最終更新日:2025年9月4日
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日々の暮らしの中で、働くこと、家庭を支えること、子育てや介護など、
さまざまな場面で忙しく過ごす中で、ご自身の健康を後回しにしてしまうことはありませんか?
このページは、そんな皆さまが「自分の体と心に目を向けるきっかけ」となることを目指して作られました。
年齢やライフステージに応じた健康情報を、わかりやすく、やさしくお届けします。
健康は、誰かと比べるものではなく、自分らしく生きるための土台です。
「ちょっと気になる」「少し不安」そんな気持ちを大切に、必要な情報にアクセスできる場所として、
ぜひこのページをご活用ください。
近年、女性の社会進出が進み、働き方も多様化しています。
その一方で、以下のような新たな健康課題も浮かび上がっています
残業や夜勤などで生活リズムが乱れると、睡眠不足や食生活の偏りが起こりやすくなります。
これらは高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める要因になります。
仕事と家庭の両立が難しくなると、慢性的なストレスや疲労が蓄積し、
うつや不安障害などのメンタル不調につながることがあります。早めの相談やセルフケアが大切です。
妊娠・出産のタイミングとキャリア形成のバランスに悩む女性が増えています。
職場の理解や制度の活用、プレコンセプションケアなどの情報を知ることで
自分らしい選択の支えになります。
女性の体は、思春期、妊娠・出産、更年期といったライフステージごとに大きく変化します。
それぞれの時期に特有の健康課題があり、心と体の両面でのケアが必要です。
この時期は、初潮を迎え、月経のリズムが安定しないことがよくあります。
体調管理を意識し、無理のない生活を心がけましょう。
月経が3か月以上来ない、出血が長く続く、痛みが強いなどの症状がある場合は、婦人科へ受診してみましょう。
無理な減量は月経不順や無月経を引き起こすことがあります。栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
→あなたは、やせてる?太ってる?適正体重を知ろう
思春期は心の成長期でもあり、自己肯定感が不安定になりがちです。周囲の理解と支えが重要です。
悩みを周囲の人に相談しずらい場合は、悩みごと相談窓口で相談ができます。
妊娠しやすい体づくりには、基礎体温の管理や生活習慣の見直しが効果的です。
近年注目されている「プレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)」では、
生活習慣などを妊娠前から整えることで、より健やかな妊娠・出産につなげることができます。
妊娠中は赤ちゃんの成長に必要な栄養を意識し、適度な運動と口腔ケアも忘れずに。産後は心身の回復を助ける食事が大切です。
産後はホルモン変化や育児の疲れで心が不安定になりやすい時期。
一人で抱え込まず、周囲に相談しましょう。
神戸市では、助産師による宿泊・通所型の「産後ケア事業」や、訪問型のサポートを実施しています。
授乳や育児の相談、心身のケアを受けられるほか、区役所の保健福祉課でも相談を受け付けています
→子育てに関する相談場所
閉経前後は女性ホルモンが急減し、ほてりや不眠、気分の波などが起こりやすくなります。
ホットフラッシュは、更年期障害の代表的な症状のひとつで、急に顔や上半身が熱くなり、汗が止まらなくなる状態を指します。
これは、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少によって、自律神経のバランスが崩れることが原因です 。
40代後半からは、骨がもろくなったり、血圧や血糖値が気になり始める年代です。
定期的な健診で早めに気づき、予防につなげましょう。⇒健診・がん検診についての詳細はこちら
特に骨粗しょう症は、痛みなどの自覚症状がないまま進行するため、
骨粗しょう症検診による早期発見がとても大切です。
家庭や職場での役割が重なり、心身の負担が増える時期。自分の時間を持つことも大切です。
短時間でも「自分だけの時間」を意識して確保することが、心のリフレッシュにつながります。
朝の散歩や、好きな音楽・読書など、無理なく続けられる習慣を見つけましょう。
健康日本21(第三次)では、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指し、誰一人取り残さない健康づくりを推進しています。女性の健康では、ライフステージごとに捉え、思春期・妊娠・出産・更年期などに伴う心身の変化に対応した支援が重要とされています。また、女性はホルモンバランスや社会的役割の変化により、女性は特有の健康課題を抱えやすく、性差を考慮した包括的な対策が求められています。
毎年3月1日から8日まで「女性の健康週間」と定められています。女性の健康に関する知識の向上や、女性の健康課題について社会的な関心と理解を深めることを目的とした一週間です。
女性は、思春期、成熟期、更年期、老年期と、そのホルモン状態やライフステージによって、心身の様々な変化があります。正しい知識をもち、身体からのサインを見逃さないようにすることがとても大切です。
女性の健康を包括的に支援するため、厚生労働科学研究費補助金により研究班が作成し、情報発信を行っているページです。
・女性の健康づくりについての情報サイト「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」