ホーム > 文化・スポーツ > 文化施設 > 神戸市立小磯記念美術館 / KOISO MEMORIAL MUSEUM OF ART > 特別展「小磯良平展―幻の名作《日本髪の娘》」の開催
最終更新日:2025年11月5日
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日本を代表する洋画家・小磯良平(1903~88)は、人物画とりわけ気品と静謐さに満ちた女性像で多くの方に愛されてきました。小磯の画業をたどる上で欠かすことのできない名作が《日本髪の娘》(韓国国立中央博物館蔵)です。この作品は神戸の山本通にあった戦前の小磯のアトリエで描かれ、1935年の「第一回第二部会展」に出品され、注目を集めました。時をおかず、李王家美術館が購入し、海を渡ったところまではわかっていましたが、その後の消息は判然とせず、幻の作品と考えられていました。
2008年、韓国国立中央博物館が李王家美術館コレクションの洋画を特別展「日本近代西洋画」にて展示したことで、《日本髪の娘》が「再発見」されました。当館では《日本髪の娘》の里帰り展示を念願してきたなか、本展が実現するはこびとなりました。第二部会展以来、約90年ぶりに日本で展示される《日本髪の娘》と、当館所蔵品を中心に小磯良平の画業を振り返り、新たな視点で小磯芸術をご紹介いたします。
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中5丁目7(六甲ライナー「アイランド北口駅」下車すぐ)
※販売期間:2025年11月7日(金曜)~2026年1月9日(金曜)
0570-08-9999(オペレーター対応:10時00分~18時00分)
※巡回先(福岡市美術館)と一部出品作品が異なります。

小磯良平《青衣の女》1929年、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《踊り子》1940年頃、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《森》1965-74年、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《リュートを弾く婦人》1975年、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《着物婦人像》1966年、個人蔵

小磯良平《舞妓》1961年、武田薬品工業株式会社蔵

小磯良平《大原女》制作年不詳、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《日本髪の娘》1935年、韓国国立中央博物館蔵

小磯良平《踊り子》1935年、武田薬品工業株式会社蔵

小磯良平《和服の婦人像》1935年、姫路市立美術館蔵

小磯良平《洋和服の二人》1933-34年頃、神戸市立小磯記念美術館蔵

小磯良平《着物の女》1936年、神戸市立小磯記念美術館蔵

千總《流線美式天象》(復刻)2014年、髙島屋史料館蔵
当日使える本展観覧券が必要です。
2025年11月7日(金曜)14時00分より申込開始
※申込多数の場合は抽選となります。
当日先着順
講師:廣田生馬(神戸市立博物館学芸課長)
日時:2026年2月28日(土曜)14時00分~15時00分
講師:高橋佳苗(神戸市立博物館学芸員)
日時:2026年3月7日(土曜)14時00分~14時30分
対談:時岡佑太氏(株式会社ラシサ代表)、石沢俊(神戸市立小磯記念美術館学芸担当係長)
日時:2026年1月31日(土曜)14時00分~14時45分
定員:60名
演奏:六甲アイランド高等学校弘楽部
日時:2026年3月14日(土曜)14時00分~14時45分
会場:1階ロビー
就学前のお子様を連れた大人2名まで、団体料金(1,000円)でご入館いただけます。