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高齢者の転倒による救急搬送が多いのをご存知ですか?

最終更新日:2025年11月28日

ページID:82174

ここから本文です。

神戸市で救急搬送された方のデータを分析したところ、高齢者の転倒が多いことが分かりました。
高齢者の転倒の状況や、転倒を防ぐ対策などをご紹介します。

 高齢者の転倒~4つの特徴~

特徴1:冬の転倒が多い

夏よりも冬のほうが、転倒で救急搬送される方が多くなります。

65歳以上_月ごとの転倒人数

特徴2:住居での転倒が多い

高齢になるほど、住居で転倒される方が多くなります。
また、屋外での転倒も多く発生しています。

転倒した場所

特徴3:足や腰の骨折が多い

高齢になるほど、足や腰を骨折する方が多くなります。
足や腰の骨折が原因で体を動かすのが難しくなり、寝たきりにつながってしまうこともあります。

骨折した部位

特徴4:入院になりやすい

高齢になるほど、入院が必要となる方が多くなります。
入院による筋力低下などがきっかけで、寝たきりにつながってしまうこともあります。

入院の有無

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 実際にあった転倒事例

部屋

  • イスに座ろうとしてバランスを崩した
  • 椅子の脚、敷布団、家電のコードなどにつまずいた
  • 履いていたスリッパが滑った
  • ズボンを履き替えようとしてバランスを崩した

トイレ

  • 排便後に立ち上がった時にふらついた
  • 履こうとしたズボンが足に引っかかってバランスを崩した

台所

  • イスにのぼって換気扇の掃除をしている際にバランスを崩した

浴室・洗面所

  • 浴室内、浴槽内で足が滑った
  • のぼせてふらついた
  • 脱衣所のマットでつまずいた

廊下・玄関

  • 靴を履こうとしてバランスを崩した
  • フローリングで滑った
  • ドアを開けようとしてバランスを崩した

階段

  • 階段で足を滑らせた
  • 階段の途中でバランスを崩した

道路・歩道

  • 歩行中に急に早足になって止まれなかった
  • 段差につまずいた
  • 段差のない路面でつまずいた
  • 風にあおられてバランスを崩した
  • 杖や歩行器が段差に引っかかってバランスを崩した
  • ぬれた路面で滑った

店舗

  • カートや手押し車が先に進んでしまい、バランスを崩した
  • ぬれた床で滑った

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 転倒を防ぐために

環境を整える

  • 家電のコードは、壁をはわせるか部屋の奥にまとめる
  • マットやカーペットには滑り止めをつける
  • 床に置いている新聞などを片付ける
  • 靴下やスリッパは滑りにくいものを使う
  • 階段に滑り止めをつける
  • 玄関には、靴の着脱のためにイスを置く
  • 廊下や階段には手すりをつける
  • スロープなどを設置して、段差をできるだけなくす
  • 部屋の中を整理整頓する

日常生活で気を付けること

  • イスに座って着替える
  • 階段では手すりを使い、一段一段慎重に上り下りする
  • トイレで立ち上がる時や、ベッドから起き上がる時などは、一呼吸おいてから慎重に動く
  • 暗い時は電気をつけて、足元を見やすくする
  • 雨の日は滑りやすいので注意して歩く
  • ふらつきやめまいがある場合は病院受診を検討する

フレイル予防

「フレイル」とは、病気ではないけれど、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことです。
フレイルであることに早めに気付いて予防することは、転倒防止にもつながります。

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お問い合わせ先

消防局救急部救急課 

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