最終更新日:2025年12月15日
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消防学校での初任科教育研修を修了したあとは、原則、消防署の消防隊に配属されます。
その後は、職員の希望や適性、業務に応じ、様々な研修や取得できる資格が用意されています。
消防学校では様々な研修を実施しており、各分野のスキルアップを図ることができます。
国が定める救急隊員資格を取得するため、救急医学の基礎を学び、救急処置の技術を習得します。
神戸市では、初任科教育を終えた全ての職員が受講します。
この課程を修了すると、救急隊員として勤務することができるようになります。

救助活動に必要な知識や技術を習得します。
この課程を修了すると、救助隊員として勤務することができるようになります。

査察業務に必要な知識を習得し、スキルアップを図ります。

はしご車の構造や性能を熟知し、操作技術や活動技術の習得・向上を図ります。
この課程を修了すると、はしご車の操作認定が受けられます。

このほか神戸市消防学校で受講できる研修に、火災調査課程、特殊災害課程、特別高度救助課程、昇任時研修などがあります。
OJT研修
配属先の職場にて行う日常的な業務、訓練、出動後の振り返りを通じて、知識・技術の向上を図ります。
メンター制度
同じ職場以外の先輩職員が、新人職員の業務やメンタル面の悩みを聞き、サポートします。
直属の上司や先輩には話しにくい悩みや、自身のキャリアに関する相談ができます。
消防車や救急車、はしご車などの運転や操作の座学・実技研修
車種に応じた運転・操作研修受講後、認定を受けた職員が、認定区分に対応した車両の機関員(運転・操作担当者)になることができます。
各種WEB研修
神戸市職員として知っておくべき業務上の知識や、消火・救急技術の向上に関する研修など、多岐にわたります。受けたい研修を自分で選ぶこともできます。
消防大学校への派遣研修
各業務分野でより高度な知識・技術を得るため、消防大学校(東京)へ研修生を派遣しています。
民間の研修センターへの派遣研修
民間団体が行う専門的な研修へ研修生を派遣しています。
担当する業務上の必要性や職員の希望により、資格を取得することができます。
取得後担当できる業務:中型・大型車両の機関員(運転・操作担当者)

取得後担当できる業務:高度な救急救命処置を行う救急隊員・救急隊長

取得後担当できる業務:水難救助隊員など

火災予防業務でより高度な知識を有する、予防技術資格者

取得後担当できる業務:消防艇の船長・機関長

他にも業務に応じて取得できる資格があります。
消防には多様な業務があるため、職員の希望・適性により様々なキャリアプランが考えられます。
※キャリアプランはあくまで一例です。職員の意向や適性、昇任などにより、多様なキャリアが実現できます。
1年目:消防署へ配属(消防隊員)6カ月間の初任科教育課程を修了し、消防署の消防隊員として配属。同じ年に救急標準課程を修了 ![]() 2年目:救急隊の基礎を学ぶ(救急隊員)希望し、救急隊員に。隊長や先輩から救急活動を教えてもらいながら、知識・技術を向上させる 3年目:救急隊員としてステップアップ(救急隊員)救急業務への経験を深めながら、救急救命士になるための勉強、救急車の運転練習を始める ![]() 4年目:救急救命士の選考試験を受験(救急隊員)救急救命士養成課程へ入校するための選考試験(内部試験)※を受験し、合格 5年目:救急救命士養成課程へ入校、救急救命士に7か月間の救急救命士養成課程へ入校。専門的な医学知識と高度な救命処置の技術を学び、国家試験に合格。救急救命士に! ![]() |
1年目:消防署へ配属(消防隊員)6カ月間の初任科教育課程を修了し、消防署の消防隊員として配属。同じ年に救急標準課程を修了 ![]() 2年目:消防隊員として経験を積む(消防隊員)隊長や先輩の指導の下、消防隊員としての経験を積み、知識・技術を向上させる 3年目:救助課程を修了(消防隊員)希望し、救助課程受講。様々な救助技術を習得。無事修了し、救助隊員になる資格を取得 ![]() 4年目:救助隊員になるため技術研鑽(消防隊員)先輩の救助隊員の指導を受け、救助隊員になるべく技術・知識を深めていく 5年目:救助隊員に希望と努力が認められ、救助隊員に!![]() |
※予防技術資格者:火災予防に関して高度な知識と技術を持っていることを消防局に認定された職員のこと
1年目:消防署へ配属(消防隊員)6カ月間の初任科教育課程を修了し、消防署の消防隊員として配属。同じ年に救急標準課程を修了 ![]() 2年目:査察業務の基礎を学ぶ(査察係員)希望し、消防署の査察係員に。先輩や査察係長に教えてもらい、査察業務の基礎を学ぶ 3年目:予防技術検定に合格(査察係員)業務に役立つ、予防技術検定に合格。さらに知識と実務経験を深めていく ![]() 4年目:消防本部の査察課へ異動(本部の査察係員)消防本部の査察課へ人事異動。消防署とは異なる視点からも経験を積んでいく 5年目:予防技術資格者に高度な知識と実務経験が認められ、予防技術資格者に! ![]() |
神戸市消防局には8つの階級があり、採用されるとまず消防士に任命されます。その後は、経験年数や勤務成績によって消防士長に昇任します。
消防司令補に昇任するには、昇任試験に合格する必要があります。
以降は、職務遂行能力や勤務成績などに応じ、昇任していきます。
| 階級 | 役職 | 災害対応部隊での役割 | 階級証 |
|---|---|---|---|
| 消防士 | 担当 | 隊員 機関員 |
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| 消防士長 | ![]() |
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| 消防司令補 | 主任 | 小隊長 1つの部隊の指揮者 |
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| 消防司令 | 係長級 | 中隊長 複数部隊の指揮者 |
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| 消防司令長 | 課長級 | 指揮隊長 災害現場の全体的な指揮者 |
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| 消防監 | 部長級 (署長) |
大隊長 消防署単位での全災害の全体的な指揮者 |
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| 消防正監 | 部長級 (本部) |
副本部長 本部長の補佐・代行 |
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| 消防司監 | 局長級 | 本部長 神戸市消防局全体の災害活動方針を決定 |
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※神戸市消防局では、原則として1台の車両に乗り組む隊員を、1つの部隊(小隊)として編成しています。