水力発電

浸水から街を守る

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お問い合わせ先

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