ホーム > 文化・スポーツ > 文化施設 > 神戸市立小磯記念美術館 / KOISO MEMORIAL MUSEUM OF ART > コレクション企画展示「色彩と絵画、新収蔵品とともに」と「小磯良平作品選Ⅰ」の開催
最終更新日:2026年3月6日
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構図、デッサン、色彩…絵は画家のさまざまな考えと対象へのまなざしをもとに描かれます。絵を見て、この色の使い方が心に残る、素敵だ!と感じたことはありませんか。コレクション企画展示前半は色に注目し、小磯良平、金山平三、角野判治郎、今井朝路、田村孝之介、竹中 郁、伊藤継郎、関口俊吾、中島節子、鴨居 玲など当館が収蔵する神戸ゆかりの作家作品を紹介します。
小磯良平《花(アネモネ)》は、赤系統の色の使い方が印象的です。ガラスのコップに活けられた華やかなアネモネと、下に敷かれた装飾的な織物の文様にも、深紅色やベージュが躍動的に見え響きあいます。
角野判治郎《モンパルナスのキキB》は、青い袖なしドレスを着たモデルを描いています。中島節子《立つ人々》は、人の姿を抽象化して背景を薄い黄色でまとめており、まるで画面が発光しているようです。普段と異なる並べ方で、さし色や全体色調など色彩の競演をお楽しみください(展示室1)。

小磯良平《花(アネモネ)》1932年 油彩・キャンバス 52.5×33.0cm 神戸市立小磯記念美術館蔵

角野判治郎《モンパルナスのキキB》1928年頃 油彩・キャンバスボード 60.7×50.1cm 神戸市立小磯記念美術館蔵

中島節子《立つ人々》1962年 油彩・キャンバス 130.5×162.1cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
後半は、近年の新収蔵品を紹介します。とりわけ、2025年春は明確な意思のもと収集された小磯良平コレクションを受贈した特別な時期でした。ひとつめは、《西洋婦人図》を含む油彩・素描・エッチングで、大阪の医師・磯部 茂博士の愛蔵品でした。新収蔵品の油彩画は1970~80年代の作で、小磯良平の画業をたどるうえで当館のコレクションを補完する存在となりました。ふたつめは、阪急御影駅南で文化サロンとして長く活動した世良美術館のコレクションです。戦後、絵を小磯良平に学んだ洋画家・ピアノ教師の世良臣絵が開設し、二人の交流をうかがえる素描が展示されていましたが、2025年3月に閉館となり、当館が小磯良平の作品資料を継承しました。ぜひご覧ください(展示室2)。
小磯良平作品選Ⅰでは《ベニバナ》《オリーブ》《サフラン》《アンズ》など料理でなじみのある薬用植物画13点を展示するコーナーを設けます(展示室3)。計111点を展示。

小磯良平《椅子にかけるバレリーナ》1968-69年 エッチング・紙 36.0×32.8cm 神戸市立小磯記念美術館蔵(磯部茂コレクション)

小磯良平《婦人像》1978年頃 油彩・キャンバス 41.2×31.9cm 神戸市立小磯記念美術館蔵(磯部茂コレクション)

小磯良平《西洋婦人図》1972年頃 油彩・キャンバス 60.2×60.2cm 神戸市立小磯記念美術館蔵(磯部茂コレクション)

小磯良平《トンボ》1944年 色鉛筆・紙 32.0×48.5cm 神戸市立小磯記念美術館蔵(世良美術館コレクション)

小磯良平《Tデッサン(世良臣絵像)》制作年不詳 鉛筆・紙(ボード) 26.5×19.0cm 神戸市立小磯記念美術館蔵(世良美術館コレクション)

小磯良平《神戸風景》1957年 油彩・キャンバス 61.0×73.5cm 神戸市立小磯記念美術館蔵
会場:神戸市立小磯記念美術館
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中5丁目7(六甲ライナー「アイランド北口駅」下車すぐ)
神戸市立小磯記念美術館
学芸員と一緒に作品を鑑賞するツアーです。
インフォメーションスタッフが小磯良平のアトリエについて解説します。
自分だけの美しい塗り絵を完成させましょう。
就学前のお子様を連れた大人2人まで割引料金(160円)で入館できます。