目的・概要
- これまでの広聴事業は、市民が市に提案し、市が提案者に対して回答することが基本となっていたことから、市民は他の人がどのような意見を提案しているのか分からず、世代等が異なる多様な意見に触れる機会がない状況でした。
- 本実証実験は、様々な人がオンライン上で意見交換、共有できるプラットフォームを設け、参加者が他の意見に触れることで、「私もそんなことを考えていた!」と共感し、また別の新たな意見が生まれる等、意見交換の活性化を期待するものです。
現在実施中・実施予定の実証実験
これまでに実施した実証実験
2023年度
2022年度
①2022年11月25日 キックオフワークショップ(対面)
オンラインプラットフォーム開設前に、ネットモニターや高校生計27名に参加いただき、「みんなが集まり、利用し、交流する公園」をテーマに、課題やアイデアについて意見交換を行いました。
②2022年11月25日~12月19日(オンライン)
テーマ:みんなが集まり、利用し、交流する公園
意見数:281件
身近にある公園の現状をふまえて、多世代の市民が利用する上で課題となっていることや、その課題解決のためのアイデアについて、広く意見交換を行いました。

③2023年1月19日~2月2日(オンライン)

テーマ:石屋川公園を舞台にした「みんなが集まり、利用し、交流する」公園づくり
意見数:665件
石屋川公園のある広場をフィールドに、予算や特徴を踏まえ具体的な方法について意見交換を行いました。
取り組みに繋がった事例の紹介
- 石屋川公園を舞台にした意見交換の中で、「竹を活用することができれば、放置竹林問題の解消にもつながるのでは」といった提案がありました。
- 提案を今後の取り組みに繋げるため、意見交換にも参加した兵庫県立御影高等学校と協議を行い、同校総合人文コースにて、放置竹林問題をテーマに学習を開始し、淡河地域での放置竹林見学などを行いました。
- 2023年10月25日(水曜)、御影高校の生徒の皆さんから、久元市長ほか市職員や淡河バンブープロジェクト代表へ向け、竹の活用に関する提案発表を行いました。
提案内容
- 市内の公園に竹のジャングルジムやベンチ、屋根を設置する
- 企業とタイアップし、竹の洗顔料やせっけん、ボディーソープを製造する
- 市内の学校に竹の紙や椅子、机を導入する
- 竹で作った除湿剤やカイロを製造し、市内に販売するだけでなく、姉妹都市に輸出する など
- 今後この提案発表をさらに具体化するため、淡河バンブープロジェクトと一緒に検討を進めていきます。