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最終更新日:2025年12月25日
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市民、企業のみなさまが登山道の維持補修のことを知り、取り組みを広げていくことを目的に、地域団体や企業の活動を支援する「市民・企業参加型登山道整備プログラム」を提供しています。
登山道整備に必要な知識・技術を、専門家による支援を受けながら習得し、行政とともに整備活動を実施するプログラムです。
滝山城跡は、新神戸駅のすぐ背面の山に位置し、登山の途中で手軽に山城遺構を観察することが出来る貴重な史跡です。しかし、解説板の不足や階段の老朽化、樹木の過密化などにより、その価値が十分に発揮できていない状況でした。そのため、文化財や登山道整備の専門家の技術指導・支援を受けて、神戸登山プロジェクトの趣旨に賛同いただいた企業や市民の皆様と一緒に滝山城跡の登山道整備を実施しました。
1回目:2025年12月7日(日曜)8時30分~12時15分
2回目:2025年12月17日(水曜)8時30分~12時15分
集合場所:トレイルステーション神戸(JR新神戸駅構内)
活動場所:滝山城跡(KOBE太陽と緑の道 No.15再度越えコース)


1回目:12名
2回目:13名







設置個所の掘削

支柱の設置

解説板の取付

解説板設置後

堆積物の除去

不要木の伐採

作業後

階段設置前

杭の打ち込み

蹴上の固定

蹴面の踏み固め

階段設置後

滝山城跡は、神戸の玄関口である新神戸駅の裏、標高323mの城山の山頂付近に存在する神戸最大級の山城跡です。
周囲は険しい地形に囲まれた要害の地で、標高323mの城山の頂上付近を主郭としています。
南北朝時代(14世紀頃)に赤松円心によって築城され、戦国時代(16世紀)になると京都を支配した三好長慶の重臣であった松永久秀が滝山城を改修し、西摂津支配の拠点としました。その後、織田信長方の荒木村重が治めましたが、1578年(天正6年)に荒木村重が織田信長に反旗を翻し、花隈城とともに落城しました。
現在残る遺構は戦国時代(16世紀)のものです。残存状態も良好で、30個所以上の曲輪、堀切、土塁などを確認することができます。城内の中心部は、門がある虎口、比較的規模の大きい曲輪で構成され、松永久秀が防衛力の強化のため改修したと推定されています。

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