最終更新日:2022年6月22日
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肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
肺炎球菌には90種類以上の血清型がありますが、平成26年10月からの定期接種で使用されるワクチン(ニューモバックスNP)は、成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという23種類の血清型に効果があります。
高齢者肺炎球菌予防接種については、65歳の方を対象に平成26年10月より定期接種化されましたが、平成26年10月時点で66歳以上だった方の接種機会を確保するため、経過措置として平成26年度から平成30年度の間、各年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方を対象(平成26年度のみ100歳以上の方も対象)に実施してまいりました。
この度、平成31年3月20日付けで予防接種法施行令の一部が改正され、接種率向上のため、令和元年度から令和5年度の間においても、各年度で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方を対象(令和元年度のみ100歳以上の方も対象)に実施することとなりました。
この制度では、今まで23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を接種したことがない方を対象に、令和元年度から令和5年度までの5年間に一人1回、定期接種の機会を設けています。対象の方が定期接種を受けられるのは、該当する年度の1年間のみに限られますので、定期接種を希望される方は、必ず指定期間に接種を受けてください。
令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)は以下の方が定期接種の対象となります。
神戸市に住民登録がある対象年齢の方には、令和4年6月末頃に案内ハガキ(接種券)をお送りします。
ご案内が届くまでに接種を希望される方は、下記「8.案内ハガキ(接種券)の交付・再交付について」をご確認のうえ、交付申請をお願いします。
1)令和4年度の対象者
年齢 | 生年月日 |
---|---|
65歳 | 昭和32年4月2日~昭和33年4月1日 |
70歳 | 昭和27年4月2日~昭和28年4月1日 |
75歳 | 昭和22年4月2日~昭和23年4月1日 |
80歳 | 昭和17年4月2日~昭和18年4月1日 |
85歳 | 昭和12年4月2日~昭和13年4月1日 |
90歳 | 昭和7年4月2日~昭和8年4月1日 |
95歳 | 昭和2年4月2日~昭和3年4月1日 |
100歳 | 大正11年4月2日~大正12年4月1日 |
2)満60歳から64歳(接種日現在)の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級を有する方および1級相当の障害を有する方)
※高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種となるのはニューモバックスNPのみです。
※過去にニューモバックスNPの接種を受けたことがある方(自己負担で接種した場合も含む)は定期接種の
対象となりません。(過去にプレベナー13のみを受けている方は定期予防接種の対象となります。)
5年以内に23価肺炎球菌ワクチンの再接種を行うと、注射部位の痛みなどが強く出る恐れがあります。再接種を希望される場合は、その必要性を医師と相談の上、1回目の接種から5年以上の間隔をあけて接種ください。
神戸市内の契約医療機関にて接種
【高齢者肺炎球菌予防接種契約医療機関一覧】
予防接種が受けられる医療機関マップ(外部リンク)…高齢者肺炎球菌の予防接種を実施している神戸市の契約医療機関を地図上で検索できます。
定期接種の対象者の方は、接種費用の一部を助成します。自己負担は4,000円です。
生活保護世帯、市民税非課税世帯の方等は、接種費用を全額助成しますので、無料で接種を受けることができます。
なお、6月1日時点で、令和4年度の神戸市の介護保険料が第1~3段階の方については、無料対象者専用案内ハガキを送付します(6月末頃)。
また、一般対象者用案内ハガキが届いた方のうち、無料対象者である方は、「6.(2)一般対象者用案内ハガキが届いた方」をご覧ください。
注)定期接種の対象者以外の方が接種を受けられる場合は任意接種となり、接種費用は自己負担となります。
無料対象者の証明書類を医療機関に提示は不要で、そのハガキが無料対象である証明となります。
接種日時点で無料対象となる方については、下記1)の「無料対象者となることを証明する書類」を医療機関窓口にて提示してください。
神戸市に住民登録がある方で下記表のいずれかに当てはまる方
無料対象となる方 | 無料対象者となることを証明する書類 |
---|---|
生活保護世帯の方 |
|
市民税非課税世帯の方 |
|
中国残留邦人等支援給付制度受給者 |
|
神戸市の公害被認定者 |
|
無料対象者であることが確認できた方には「令和4年度高齢者肺炎球菌定期予防接種無料対象確認証」を交付します。電子または郵送申請でお手続きください。
接種は、原則として、神戸市内の契約医療機関での接種となりますが、やむを得ない事情により、市外で接種を受ける場合には、神戸市が「予防接種実施依頼書」等を原則滞在先の市町村長あてに発行しますので、以下のとおり接種前に手続きが必要です。「予防接種実施依頼書」等なしに予防接種を接種した場合は、費用助成を受けることができませんのでご注意ください。
