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坂のまち神戸プロジェクト

最終更新日:2025年1月20日

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坂のまち神戸プロジェクトとは、神戸の坂の魅力を一層活かし、課題については改善を図っていくため、みなさんと一緒に神戸の坂を考えるプロジェクトです。
 
坂の話をしよう。
北野坂
垂水区の坂
愛徳坂の写真2

背景 ~なぜ今「坂」に注目するのか~

坂のまち神戸プロジェクトロゴマーク2

2023年度に実施した、市民のみなさんと一緒に“神戸の未来”を考えるアンケートやワークショップ(次期総合基本計画策定プロジェクト)において、多くの市民の方から、坂道に対する愛着や肯定的な意見が寄せられました。一方で、移動に不便さを感じるなどの声も寄せられています。

2024年度は、改めて神戸の「坂」に注目し、魅力的な坂はプロモーションなどに活用し、課題のある坂は環境改善していくため、様々なアプローチで議論を深め、取り組みに活かしていきます。

第1弾 フォトコンテスト「あなたと坂」

受賞作品が決定しました。詳しくはこちらのページをご覧ください。
たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

愛徳坂の写真

写真例

  • 思い出の「坂道」や身近にある「階段」など“私にとっての坂”、またその日常風景
  • 思わず写真に撮りたくなるようなフォトジェニックな“映え坂” など

募集期間

2024年7月18日(木曜)~9月30日(月曜)

第2弾 市民参加型トークフェス「坂のまち、神戸、あれこれ」

まちの愛好家が区ごとに「坂」の魅力と課題を語り合う!誰でも気軽に参加できるトークフェスを実施しました。当日は、ゲストが神戸じゅうの坂を紹介し、参加者も巻き込んで、熱い議論を交わしました。

ディスカッションの様子 トークフェスの様子
坂道を紹介する様子(東灘区) 坂道を紹介する様子(灘区)

開催概要

  • 日時 2024年10月6日(日曜)14時00分~17時30分
  • 会場 海外移住と文化の交流センター 5階ホール(中央区)
  • 参加者 約80名 

  • 各区の坂とまちをよく知るまちの愛好家をゲストに呼び、自らが住み生活する区の坂とまちを紹介
  • 各区の坂の課題を洗い出し、各区ゲスト同士が参加者の意見も取り入れながらディスカッション

ゲスト

  • 東灘区:上村亮太 さん(美術家)
  • 灘区:慈憲一 さん(naddist)
  • 中央区:野口志乃 さん(北野工作室)
  • 兵庫区:前畑洋平 さん(J-heritage)
  • 北区:中尾嘉孝 さん(港まち神戸を愛する会)
  • 長田区:角野史和 さん(こと・デザイン)
  • 須磨区:柳谷菜穂 さん(柳谷縫務店)
  • 垂水区:堀範子 さん(垂水観光ボランティア)
  • 西区:マスダマキコ さん(造形作家)

意見交換会での主な意見や発表内容

  • 愛称を付けたり、看板を付けることで愛着が高まるのではないか
  • マニアは収集したいという気持ちがあるため、坂カードを作ってはどうか
  • 各区に密着した様々な坂やその勾配、歴史などの紹介
  • 坂におけるベンチや手すり、南北の交通を便利にする地域コミュニティバスなどの紹介

「坂のまち、神戸、あれこれ」参加レポート

神戸の坂の話だけで3時間半!「坂のまち、 神戸、 あれこれ」参加レポート(外部リンク)

第3弾 ワークショップ「激突!神戸!坂段コレクション」

「推し坂」「推し階段」を参加者同士でとことん語り合うワークショップを開催しました。参加者の思い入れのある坂や、坂にまつわるエピソード、うんちくなどを持ち寄り、発表しあいました。中には100枚以上の写真を持ちこんだ方もおられ、大変盛り上がりました。

ワークショップの様子1 ワークショップの様子2

開催概要

  • 日時 2024年10月20日(日曜)14時00分~17時00分
  • 会場 海外移住と文化の交流センター 5階ホール(中央区)
  • 参加者 約50名

  • 自分の好きな推し坂、推し階段の写真を持ち寄り、スクリーンに映しながら発表
  • 参加者とゲスト、コメンテーターも交え、市内の魅力ある坂について意見交換

ゲスト

  • かめ さん(階段愛好家)
  • 松下麻理 さん(神戸フィルムオフィス)
  • 角野史和 さん(こと・デザイン)
  • 森本アリ さん(シオヤプロジェクト)

(参考)案内チラシ

チラシ表面チラシ裏面
坂のまち、神戸、あれこれ/激突!神戸!坂段コレクション チラシ(PDF:2,857KB)

