最終更新日:2025年10月7日
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消防職員として採用されると、全員が消防学校に6カ月間入校します。
消防学校では、消防職員として必要な基礎知識や消火・救助などの技術を習得し、災害現場で活動するために必要な体力や気力の向上を図ります。
消防学校に入校中の学生は「初任科生」と呼ばれます。
消防と聞くと体を動かす訓練のイメージがあると思いますが、法律・災害現場での動きや決まり事を教室で学ぶ時間があります。以下は一例です。
体を実際に動かして行う訓練です。以下は一例です。
7時00分 | 起床点呼、自主活動(トレーニング、清掃) |
---|---|
8時00分 | 朝食 |
8時45分 | 始業点呼 |
9時20分 | 午前始業 |
12時10分 | 昼食 |
13時10分 | 午後始業 |
17時05分 | 終業点呼 |
18時00分 | 夕食、自主活動(トレーニング、自習、入浴) |
22時15分 | 消灯点呼 |
23時00分 | 消灯 |
訓練礼式
消防活動訓練
消防学校での初任科教育研修を修了したあとは、原則、消防署のポンプ隊に配属されます。
その後、全員が消防学校の救急課程を受講し、救急隊員として乗務するために必要な知識や技術を学びます。
救急課程を修了したあとは、適性や希望に応じて各種業務に配属されます。
神戸市消防局では、業務に必要な資格の内部養成を行っています。
また、消防学校ではさまざまな専科研修を実施しており、初任科教育を修了して各所属に配属されたあとも、定期的に研修を受けてスキルアップを図ることができます。
神戸市単独で消防学校を設置しているため、受講できる職員数が多く、また地域事情に合わせた教育を実施することができるのが神戸市消防学校の特長です。
消防学校卒業➡消防署配置・ポンプ隊隊員➡【消防学校研修】救急課程➡【内部養成】大型自動車運転免許取得➡【内部資格】機械技能認定➡ポンプ車機関員➡【消防学校研修】はしご自動車課程➡はしご車機関員
消防学校卒業➡消防署配置・ポンプ隊隊員➡【消防学校研修】救急課程➡救急隊員➡【内部試験】救急救命士養成課程選考試験➡【外部研修】救急救命士養成課程➡【国家試験】救急救命士➡救急救命士
消防学校卒業➡消防署配置・ポンプ隊隊員➡【消防学校研修】救急課程➡【消防学校研修】救助課程➡特別救助隊隊員➡【消防学校研修】特別高度救助課程➡特別高度救助隊(スーパーイーグルこうべ)
消防学校卒業➡消防署配置・ポンプ隊隊員➡【消防学校研修】救急課程➡消防署査察係➡【消防学校研修】査察実務課程➡消防局予防部➡【外部試験】予防技術検定➡【資格】予防技術資格者
神戸市消防局には8つの階級があり、採用されるとまず消防士に任命されます。その後は、経験年数や勤務成績によって消防士長に昇任します。
消防司令補に昇任するには昇任試験を受験し、合格する必要があります。
以降は階級に応じて必要とされる職務遂行能力などを客観的に判定し任命されます。
階級 | 役職 | 災害対応部隊での役割 | 階級証 |
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消防士 | 担当 | 隊員 | ![]() |
消防士長 | ![]() |
||
消防司令補 | 小隊長 | ![]() |
|
消防司令 | 係長級 | 中隊長 | ![]() |
消防司令長 | 課長級 | 指揮隊長 | ![]() |
消防監 | 部長級 | 大隊長 | ![]() |
消防正監 | ー | ![]() |
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消防司監 | 局長級 | ![]() |