参考)「予防接種実施依頼書」とは、予防接種法に基づき、市外の医療機関等で予防接種を受ける際は、その実施責任が神戸市長にあることを明確にした書類です。
同じ医療機関で接種する方が2名以上おられる場合については、こちらをご使用ください。
なお、予防接種費用の還付の手続きを行う際、医療機関や施設が代理で請求及び受領する場合は、接種後の請求書送付時に必ず委任状が必要になります。ご家族とのやりとり等で事前に委任状の様式が必要な場合は下記様式を使用してください。
「神戸市高齢者予防接種実施依頼書等発行申込書【複数名用】」用紙印刷(PDF:357KB)
「高齢者定期予防接種費用の還付及び受領に関する委任状」用紙印刷(PDF:156KB)
申込書がプリントアウトできない場合は、自由様式に申込書の内容を漏れなく記入してください。
申込書は各区役所・支所保健福祉課高齢者予防接種担当にも置いてあります。
(長形3号/複数名分の申込みの場合は角形2号以上◆切手の貼付不要◆)
申込書を受理後、「予防接種実施依頼書」等を発行し、ご希望の送付先(滞在先等)へ実施医療機関に応じた必要な書類をお送りします。
申込受理~発送まで約2週間(10月~11月は3~4週間)程度かかります。
医療機関等に神戸市が発行する「高齢者定期予防接種実施依頼書」等を「5.接種の際に持参するもの」とともに持参し、接種してください。
接種費用が発生する場合は、原則各自でご負担ください。なお、かかった費用は、神戸市の設定金額を上限として、還付請求による払い戻しにより助成を受けることができます。なお、還付請求を受ける場合の請求期限は、接種から1か月以内です。
(詳細は「高齢者定期予防接種実施依頼書」と共にお送りする書類にてご確認ください。)
還付請求には
が必要です。
注)無料で接種した場合は還付請求できません。
注)有料で接種した場合は、「高齢者定期予防接種料金還付請求書」に必要事項を記入し、他の書類とともに、接種後1ヶ月以内に還付請求してください。
注)「高齢者定期予防接種実施依頼書」なしに、契約医療機関外で接種した場合は、還付請求による助成を受けることができませんのでご注意ください。
医療機関等に神戸市が発行する「予防接種に関する連絡書」等を「5.接種の際に持参するもの」とともに持参し、接種してください。費用負担は、自己負担部分のみの負担(無料対象者は無料)で接種ができ、接種後の手続は不要です。
(詳細は「予防接種に関する連絡書」と共にお送りする書類にてご確認ください。)
参考)「予防接種に関する連絡書」とは、兵庫県で実施している兵庫県広域予防接種事業に基づく神戸市外での予防接種を受ける際、その実施責任が神戸市長にあることを明確にした書類です。
高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込書(下記よりダウンロードしてください)を漏れなく記入し、下記Eメールアドレスへ送信してください。件名は「高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込み」としてください。申込書がダウンロードできない場合は、Eメール本文に申込書の内容を入力の上、送信してください。
yobousesshu@office.city.kobe.lg.jp
注)送信する前に申込書の添付漏れ等がないか必ず確認してください。対象者の特定ができない場合、案内ハガキを交付することはできません。
高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込書(下記よりダウンロードしてください)を漏れなく記入し、神戸市保健所保健課に郵送してください。
※申込書がダウンロードできない場合は、自由様式に申込書の内容を記入し送付してください。
〒650-8570神戸市中央区加納町6-5-1
神戸市保健所保健課予防接種担当「高齢者肺炎球菌案内ハガキ担当」行
高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込書(下記よりダウンロードしてください)を漏れなく記入し、下記Eメールアドレスへ送信してください。件名は「高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込み」としてください。申込書がダウンロードできない場合は、Eメール本文に申込書の内容を入力の上、送信してください。
yobousesshu@office.city.kobe.lg.jp
注)送信する前に申込書の添付漏れ等がないか必ず確認してください。対象者の特定ができない場合、案内ハガキを交付することはできません。
高齢者肺炎球菌案内ハガキ交付申込書(下記よりダウンロードしてください)を漏れなく記入し、神戸市保健所保健課に郵送してください。
※申込書がダウンロードできない場合は、自由様式に申込書の内容を記入し送付してください。
〒650-8570神戸市中央区加納町6-5-1
神戸市保健所保健課予防接種担当「高齢者肺炎球菌案内ハガキ担当」行
長期にわたる療養を必要とする病気にかかっていたことなど、特別の事情があって、定期予防接種の対象期間内に肺炎球菌予防接種を受けることができなかった方は、特段の事情がなくなってから1年の間は定期予防接種として接種を受けることが出来る場合があります。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ先
市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください
電話 0570-083330 または 078-333-3330