第4弾 「坂のまちサミット!?神戸2024」

実際に歩いて坂を巡る「まちあるき」と、坂を有する都市と有識者が様々な観点で議論する「パネルディスカッション」を2日間にわたり実施しました。

サミットの様子1 サミットの様子2
サミットの様子3 サミットの様子4

開催概要

  • 日時 2024年11月23日(土曜)10時00分~18時30分、11月24日(日曜)10時00分~18時00分
  • 会場 海外移住と文化の交流センター(中央区)
  • 総合司会 井上岳一 さん(日本総合研究所エクスパート)
  • まちあるき案内 シオヤプロジェクト
  • 参加都市 小樽市、群馬県(北群馬渋川振興局)、横浜市、横須賀市、真鶴町、長崎市、神戸市
  • 参加者 まちあるき約20名、パネルディスカッション各プログラム約30~50名

プログラム

1日目

第1部:坂のまちあるき①山本通

坂と階段の豊かな路地裏を歩くことで、「坂のまち神戸」の歴史の積み重なりの細部をリアルに感じました。

第2部:パネルディスカッション「坂とわがまち」

日本各地の坂のまちで、暮らしの一部となっている坂や階段のいわれや名前、自慢の眺望について、坂のあるまち同士のあるあるネタを披露し合いました。

  • 開会挨拶:久元 喜造 神戸市長
  • 参加都市:小樽市、群馬県(北群馬渋川振興局)、横浜市、横須賀市、真鶴町、長崎市、神戸市
  • ゲスト
    • 常陸野牛久 さん(神戸高低差学会)
    • 角野史和 さん(こと・デザイン)
第3部:パネルディスカッション「坂とまちなみ」

勾配を活かした建築や景観に注目。坂建築のあれこれ、坂道や階段のあるダイナミックなまちなみのこれからを考えました。

  • 参加都市:群馬県(北群馬渋川振興局)、横浜市、神戸市
  • ゲスト
    • 島田陽 さん(タトアーキテクツ)
    • 原田雄次 さん(原田雄次建築工藝)

2日目

第4部:坂のまちあるき②諏訪山町・再度筋町

港~繁華街~住宅地から斜面地が山に溶け込んでいく、神戸特有の山麓住宅地探訪。斜面都市ならではの坂や階段の楽しみ方、考え方を共有し合いました。

第5部:パネルディスカッション「坂と文化」

坂を文化の中で捉えなおす方々を招き、坂の活かし方や、坂の文化的な側面を近隣に住む人々や観光で訪れる人と共有するための手法等について意見交換しました。

  • ゲスト
    • いしいしんじ さん(作家)
    • 豊田雅子 さん(尾道空き家再生プロジェクト)
    • 神戸新聞 のぼればクルー 上田勇紀 さん、辰巳直之 さん
    • サラ・デュルト さん(シオヤプロジェクト)
第6部:パネルディスカッション「坂とくらし」

勾配や段差をポジティブに捉え、高低差を克服する方法として、坂と乗り物・坂と健康・坂との付き合い方について考えました。

  • 参加都市:長崎市、神戸市
  • ゲスト
    • 井上岳一 さん(日本総合研究所エクスパート)
    • 井上聖隆 さん(長崎都市・景観研究所)
    • 原田和弘 さん(神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 教授)

主な意見や発表内容

  • 坂道の名前を知るだけでも興味が湧き、愛着が湧く
  • 高台で高齢化が進み、人が減っていく中で、バルパライソのように芸術家が滞在するようなレジデンスなど芸術関係の展開ができたら面白いのではないか
  • 坂を歩くことは、負荷がかかりネガティブに捉えられるが、一方で日常の風景が記憶に残る効果があり、その結果、物語が生まれやすい
  • 坂のまちでのポジティブな暮らしを実現するための取り組みは、地域住民がコミュニティを活かして進め、行政はサポートに回るのがよい
  • 坂が健康にプラスに作用するかマイナスに作用するかは本人の受け止め方次第。坂を楽しく歩くことが健康に繋がる

(参考)案内チラシ

チラシ1
チラシ2

坂のまちサミット!?神戸2024 チラシ(PDF:5,342KB)

参考

2024年度開催イベントのまとめ

トークフェス「坂のまち、神戸、あれこれ」、ワークショップ「激突!神戸!坂段コレクション」、「坂のまちサミット!?神戸2024」の3つのイベントの開催を通して、坂に関して分かったことや、今後の取り組みについて得られたヒントをまとめました。

坂のまちプロジェクト│2024年度開催イベントのまとめ(PDF:1,765KB)

神戸の坂について寄せられた市民のみなさんからの声

  • たまたま夜ウォーキングしていた頃見つけた夜景がとても綺麗に見える坂があり、なんだかすごいものを発見したみたいで、とても嬉しかった。(50代、女性)
  • 友達に「何でそんなに体力あるの?」とよく言われました。運動部に所属したことがないので、坂の街の住人たちは、基礎体力が凄いんだなと感じました。(10代、女性)
  • 神戸市の坂道は、映画やドラマのロケ地としてよく利用されるが、もっとそのことについて宣伝をしてほしい。(70代、男性)
  • お年寄りや障害のある人でも坂道を休憩しながら歩けるようベンチや夏には木陰があれば暮らしやすくなると思います。(40代、女性)
※ネットモニターアンケートの回答から抜粋しています。

ネットモニターアンケート結果(2024年)


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お問い合わせ先

企画調整局政策課