最終更新日:2026年2月3日
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市内10消防団からの活動報告を毎月掲示します。

中央消防団第2分団の村山です。入団して5年目になります。この3年ほどは仕事の都合で活動に参加できない時期もありましたが、その間にいくつかの地方の消防団の方々と関わる機会がありました。そこで強く感じたのは、地域の人々の暮らしの中に消防団が当たり前の存在として根付いていること、そして消防団を含めた地域のつながりがとても密であるということでした。
一方、都市部では地域のつながりが薄れていると言われることも少なくありません。しかし、消防団の活動を通して、都市部であっても地域のつながりが今なお確かに残っていることを実感しました。むしろ、顔を合わせる機会が減っている今だからこそ、消防団の存在がそのつながりを支えているのではないかと感じています。
私が消防団に入ったきっかけは、中学時代の友人に「一度見学に来いよ」と誘われたことでした。詰所に行くと、当時の野球部の先輩がおり、「入団するよな!」の一言に思わず頷いてしまいました。
詰所では、クリーニング店やバイク店の方など、職種や業界の異なる人たちと自然に出会い、地域のために一緒に活動しています。日頃は挨拶を交わす程度だった関係が、消防団を通じて一気に深まるのも、この活動ならではの魅力だと思います。
毎年参拝していた近くの氏神様でも、4年前からは警備をする側になりました。年が明けると子どもから高齢の方まで多くの地域の方が参拝に訪れます。その厳かで温かな風景は、新しい一年への願いとともに、同じ地域で暮らす者同士の緩やかな一体感を感じさせてくれます。
阪神・淡路大震災の際、普段は挨拶程度だったご近所さんと水を運び、助け合った記憶があります。復興とともに薄れていった共同体の感覚ですが、今もこうした風景の中に、確かに息づいているように感じます。
人と人とのつながりが希薄になりつつある今、消防団が担っているのは防災だけではありません。地域のつながりをつなぎ留め、次の世代へと手渡していくことも、私たちの大切な役割だと思っています。中央消防団第2分団の一員として、これからも地域に寄り添った活動を続けていきたいと思います。
神戸市中央消防団第2分団 団員 村山力