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お知らせ |
広報誌KOBE6月号の特集に「津波対策の『今』神戸の南海トラフ地震への備え」を掲載しています。 |
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100年から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。
前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)や昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過し、次の南海トラフ地震が発生する可能性が高まってきています。
国の中央防災会議では、南海トラフ巨大地震(科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震)が発生した際の被害想定を行っています。
兵庫県では、この被害想定を踏まえ、沿岸部の地形条件等を詳細に反映させた独自のシミュレーションを行い、津波浸水想定図を作成しています。
南海トラフ地震・津波に対して備えを進め、発災時には的確な避難行動をとっていただくために、地震・津波の特徴や被害想定、発災時の行動、家庭での備えなど、10のポイントを紹介します。
また、家庭での備えを確認する「防災チェックシート」もあわせてご利用ください。
防災チェックシート
神戸市では、南海トラフ巨大地震の津波対策として、防潮堤をねばり強い構造へ補強するハード対策や防潮鉄扉等の遠隔操作化を進めています。
東日本大震災で甚大な被害をもたらした津波災害の教訓を踏まえ、近い将来発生が確実視されている南海トラフ地震による津波の浸水被害に対して、日頃から関心を持っていただくため、海抜表示の設置を進めています。
都心部では、観光客など地理に不案内な方も多く、安全で迅速な津波避難行動につながる情報提供・啓発に向けて、鳥瞰図を活用し一目で街の立体感が分かる「津波避難情報板」と、適切に津波避難の情報提供と避難誘導ができる担い手となるための「神戸市都心部における津波避難行動・誘導の指針」を整備しております。