ホーム > 文化・スポーツ > 文化施設 > 神戸市立小磯記念美術館 / KOISO MEMORIAL MUSEUM OF ART > 特別展「生誕120年三岸節子展」/同時開催「小磯良平作品選Ⅲ」の開催
最終更新日:2026年6月30日
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洋画家・三岸節子(1905~1999)は、愛知県中島郡小信中島村(現・一宮市)に生まれました。本展は、画家の代表作を網羅した、生誕120年を記念する回顧展です。
三岸節子は、溢れる才能を煌めかせた画家・三岸好太郎の影響を受けながら、その早逝(1934年・享年31歳)後に独自の道を歩み、独立美術協会展や小磯良平らが結成した新制作派協会(現・新制作協会)展に室内画を発表しました。戦時下の厳しい状況の中でも懸命に制作を続けて、終戦翌月に東京では戦後の初となる個展を開催しました。1950年代には、薫り高い色彩と華麗な造型を融合させた卓上の静物画が人気を博して、第1回サンパウロ・ビエンナーレや第8回サロン・ド・メに出品するなど、日本を代表する画家の一人として高く評価されました。1954年に初めて渡仏、ヨーロッパ風景に魅せられるとともに日本文化を再発見して、帰国後は開かれた空間のなかに埴輪や鳥・魚・花、そして神奈川県大磯町転居後には太陽といった新たなモチーフを配した作品に取り組むようになり、日本国際美術展や現代日本美術展などで活躍しました。1968年に再渡仏、南仏カーニュに居を構えると、ヴェネチアやブルゴーニュなどの風景に取り組んで、深味のある色彩と力強い造型による独自の風景画を完成させました。1989年の帰国後は大磯のアトリエで制作を続け、1999年に94歳で亡くなりました。
代表作70点と資料により、三岸節子の生涯にわたる芸術の軌跡をご覧ください。
「小磯良平作品選Ⅲ」では、当館が収蔵する小磯良平の新制作展出品作を中心に、同会の作家、新制作派協会展の関連資料等41点を展示します。作家同士の交流もご覧ください。
独立美術協会、そして新制作派協会へ第4回展(1939)より出品。充実の作品が並ぶ。

三岸節子《室内》1936年 油彩 97.3×162.4cm 宮崎県立美術館蔵 ©MIGISHI

三岸節子《室内》1939年 油彩 80×130cm 一宮市三岸節子記念美術館蔵 ©MIGISHI

三岸節子《朝鮮取材》1940年 油彩 162.1×227.3cm 堀美術館蔵 ©MIGISHI
昭和25年度文部省買い上げ美術作品となった《静物(金魚)》。三岸節子は昭和25年度芸能選奨文部大臣賞を受賞した。

三岸節子《静物(金魚)》1950年 油彩 61×90.7cm 東京国立近代美術館蔵 ©MIGISHI
1954年3月、パリへと旅立ち、1年4ヶ月ヨーロッパを旅し、カーニュで制作した。日本では1964年に、神奈川県大磯町にアトリエを構えた。

三岸節子《二つの太陽》1967年 油彩 91×116cm 名古屋市美術館蔵 ©MIGISHI
1968年12月、再び渡仏、カーニュで制作した。ヴェネチアに魅せられ何度も通った。

三岸節子《ヴェネチア》1972年 油彩 114.3×146.3cm 堀美術館蔵 ©MIGISHI

三岸節子《ブルゴーニュの麦畑》1980年 油彩 112.1×145.5cm 名古屋市美術館蔵 ©MIGISHI
〒658-0032神戸市東灘区向洋町中5丁目7
各イベントは、いずれも参加費は無料ですが、特別展入館券が必要です。
本展を担当した学芸員3名がそれぞれの視点から三岸節子の魅力について語ります。
巡回館3館それぞれの近隣にある、三岸節子に縁のある風景を展示室で上映します。
就学前のお子様を連れた大人2名まで、団体割引料金(1,000円)で入館できます。
ぬり絵やクイズラリーなどのミニワークショップを開催します。
インフォメーションスタッフが小磯良平のアトリエについて解説します。