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特別陳列 戦後神戸の女性画家二人展 松本奉山・中島節子―日本画・洋画 抽象の試み― |
2025年4月11日(金曜)~2025年6月22日(日曜)【展示室1】特別陳列 戦後神戸の女性画家二人展 松本奉山・中島節子日本画家・松本奉山(1925-2010)は1938年に神戸市灘区に転居し、渡米をきっかけとして独自の水墨画を制作しました。洋画家・中島節子(1924-1979)は神戸市に生まれ、小磯良平に師事、1957年に新制作展新作家賞を受賞し、同展を主な作品発表の場としました。抽象性の高い二人の作品をたどります。
中島節子《トリオ》1956年
松本奉山《ニューヨークの夕暮》1969年 【展示室2】コレクション企画展示 画家たちの眼と小磯良平素描選
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| 特別展 藤田嗣治 7つの情熱 LES 7 PASSIONS DE FOUJITA 同時開催:小磯良平作品選Ⅱ |
2025年6月29日(日曜)~2025年9月15日(月曜・祝日)【展示室1・2】藤田嗣治 7つの情熱藤田嗣治(レオナール・フジタ/1886-1968)は、東京美術学校を卒業後に渡仏し、「乳白色の下地」の女性像でエコール・ド・パリの代表的作家となりました。本展では藤田が情熱をかたむけた7つのキーワード(自己表現、風景、前衛、東方と西方、女性、こども、天国と天使)に注目し、藤田の創作の源泉に辿ります。藤田のカタログ・レゾネを編纂したシルヴィー・ビュイッソン氏の監修のもと、フランス国内の個人が所蔵する版画、デッサン、水彩を中心に展覧します。あわせて藤田とゆかりのある日本人美術家たちの作品や資料を展示します。
藤田嗣治《自画像》1960年 【展示室3】小磯良平作品選Ⅱ当館で収蔵する小磯良平の作品を展示します。2025年は戦後80年を迎えます。従軍画家として描いた素描などを展示します。
小磯良平《兵士習作H》1938-41年頃 |
2025年10月4日(土曜)~2025年12月14日(日曜)【展示室1・2】時をかける版画戦前から版画に関心を持っていた小磯良平は、戦後、東京藝術大学で教鞭をとり、版画教室の開設に尽力、指導を小野忠重、脇田 和、駒井哲郎など各分野の名手に委ねました。小磯の銅版画の刷りの一部を中林忠良が担当しています。彼の同級生には星野美智子、野田哲也、柳澤紀子など現在も第一線で活躍する版画家たちがいます。本展では版画研究室をめぐる指導者と教え子たちの作品を紹介します。
【展示室3】小磯良平作品選Ⅲ当館で収蔵する小磯良平の作品を展示します。 |
2026年1月10日(土曜)~2026年3月22日(日曜)小磯良平の画業をたどる上で欠かすことのできない名作《日本髪の娘》(韓国国立中央博物館蔵)は、神戸の山本通にあった戦前の小磯のアトリエで描かれ、1935年の「第一回第二部会展」に出品されると、注目を集めました。時をおかず、李王家美術館が購入し、海を渡ってからは消息が判然とせず、幻の作品と考えられていました。2008年、韓国国立中央博物館が李王家美術館コレクションの洋画を特別展「日本近代西洋画」にて展示したことで、《日本髪の娘》が「再発見」されました。 約90年ぶりに日本で展示される《日本髪の娘》と、当館所蔵品を中心に小磯良平の画業を振り返り、新たな視点で小磯芸術をご紹介いたします。
小磯良平《日本髪の娘》1935年 |