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先天性代謝異常等検査(新生児マススクリーニング検査)

最終更新日:2024年7月16日

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先天性代謝異常等検査は、フェニルケトン尿症などの先天性代謝異常や先天性甲状腺機能低下症などの内分泌疾患を早期に発見し、治療することを目的に、すべての赤ちゃんが受けられる検査です。
これらの病気は早期に発見し、早期に適切な治療を開始することで、障がいなどの発生を未然に防ぐことができます。

対象者

神戸市内の病院・産婦人科等で出生した全ての新生児のうち、保護者が検査を希望される方

対象20疾患及び検査方法

生後4日~6日に、足の裏などからごく微量の血液を採血用のろ紙に染み込ませます。
そのろ紙を、神戸市が委託する検査機関に送付して、検査を行います。
 
 

疾患名

検査方法

アミノ酸
代謝異常

 フェニルケトン尿症

タンデムマス法

 ホモシスチン尿症

 メープルシロップ尿症

 シトルリン血症1型

 アルギニノコハク酸尿症

有機酸
代謝異常

 メチルマロン酸血症

 プロピオン酸血症

 イソ吉草酸血症

 メチルクロトニルグリシン尿症

 ヒドロキシメチルグルタル酸血症(HMG血症)

 複合カルボキシラーゼ欠損症

 グルタル酸血症1型

脂肪酸
代謝異常

 カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼー1欠損症

 カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼー2欠損症

 極長鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(VLCAD欠損症)

 中鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(MCAD欠損症)

 三頭酵素/長鎖3ーヒドロキシアシルCoA脱水素酵素欠損症

内分泌
疾患

 先天性甲状腺機能低下症

エンザイムイムノ
アッセイ法

 先天性副腎過形成症

糖代謝異常症

 ガラクトース血症

ボイトラー法・

酵素法

検査費用

検査料は無料ですが、採血料3,500円は自己負担となります。
生活保護世帯・市民税非課税世帯の方は、採血料が公費負担となりますので、下記窓口までお問い合わせ下さい。

新生児拡大マススクリーニング検査に関する実証事業

令和6年3月より、検査対象疾患の拡充に向け、国の調査研究と連携・協力し、一部医療機関において重症複合免疫不全症(SCID)及び脊髄性筋萎縮症(SMA)の2疾患について、実証事業を開始しました。
対象者は、兵庫小児先進医療協議会に加入している医療機関で出生した新生児のうち、保護者が検査を希望される方です。
 

窓口

居住地の区保健福祉課

 

お問い合わせ先

こども家庭局家庭支援課