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ツキノワグマ情報

最終更新日:2025年12月4日

ページID:75908

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クマはふだん人を避けて生活していますが、音やにおいに敏感で、驚くと攻撃に転じることがあります。
特にツキノワグマは聴覚と嗅覚が発達しており、人の気配を感じると離れていきますが、不意に遭遇すると防衛本能で襲うおそれがあります。
また、夜間や早朝は行動が活発になり、食べ物を求めて人里へ出てくることがあります。
人身事故を防ぐために、本ページでは市内外の出没情報、被害予防策、目撃時の連絡先、クマの特徴などを掲載しています。本ページの内容をご確認の上、適切な対策をお願いします。

出没情報

  • 市内では、現在まで目撃などの通報により現地確認を行った結果、ツキノワグマの糞や足跡、爪痕などの有力な痕跡は発見されておらず、明らかな出没情報は確認されていません。
  • 一方で、県内および近隣市町ではクマの痕跡や目撃情報が確認されているため、十分にご注意ください。

近隣市町のクマの目撃情報

被害予防と対策

クマに遭遇しないために

山や森に入るときは音を出しましょう

山林や藪の中に入る際は、鈴・ラジオ・笛など、音が出るものを身につけましょう。
特に雨の日や川沿いでは、人のにおいや物音がクマに伝わりにくいため、大きめの音を出すことが効果的です。
また、山林近くの農地に行くときや夜間の外出時も、同様に注意してください。

夕方から朝方の外出は控えめに

クマは夕方から早朝にかけて人里に出没することがあります。
この時間帯は、柿や栗の木の周辺など、クマが好む場所には近づかないようにしましょう。

クマを寄せ付けないために

ごみを野外に置かないようにしましょう

生ごみはクマを引き寄せる最大の原因です。
屋外に置かず、しっかり密閉して屋内で保管しましょう。
田畑に残飯をまくことや、収穫しない野菜を放置することは避けてください。

食料は屋内に収納しましょう

クマは嗅覚が非常に鋭い動物です。
倉庫や庭など、クマが入り込む可能性がある場所に、食料を置かないでください。

柿や栗の木を放置しないようにしましょう

柿や栗などの実は早めに収穫し、不要な果樹は伐採も検討してください。
実を放置すると、クマを呼び寄せる原因になります。

こんなときに人身事故が起きます

クマは通常、人を避けて暮らす動物です。
しかし、突然出会った場合は驚いて攻撃に転じることがあり、鋭い爪や牙によって大けがや死亡事故につながるおそれがあります。

夕刻から早朝の時間帯

クマは、日の出や日没の前後に採食活動が活発になります。夜間は行動範囲が広がるため、人里に出てくることがあります。

食べ物に執着しているとき

クマは、一度見つけた食べ物に強い執着を示します。
そのため、食べ物に近づくと、威嚇や攻撃を受けるおそれがあります。

人とクマがばったり遭遇したとき

多くの場合、クマは人の音やにおいに気づくと自ら離れていきます。
しかし、雨の日や川沿いなど、音やにおいが伝わりにくい環境では、至近距離で突然出会う危険があります。
そのため、山や森では鈴やラジオなどで人の存在を知らせることが大切です。

もし出会ってしまったら

確実に安全を確保できる方法はありませんが、一般的に次のような行動が推奨されています。

クマがこちらに気づいていない場合

気づかれないように静かにその場を離れる。

クマがこちらに気づいている場合

走らず、背を向けず、クマを刺激しないように、ゆっくりと後退してその場を離れましょう。
大声を出したり、物を投げたりする行為はクマを刺激し、かえって危険です。

クマが攻撃してきた場合

ツキノワグマは、一撃を加えた後に逃げる場合が多いとされています。
攻撃を受けそうな場合は、両腕で顔や頭部を守り、うつ伏せの姿勢をとって身を守り、被害を最小限にしてください。

クマの目撃・痕跡を発見したときは「神戸市鳥獣相談ダイヤル」へご連絡ください

神戸市鳥獣相談ダイヤル
電話番号:078-333-4408
受付時間:8時00分~21時00分(年中無休)
年末年始(12月29日~1月3日)は9時00分~17時00分

ツキノワグマの特徴

  • 体重:オス60~150kg、メス40~80kg
  • 体長:110~130cm
  • 体高:50~60cm
  • 目:視力はあまり良くありません。
  • 耳:聴覚が優れており、よく聞こえます。
  • 鼻:嗅覚が犬のように鋭く、わずかなにおいも察知します。
  • 爪:鋭く、木登りが得意です。

ツキノワグマ2
提供:兵庫県森林動物研究センター

糞の特徴

  • こぶし大以上の大きさがあります。
  • 木の実や果実の種など、未消化物が含まれています。
  • 悪臭はほとんどなく、食べ物に近いにおいがします。

糞糞2
提供:兵庫県森林動物研究センター

足跡の特徴

  • 前足は丸く、後ろ足は細長い形をしています。
  • 指は5本あり、爪跡が明瞭に残ります。
  • 前後の足跡が近い位置に残ることも特徴です。

足跡足形
提供:兵庫県森林動物研究センター

その他の痕跡

爪痕

  • 木の実を食べる際に幹へ登った跡として、樹皮には5本指の太く鋭い爪痕が残ります。
  • 爪痕の幅は約5mm、爪幅(指の幅)は約2〜3cmです。
  • てのひらを滑らせながら幹を降りるため、長く伸びた爪痕が残ることがあります。

爪痕爪痕2
提供:兵庫県森林動物研究センター

クマ棚

  • 樹上で果実を採食するとき、枝をたぐり寄せるために枝が折れることがあります。
  • 折れた枝が鳥の巣のように積み重なった状態を「クマ棚」と呼びます。

熊棚熊棚2
提供:兵庫県森林動物研究センター

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お問い合わせ先

経済観光局農政計画課 

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