最終更新日:2023年6月15日
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局の防災の総合調整、国際埠頭施設の保安対策、海岸保全区域の占用及び行為の許可、須磨海水浴場の運営、津波高潮対策に係る基本計画及び重要事項の企画、海岸保全施設の整備、老朽化対策など
神戸市では、1964年~1965年の台風で甚大な被害を受けたことから、1965年度より、本格的に高潮対策事業に着手し、2015年度に延長59.8kmに及ぶ全ての防潮堤などが完成し、事業が完了しました。
これにより、100年に1回の確率で発生が予想される津波(「南海トラフ地震」など)に対しては、高潮対策により整備した防潮堤などで防ぐことが可能です。
一方、概ね1000年に1回と発生確率は低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす「南海トラフ“巨大”地震」に伴う津波対策については、避難を中心としたソフト対策に加え、2015年度より、津波による浸水被害の軽減を目標に、防潮堤などを「ねばり強い構造へ補強」するハード対策を進めて、2022年度に事業が完了しました。
広報紙KOBEで紹介しています。
南海トラフ巨大地震に伴う津波(1000年に1度レベル)が発生した時のシミュレーション(対策前後)です。
津波対策により人が住む場所は浸水しなくなりました。
発災後、短時間で到達する津波に対し、水門及び防潮鉄扉を迅速・確実に閉鎖するとともに、閉鎖従事者の更なる安全性の確保を目的に、防潮鉄扉の遠隔操作化を進めており、令和2年1月より一部運用を開始しています。
なお、タブレットでの遠隔操作は全国初の取組です。
南海トラフ巨大地震に伴う津波からの避難対策の一つとして2014年度に作成した「臨海部津波避難ビルマップ」を改良しました。防災意識のさらなる高揚や防災力の向上を図るため、改良した「臨海部津波避難ビルマップ」を港湾関係者などへ周知し、港湾エリアにおける津波避難の体制の更なる拡充を図ります。
今回作成した(対策後)津波浸水想定図は、現在の科学的知見を基に今後発生が予測される津波から浸水域、浸水深などを一定の条件下で想定したものであり、実際の災害では、浸水域が広がる場合や浸水深が深くなる場合があります。
従って、命を守るためには「逃げる」ことが基本であり、状況に応じた適切な避難行動が出来るよう、日頃から十分準備しておく必要があります。
このような南海トラフ巨大地震・津波に対する備えとして、下記を参考にしてください。
神戸港では、大規模な災害(感染症のまん延を含む)時における神戸港の港湾機能の回復目標や目標実行のための港湾関係者の役割や対応手順などを明確化した『神戸港港湾事業継続計画(神戸港港湾BCP)』を策定し、大規模な災害が発生した時における港湾の事業継続力の向上を図っています。
神戸港内のコンテナヤードでは、特定外来生物が住みつくことを防ぐため舗装の補修及び鋼板設置を行い、ヒアリなどが生息・定着できないようにしています。
「神戸市ヒアリ等対策マニュアル」に基づき、継続的なモニタリング調査や特定外来生物の定着防止策などに取り組むとともに、万が一確認された際にも所管部局が連携して対応することで、市民の安全・安心の確保に全力で取り組んでいます。
神戸市ヒアリ等対策マニュアル第2版(PDF:11,115KB)
神戸市ヒアリ等対策マニュアル第2版附属資料(PDF:9,481KB)
関連ページ
特定外来生物 ヒアリ(火蟻)やアカカミアリについて
須磨海岸については、関連リンクの須磨海岸のご案内のホームページをご覧をください。
2015年5月の水防法の一部改正に基づき、兵庫県では、県の全沿岸について想定し得る最大規模の高潮による高潮浸水想定区域図の作成を進めています。神戸市沿岸の高潮浸水想定区域図は、県のホームページで公表されています。