こうべキエーロとは
「キエーロ」は、土の中の微生物により生ごみを分解するコンポストの一種で、土と容器があれば簡単に始めることができます。生ごみは土の中で分解され、土の量はほとんど増えることはなく、においや虫が発生しにくいため、家のベランダでも取り組みやすいのが特徴です。夏季は5日間ほど、冬季は2週間ほどで分解されます。
コンポストの使用は、環境省の「ゼロカーボンアクション30」にも選ばれており、生ごみを燃えるごみとして捨てないことでごみが減量できるだけでなく、家庭のなかで環境について学べる機会にもなります。
キエーロの取り組み方法、上手に分解させるコツ、講習会情報、市民の取り組み状況など、お役立ち情報を発信していきます。
「こうべキエーロ」を、より多くの方に取り組んでいただくため、キエーロをこれから始めたいと思っている方のサポートをしてくださる「こうべキエーロサポート店」を募集します。
小学校でキエーロを活用した食の循環教育
~学校給食の調理くずがコンポストで野菜づくりの土に~
神戸市内の小学校でもキエーロの取り組みが広がっています。
神戸市立小束山小学校では、2024年度に給食の調理くずをキエーロで分解させ、そのキエーロの土を使って、有機農家の協力のもと、化学肥料を使わず野菜づくり・収穫体験を行いました。
子どもたちは収穫した野菜を調理実習で食べ、その調理くずを再びキエーロで分解させるという食の循環を実践しながら学びました。
2025年度は、神戸市内で希望のあった10校の小学校がキエーロの土を使った野菜づくりにチャレンジしています。
(以下、五十音順)
井吹東小学校・井吹西小学校・樫野台小学校・小束山小学校・塩屋小学校・竹の台小学校・玉津第一小学校・中央小学校・千代が丘小学校・平野小学校
子どもたちにとって、身近な給食から始まる食の循環体験は大きな学びとなることが期待されます。

暮らしの身近な存在であるコーヒーに着目し、神戸市・兵庫県立大学・ネスレ日本株式会社の三者が連携。キエーロを活用して、抽出後のコーヒー粉を土づくりの資源とし、花壇に使用して資源循環を目指します。