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みんなで“火災予防”について考えよう!~春の火災予防運動を実施します~

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スティーラーズ

記者資料提供(2023年2月21日)
消防局予防部予防課
 まだまだ寒い季節が続きます。空気が乾燥し、暖房器具の使用が増える冬から春にかけてのこの季節は、火災が発生しやすい季節です。
 市民のみなさまに火災予防を呼びかけるため、3月1日から7日まで「春の火災予防運動」を実施します。
 また、3月1日から31日まで「山火事防止運動」を併せて実施します。期間中には、各区で林野火災防御訓練を実施し、ハイカーや付近住民に対して山火事防止意識の高揚を図ります。
 火災予防運動に合わせ、神戸市内の様々な場所でイベントや消防訓練を実施します。消防車両の展示や子ども用防火服の試着などができますので、是非お越しください。

1.火災が発生する原因とは?

神戸市内で、昨年1年間で発生した火災は416件でした。
主な出火原因は以下のとおりです。

(1)放火・放火の疑い(76件)
 対策:家の周りに燃えやすいものを置かない
    家の周りを明るくする
    地域内をパトロールする

放火
 

(2)電気関係(59件)
   対策:コンセント周りのほこりを清掃する
      使わないプラグは抜く
      タコ足配線はしない
      電気コードを家具などで踏みつけない

タコ足配線
 

(3)たばこ(48件)
   対策:寝たばこはしない
      吸い殻は必ず灰皿に捨てる
      灰皿に吸い殻を溜めない

たばこ

(4)こんろ(39件)
 対策:火をつけたらその場から離れない
    周りに燃えやすいものを置かない
    天ぷら油から出火しても絶対に水をかけない

こんろ

2.住宅用火災警報器の重要性

 神戸市火災予防条例で、全ての住宅への住宅用火災警報器の設置が義務付けられてから10年以上が経過し、電池切れやセンサーの異常等で、いざという時に正常に感知しないケースが見られます。

 住宅用火災警報器を設置することで、火災発生時の被害拡大リスクが大幅に減少することが分かっています。
 実際に、平成29年から令和3年までの5年間に神戸市内で発生した住宅火災において、住宅用火災警報器の設置の有無を比較すると、住宅用火災警報器が設置されている場合は、死者発生率は約6割、焼損面積は約7割、損害額は約8割減少しました。

住警器の効果

3.市内の家電量販店・ホームセンターで広報を実施!

「住宅用火災警報器はどこで購入すれば良いのでしょうか?」

 ​​​​​​もちろん、インターネットでもお買い求めになれますが、神戸市内には「住宅用火災警報器普及協力事業所※」に登録していただいている事業所があります。
 登録事業所数:136店舗(令和5年3月現在)(PDF:438KB)

※住宅用火災警報器の普及を目的とし、ホームページ掲載のクーポンによる割引や広報について協力いただいている事業所です。
上記事業所をはじめ、市内の家電量販店やホームセンターにおいて、火災予防ポスターの掲示・広報動画の放映・広報アナウンスの実施など、来店された買い物客に、住宅用火災警報器の設置・点検・交換や、住宅用消火器の設置、電気製品の適正使用などを呼びかけます。

■取材に関するお問い合わせは、消防局予防課または別添資料に記載の各消防署までご連絡をお願いいたします。